11月10日(日) 第5節 同志社大学 19-27 京都産業大学

2019ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第5節

同志社大学 対 京都産業大学

2019年11月10日(日) 14:00キックオフ
グラウンド:神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
入場者数:2818人
天候:晴れ/微風
レフリー:加藤真也(日本協会A)
アシスタントレフリー:下田紘朗(関西協会) / 竹内洸貴(関西協会) / 関根輝(関西協会)
ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:京都産業大学 14堀田礼恩
同志社大学 京都産業大学
19 FULL TIME 27
7 前半 13
12 後半 14
詳細
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マッチレポート

リーグ戦も中盤を迎え、春季トーナメントでの上位校同士の戦いとなった第5節・第2試合。
開幕から第4節まで4連勝で3大会ぶりの大学選手権出場を決めている同志社大学と開幕戦こそ落としたもののその後は連勝し3勝1敗と盛り返してきた京都産業大学との一戦。
どちらも優勝候補の天理大学戦を残しており、優勝に向けては落とせない戦いといえる。

風上の京産大のキックオフで始まった。大きく蹴り込み、同大陣内でしばらくゲームが進む。
まずは、ファーストスクラム、これは同大に軍配が上がった。
しかし、10分に、同大陣22M中央付近で同大がスクラムの反則の繰り返しでペナルティ。京産大、ここはPGを選択。CTB⑬城川斗武が慎重に決め先制する。(0-3)
21分にも、京産大は10分と同じような位置で得意のスクラムで圧力をかけ、同大のスクラムでの反則を誘う。これも⑬城川がPGを決め効率よく引き離す。(0-6)
ただ、手をこまねてはいないのが同大。27分、HL付近のラックから出たボールをFB⑮原田健司がラインブレーク、CTB⑫和田悠一郎が絶妙の間合いで走り込んで来る。このまま50Mを走り切ってゴールポスト下にトライ、⑮原田がゴールを決めてあっさり逆転する。(7-6)

続けてもう一つ欲しい同大だが、今度は京産大であった。
31分、同大は、また自陣22M付近でスクラムによる反則を犯してしまう。京産大、今度はラインアウトモールを選択した。

これが押し切れないと見るやボールをラックサイドに散らし、最後はHO②宮﨑達也が抜け出しトライ。⑬城川がゴールを決め逆転に成功、このまま時間が経過し前半が終わる。(7-13)

後半、最初にスコアしたのは同大だった。6分に京産大のお株を奪うモールを押し込みトライ。ゴールは惜しくも決まらず、逆転には届かない。(12-13)
ここも、直ぐに追加点が欲しい同大だったが、9分には京産大がSO⑩家村健太のキックパスをWTB⑭堀田礼恩がキャッチしトライ。11分にも⑭堀田が連続トライし(どちらもゴールも決まり)引き離す。(12-27)
まだまだ時間は十分にある。同大は先週リザーブ選手を入れ替えてからの後半の後半で逆転しており、それを狙っていたはず。同大は19分に⑫和田が非凡なところを見せ本日2本目のトライ(ゴールも決まる)。(19-27)

まだ逆転するための時間は十分残っている。だが、ここから京産大は練習量に裏打ちされたすさまじいディフェンスを見せる。
このまま後半の20分が過ぎ去り、本年も京産大へ軍配が上がった。

MOMには、本日2トライと勝利に貢献したWTB⑭堀田礼恩が選出された。

京都産業大学 大西健監督
力的には同志社の方が数段上だと思いますが、挑戦者という気持ちでやれたと思います。何とかこれで天理への挑戦権を得られたと思うので、頑張りたいと思います。今日は0か100かの戦いだということで臨みました。その通り期待に応えてくれた。最後は苦しかったですが、みんな前に前に出てよくデイフェンスをしてくれた。京産らしたが出たと思います。
同志社に対してはものすごいリスペクトを持っています。最後に勝たしていただいたことは本当によかったと思います。

京都産業大学 伊藤鐘平主将
先週の摂南大戦は京産としてはいいゲームではなかったので、今日は京産のプライドをかけて100%、120%出して頑張ろうと言ってきました。今週は同志社さんなので、100%出さないと勝てないと言ってきました。今日はできたと思います。ただ、デイフェンスの部分で簡単に抜かれることもあった。もっと精度を上げればいいゲームになると思うので、もっと頑張りたいと思います。

MOMインタビュー

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■撮影者:KRPU 渡辺隆夫