マッチレポート
2年連続の出場となった愛知学院大学と校名が変わったが22年ぶりの出場となった大阪公立大学の初戦は、絶好のコンディションの下、大阪公立大学のキックオフでゲームがスタート。
序盤のキックの攻防からの相手ボールラインアウトを奪った愛知学院大学は攻撃を重ねるが、大阪公立大学は堅守により地域の前進を阻む。
それでも愛知学院大学は、前半10分、ゴール前まで地域を進めるとラインアウトモールで前進、そのまま⑥中西朝飛が中央にトライ、5-0と先制する。
さらに愛知学院大学は、中盤でポゼションを維持しながらゲームの主導権を握る。
大阪公立大学は、キックでの前進を試みるも愛知学院大学は冷静に対処、中盤での攻防が続く。
スクラムを優勢に進める愛知学院大学は、前半23分、キックカウンターを仕掛けゴール前に前進、最後は③小林赳仁が抜け出し中央にトライ、10-0とリードを広げる。
チャンスを伺う大阪公立大学は、中盤のスクラムからペナルティーを得て相手陣に進み、ラインアウトからチャンスを伺うが小さなミスで得点に繋がらない。
対する愛知学院大学は、前半40分、自陣からボールを奪うと巧みにボールを繋ぎ、⑦石田康太が左中間にトライ、15-0の愛知学院大学リードで前半が終了した。
後半開始早々、大阪公立大学のミスでスクラムを得た愛知学院大学は、後半2分、優勢のスクラムを押し込み前進、⑧伊藤五希が右中間にトライ、コンバージョンも成功し、22-0と幸先の良いスターを切る。
悪い流れを断ちたい大阪公立大学は、後半3分、中盤からショートパントを再獲得すると攻撃を継続、⑮民谷緑風が走り切り左隅にトライ、5-22と追撃を開始する。
被トライでも冷静な愛知学院大学は、後半7分、攻撃を重ねると⑭瀬賀真斗が右隅にトライ、27-5と優位を保つ。
離されたくない大阪公立大学は、後半13分、50-22で相手陣に進みラインアウトモールで前進、最後は⑦藤元嵩史が右隅にトライ、コンバージョンも成功し、12-27と追走する。
対する愛知学院大学は、後半27分、ラインアウトから攻撃を重ね⑬陣野瑛杜がトライ、コンバージョンも成功し、34-12と優位を保つ。
意地を見せたい大阪公立大学は終了間際の後半39分のペナルティーを得ると速攻を仕掛け⑫竹俣嘉人が左隅にトライ、17-34とする。
このままノーサイド、終始主導権を握った愛知学院大学が2回戦へコマを進めた。
(文責 品野いっせい)