第17回 関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会レポート

2024年6月29日(土)・30日(日)の2日間、小学生の健全育成並びにラグビーの普及・発展に寄与することを目的とし、あわせて小学生プレーヤーの交流を促しミニ・ラグビーに対する正しい理解と心身の発達に応じた技術の向上を図る目的として「第17回関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会」を開催。子どもたちの安全を最優先し、兵庫県淡路市「淡路佐野運動公園多目的広場・天然芝グラウンド」にて、各チーム1日参加に縮小し(1日目30チーム)・(2日目30チーム)のトータル60チーム開催することができました。関西協会管内2府11県からの参加選手は、1日目540人、2日目455人総勢995人(昨年は1,118人)と例年と同じく約1,000人の小学生プレーヤーが集まり熱戦を繰り広げてくれました。

今年も大会参加チームの女子選手による女子交流戦も開催。29日(土)は参加27名で9人制、30日(日)は参加18名で7人制と参加選手にあわせて試合を楽しめるように対応しました。当日のその場でチーム分けやポジションが発表され、アップに入るといった流れの中で、どのように選手同士がコミュニケーション等を取っていくことが出来るのかと見守っていたのですが、さすがにラグビーを愛する女子選手同士!すぐに打ち解け合い、和気あいあいと、でもしっかりと試合に挑めるようチームごとにサインを決めたり、声掛けをしたりと自発的に取り組んでおりました。

試合が始まると、最初の方こそ少し硬さを感じましたが、徐々に色々な攻撃にチャレンジしたり、積極的にディフェンスにいくなど、先ほどチーム分けをしたばかりとは思えない一体感をみせてくれました。選手たちは、とても良い表情で試合を楽しんでいることが伝わってきました。チームメイトや観戦者からの声援もたくさんいただき、試合は更に盛り上がりました。わずかな交流の時間でしたが、「中学生・高校生になったらチームメイトなるかもしれないね」と言うと「あるかも!!」と嬉しそうに笑いあったのが印象的でした。「実は最近ラグビーを始めたの。今日は凄く楽しかった」と教えてくれた選手もおり感激しました。今後は、更に女子選手が増えていき、たくさん交流できる機会を設けられればと思いました。

梅雨のさなかでの開催で、1日目は晴天でしたが大変蒸し熱い中での試合、2日目は前日の天気がうって変わり終日雨と風に悩まされた中での試合でした。このようなコンデションの中、大きな事故もなく盛大に開催でき、参加した選手たちは日頃の練習の成果を存分に発揮し、好プレイの連続で白熱した試合を繰り広げてくれました。安全を第一に考え、小学生選手たちに活動の場を提供して行くことが普及育成の役割だとあらためて認識いたしました。各チーム指導者の皆様には、選手の交流を促しミニ・ラグビーに対する正しい理解と、心身の発達に応じた技術の向上と規則を守る事を重視ししていただき、チャンピオンシップではない事をご理解いただき、今後もご指導をお願いいたします。

最後に、大会運営にご協力いただきました日本ラグビー協会、兵庫県ラグビー協会、兵庫県ラグビー協会医務委員会、関西ラグビー協会U12普及育成委員会の皆様、大会試合球をご提供いただきました(株)ゴールドウイン「カンタベリー」様には、感謝を申し上げるとともに、引続きのご支援をよろしくお願いいたします。

関西ラグビーフットボール協会 U12育成育成委員会


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