マッチレポート
昨年惜しくも準優勝と涙を飲んだ東京学芸大学と2年ぶりの出場となる札幌大学は、やや日差しを失った曇り空の下、札幌大学のキックオフでゲームが開始。
ペナルティーを得て地域を進める札幌大学は、再度ペナルティーを得るとゴール前まで地域を進める。
すると前半6分、ラインアウトから前進するとFWがサイド攻撃を重ね、最後は③三本菅一冴が右中間に押し込みトライ、コンバージョンも成功し7-0と先制する。
対する東京学芸大学は、正確な攻撃でゴール前まで地域を進めるも、札幌大学がボール奪取のチャンスを見極め堅守で応じる。
それでも東京学芸大学は、前半11分、中盤から⑫木村粋雅が巧みに抜け出し中央にトライ、コンバージョンも成功し7-7、振り出しに戻る。
さらに東京学芸大学は、前半13分、ボールを動かし⑤吉成悠斗が右中間にトライ、12-7とする。
接点で圧力をかける東京学芸大学は、前半18分、中盤でペナルティーを得るとショットを選択、惜しくもHポールには入らない。
それでも東京学芸大学は、前半24分、中盤からBKが巧みにボールを繋ぎ⑮岡田喬一が左隅トライ,コンバージョンも成功し19-7とリードを広げる。
対する札幌大学は相手陣中盤でペナルティーを得るとスクラムを選択、得点の機会を伺うが東京学芸大学は激しい接点でターンオーバー、中盤に後退する。
地力に勝る東京学芸大学は、前半37分、勢いのある攻撃でテンポ良く前進、最後は⑨北澤陽斗が抜け出し中央にトライ、コンバージョンも成功し26-7とする。
このまま前半を終わらせたくない札幌大学は、前半41分、相手ゴール前ラインアウトからFWが攻撃を重ね、⑦岡本航太が押し込みトライ、コンバージョンも成功し14-26で前半が終了した。
後半は、東京学芸大学が主導権を握りスタートする。
東京学芸大学はペナルティーを得てゴール前へ地域を進め、ラインアウトから攻撃を重ねるが札幌大学は堅守で対抗、地域を押し戻す。
対する札幌大学は、後半8分、相手ゴール前まで地域を進め、ペナルティーを獲得すると速攻を仕掛け、③三本菅一冴が左隅に押し込みトライ、コンバージョンも成功し21-26と並走する。
中盤の攻防に戻るが、東京学芸大学は一貫して接点で圧力をかけ続ける。それでも札幌大学は、相手陣ゴール前へ地域を進める。
札幌大学の力強い攻撃に対し、東京学芸大学はここでも接点で優勢を保ち地域を押し戻す。
その後は双方細かなミスでゲームは膠着する。
均衡を破ったのは東京学芸大学。
後半27分、ラインアウトから巧みなサインプレーで防御を崩すと⑫木村粋雅が右隅にトライ、コンバージョンも成功し33-21と再度引き離す。
その後も東京学芸大学は、後半32分⑫木村粋雅、後半38分⑭竹内大翔PG成功を挟んで、⑫木村粋雅がトライ(コンバージョン成功)と得点を重ね、48-21と勝利した。
(文責 品野いっせい)