1月6日(土) 追手門学院大学 vs 西南学院大学  全国地区対抗大学大会 決勝

メンバー表 マッチレポート フォトギャラリー

第74回全国地区対抗大学大会 決勝
2024年01月06日 13:00 K.O.
入場者数:250人 天候:晴れ/無風
レフリー:飯田真治(関西協会)
アシスタントレフリー:田舎片一司(関西協会) / 浅田幸臣(関西協会) / 鈴木裕治
追手門学院大学 西南学院大学
34 FULL TIME 31
10 前半 21
24 後半 10
詳細(日本協会公式)

マッチレポート

決勝戦は、穏やかな曇り空、絶好のコンディションで、近畿代表 追手門学院大学(2年ぶり2回目)と九州代表 西南学院大学(14年ぶり13回目)の決勝戦となった。

西南学院大のキックオフでゲームがスタート。奥に蹴り込まれたボールを追手門学院大学は冷静に処理、相手陣に地域を進める。対する西南学院大学も前身を許さず中盤の攻防となる。

前半3分、追手門学院大学はラインアウトを獲得するとアングルを変えてキック、ボールのバウンドは追手門学院大学に微笑み、⑧友松昂太郎が拾うとそのまま左隅にトライ、5-0と先制する。

対する西南学院大学は直後の前半6分、中盤ラインアウトの攻撃から⑬小谷佑がブレイク、⑮東渉太郎、⑭梅嵜正永と渡り右隅にトライ、コンバージョンも⑩川上隆輔が決めて7-5と逆転する。

勢いをつけたい西南学院大学であるが、追手門学院大学は厳しい防御で圧力をかけミスを誘う。スクラムでは追手門学院大学が優位に立ち、ペナルティーを得る。ラインアウトでも前進する追手門学院大学に対し、西南学院大学は我慢の防御、相手のミスを誘い地域を押し返す。その後、追手門学院大学は中盤を支配し得点の機会を窺う。

対する西南学院大学は⑩川上隆輔のロングキックを駆使し、⑦伊藤大進がチャージダウン、相手陣22mに地域を進める。
前半23分、西南学院大学は左スクラムから攻撃を展開、最後は⑬小谷佑が抜け出し中央にトライ、コンバージョンも⑩川上隆輔が決めて14-5とリードを広げる。

相手陣に地域を進めたい追手門学院大学は、中盤から⑬濱田昂祐がブレイク、チャンスを迎えるが、西南学院大学がブレイクダウンで競り勝ち地域を押し戻す。均衡を破りたい追手門学院大学はスクラムで圧倒、相手陣で攻撃を継続する。
前半38分、ペナルティーを得るとラインアウトに切り替えモールで前進、最後は⑫岡田健吾が抜け出し左中間にトライ、10-14と追撃する。

良いイメージで前半を終わりたい西南学院大学は、前半41分、中盤ラインアウトから攻撃を重ねると⑮東渉太郎がブレイク、最後は⑭梅嵜正永が右隅に飛び込みトライ、⑩川上隆輔が難しい角度のコンバージョンを沈めて21-10、このまま前半が終了した。

後半も追手門学院大学が、良いスタートを見せる。西南学院大学のハイタックルで22m内のラインアウト、追手門学院大学は、モールで前進して攻撃を重ねるが西南学院大学は堅守で対抗、地域を押し戻す。それでも追手門学院大学が中盤を支配、再び22m内に地域を進めてラインアウトを獲得、チャンスが続く。
負傷がありスクラムから再開という好機を得た追手門学院大学は、後半11分、そのスクラムから⑧友松昂太郎が抜け出し右隅にトライ、15-21とその差を詰める。

勢いのついた追手門学院大学は、選手を入れ替えながらチャンスを伺う。対する西南学院大学は、巧みなスクラムワークでピンチを凌ぐ。それでも追手門学院大学は、優位を維持するスクラムでチャンスを得る。
後半18分、スクラムからアドバンテージを得ながら攻撃、⑫岡田健吾がクリーンブレイク、そのまま中央にトライ、コンバージョンも⑩永川大雅が決めて22-21、再びリードを奪う。

対する西南学院大学は、中盤から抜け出したかに見えたがオブストラクション、流れを追手門学院大学が離さない。

後半24分、追手門学院大学は、ラインアウトからの攻撃で㉑城田優輝が中央にトライ、コンバージョンも⑩永川大雅が決めて29-21、その差を広げる。

悪い流れを断ち切りたい西南学院大学は、後半27分、ペナルティーを得るとクィックリスタート、最後は⑪坂本晃太郎が左隅にトライ、26-29と追走する。

その後、中盤を支配する西南学院大学であるが、追手門学院大学は堅守を維持し前進を許さない。追手門学院大学は、中盤の50-22キックで地域を進める。
後半37分、ラインアウトを得ると攻撃を継続、一旦、西南学院大学に渡ったボールを再獲得、⑪植田海陸が抑えトライ、34-26とリードを広げる。

それでも、後半41分、西南学院大学は⑰川野倫太郎が中央を大きくブレイク、最後は⑬小谷佑が左隅にトライ、31-34と諦めない。

最後のチャンスに賭けた西南学院大学だが追手門学院大学が冷静に防御、最後はボールを奪い返しそのままノーサイド、終始スクラムで優位に立った追手門学院大学が、34-31のスコアで2年ぶり2回目の優勝を遂げた。

(文責 品野いっせい)


フォトギャラリー

■清水良枝
写真の使用を希望される場合は下記のフォームより申請をお願いいたします。
※ただし、日本代表戦の写真の場合はすべて対象外となり、ご使用いただけません。
写真使用申請フォーム

過去の試合情報一覧はこちら