カンタベリー協会 関西協会レフリー交流事業レポート

関西協会とカンタベリー協会とのレフリー交流事業のレポートを公開します。


参加者:須川 貴也レフリー(関西協会所属B級レフリー・愛媛県)

・2024/6/6(木) ~ 2024/6/16(日)
研修先 ・ニュージーランド クライストチャーチ

スケジュール概要

6/6(木)・PM 日本出発(愛媛県-成田空港発)
6/7(金)・PM クライストチャーチ到着(オークランド経由-クライストチャーチ着)
6/8(土)
・ メトロ地区 プレミアリザーブの Ref.を担当(NewBrighton RFC.×Christchurch Club)
・ 〃 プレミアの AR.を担当(NewBrighton RFC.×Sumner)
・試合後にアフターマッチファンクション
6/10(月)
・ Males 1stXV プレミアシップの Ref.を担当(St.Andrews×TBHS.)
・ メトロ地区のレフリーミーティングに参加
6/11(火)
・ ノースカンタベリー地区のレフリーミーティングに参加
6/12(水)
・ 高校生の Ref.を担当(Darfield High School×Graymouse High School)
6/13(木)
・ ノースカンタベリー地区のレフリーミーティングに参加
6/15(土)
・ Metro 地区 プレミアリザーブの Ref.を担当(Burnside RFC.×Lincoln University RFC.)
・ 〃 プレミアの AR.を担当(Burnside RFC.×SydenhamRC.)
6/16(日)
・ AM クライストチャーチ出発
・ PM 成田空港到着
(クライストチャーチ発-オークランド経由-成田空港着)

まとめ

・昨今、カテゴリーを問わず海外プレイヤーが増えてきており、英語を用いたコミュニケーションが必要になるが、当然ながら日本人プレイヤーは居ないため、英語力の必要性を肌で感じることができる機会になる。一方で、試合中は反則があれば笛を鳴らす、反則名を伝える、プレイヤーへの説明は単語を繋ぎ合わせて伝える、といったことを行うことにより、英語が上手く喋れなくてもレフリー側の思いは伝えることができることが体感できた。
・海外のレフリーがブリーフィングで伝える内容や伝え方は、よく耳にするが、実際に目の当たりして体感できる貴重な機会となる。また、レフリーミーティングに参加することで、より精緻な内容を聞くことができる。

○日本とNZとの違い
・NZのラグビーは、日本に比べてブレイクダウンの強度が高く、ボールの争奪に拘っている印象を持ちました。ボールを動かすスピードは日本の方が速く、特徴を感じることができました。また、何故反則を取られているかの確認を行うことにより、レフリーにアジャストしようと取り組んでいる印象も持ちました。日本では、各々のプレイヤーから直接レフリーに対して質問するシーンが時々あるが、レフリーに対する質問は必ずキャプテンから行われていました。このような本場NZのラグビーを体感することにより、日本との文化の違いを経験することができました。

○最後に
・今回の研修が実施できたことは、関西ラグビーフットボール協会の関係者の皆様、家族、職場のサポートがあってこと実現したものとなり、このような機会をいただき、非常に感謝しております。また、カンタベリー協会の方々も色々とサポートをしていただき、ありがとうございました。おかげさまで現地での活動に困ることなく有意義かつ安全に研修を行うことができました。
・今回の研修で得た経験を今後のレフリー活動を通じて関西ラグビーフットボール協会に還元できるように努力したいと思います。

参加者プロフィール

須川貴也レフリー:2023年度関西Aパネルレフリー・B級レフリー
年齢:32歳
出身:愛媛県
現役時代のポジション:SH
レフリーを始めたきっかけ:恩師への恩返し、所属協会レフリー委員長の勧め、愛媛国体の開催