7月1日(土) 関西大学vs摂南大学 関西大学春季トーナメント


2023年07月01日 12:00 K.O.
入場者数:500人 天候:くもり時々雨/無風
レフリー:稲西 輝紀(関西協会)
アシスタントレフリー:椿原 歩(関西協会) / 木村 正彦(関西協会) / 有田 信一(関西協会)
関西大学 摂南大学
38 FULL TIME 21
12 前半 14
26 後半 7
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LIVE配信


メンバー表

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関西大学
監督佐藤 貴志
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR宮内 慶大3176107つくしヤングラガーズ→東福岡
HO垣本 大斗417092枚岡中→石見智翠館
3PR平尾 啓太2176105英田中→大阪桐蔭
4LO中薗 拓海418098茨田北中→関大北陽
5LO篠田 昂征318383城東
6FL中川 一星118293かしいヤングラガーズ→東福岡
7FL谷口 永輝217387大池中→関大北陽
8NO.8雨谷 陸椰418095高槻RS→常翔学園
9SH溝渕 元気416975蹉跎中→大産大附属
10SO池澤 佑尽417985兵庫県RS→東福岡
11WTB正田 青海117581鯉城RS→尾道
12CTB石川 海翔317485大桐中→大産大附属
13CTB吉良 陸人117486かしいヤングラガーズ→東福岡
14WTB湫 叶太416768東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
15FB立石 和馬317585つくしヤングラガーズ→東福岡
16Re.山本 真士2178105滋賀学園中→石見智翠館
17Re.中岡 大暉316899文の里中→石見智翠館
18Re.杉原 絃太4180100英田中→大産大附属
19Re.中村 将人118595楠葉中→京都成章
20Re.森 大起417782勧修中→光泉
21Re.末井 健将416771川西RS→報徳学園
22Re.崎田 士人218290茨木RS→石見智翠館
23Re.遠藤 亮真217585春日リトルラガーズ→東福岡
24Re.杉山 大征417682ノーサイドJr.RFC→八尾
25Re.堀内 慧人416375北神戸RS→尾道
摂南大学
監督瀬川 智広
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR梁 起繁3177105東大阪朝鮮中→大阪朝鮮
2HO中村 太遥316993光明中→創志学園
3PR原渕 修人4177108原山台中→摂津
LO森山 迅都4182103藤森中→京都工学院
5LOヴェティ・トゥポウ4189114Nausori District School→レリアン・メモリアル
6FL河野 秀太郎318089吹田RS→報徳学園
7FL角谷 宏大317691菫中→常翔学園
8NO.8ヴィリアミ・サポイ318298Mount Roskill Districts Rugby Club→開志国際
9SH三田村 裕城417177蹉跎中→石見智翠館
10SO大津 直人316576常翔啓光学園中→常翔啓光学園
11WTBマイケルズ・カストン216674アウテニクワスクール
12CTB嶋本 大賀317583茨田中→大阪産業大学附属
13CTB宮崎 雄輔317078伊丹RS→報徳学園
14WTB木田 匡也317578枚方第三中→常翔啓光学園
15FB前薗 斗真417286東住吉中→東海大大阪仰星
16Re.徳重 怜4175104瑞光中→滋賀学園
17Re.栗原 将之2171115西宮ジュニアラグビークラブ→報徳学園
18Re.呉 侑駿2178108関西大学第一→大阪朝鮮
19Re.神野 康生118694田島中→大阪桐蔭
20Re.追田 凜太郎4182100寝屋川RS→枚方
21Re.松下 宇宙317071英田中→日本航空石川
22Re.川上 凌空117578長吉西中→京都成章
23Re.ナレヴィア・ジョシュア217577Andrews Primary school→ウエストパックランドハイスクール
24Re.小畑 美嵐318086摂津第四中→淀川工科
25Re.三羽 了117086伊丹RS→報徳学園

マッチレポート

春のシーズンを締めくくる2023関西大学春季トーナメントも天理親里競技場での順位決定戦4試合を残すのみとなった。
第1試合は7,8位決定戦、関西大学(関大)と摂南大学(摂南)の対戦。予報に反して曇り空ではあったが湿度が高く非常に蒸し暑いコンディションの中、12時、摂南10番SO大津直人のKOで試合開始。入りの10分間は両チームとも相手陣深くまで入ることなく、攻め手を探るような展開。試合が動いたのは10分を過ぎたところであった。関大は摂南のペナルティから左GL10mのラインアウトを選択し自信のあるラインアウトモールで摂南GLに迫る。2回目のラインアウトモールはGL直前で崩れたが、そのサイドをFWで突いていき、1番PR宮内慶大が左中間にトライ。10番SO池澤佑尽のGも決まり7-0と先制した。(11分)リスタート後は摂南が終始関大陣内で試合を進めたが、最後の詰めが甘く同点に追いついたのは26分であった。中央GL5mのスクラムから8番No8ヴィリアミ・サポイが右サイドを突いてそのままトライ、10番大津がGを決め7-7の同点に追いついた。その後も摂南が関大陣内で試合を進めていき、関大GLに迫るとFWでラックサイドを突き3番原渕修人が右ポスト付近にトライし逆転する。(32分、10番G成功、7-14)しかし関大は、摂南のダイレクトタッチやペナルティから左GL5mのラインアウトを再び選択。1本目とまったく同じ形で再び1番宮内が左中間にトライ(35分)、Gは不成功だったが、12-14とほぼ振り出しに戻して前半を終了。

後半、関大10番池澤のキックで試合再開。最初に得点したのは関大だった。6分、摂南のミスからGLに迫り、右中間GL5mのスクラム、9番SH溝渕元気がスクラム右サイドを突いてそのままトライ、池澤のGも決まり19-14と逆転。リスタート後はまたもや摂南が関大陣内でフェーズを繰り返すが、関大はペナルティを犯しながらも粘り強くディフェンス、最後はペナルティをもぎ取り摂南陣内へ入る。右22mL付近のラインアウトから関大はまたもやモールを組む。今回は摂南が押し戻すが、モール最後尾でギャップをよく見ていた関大2番HOキャプテン垣本大斗が右サイドを抜け出して右隅GLまで迫り、GL直前でパスを受けた14番WTB湫叶太が右中間まで回り込んでトライ、Gも成功し26-14と突き放した。(15分) 摂南は右HL付近のスクラムからまたもや8番サポイがサイドを抜け出しパントも交えてGLまで迫る場面から、右隅GL5mで優位に立つスクラムで攻撃を仕掛けて行く。関大のペナルティもあり5回目のスクラム。今度は9番SH三田村裕城から12番CTB嶋本大賀にパスアウト。嶋本がタックルをものともせずに走り切り右ポスト下にトライ、10番大津のGも決まり26-21の1トライ差に迫った。(29分)続く33分、追加点を挙げるとかなり優位に立てる関大は、摂南陣左中間10mL付近のペナルティではタッチではなくPGを選択するも不成功に終わる。しかし関大はアタックを継続し38分、再び左中間22mL付近でペナルティを得る。今度は左タッチを選択、そのラインアウトモールからFWでサイドアタックを繰り返し、この試合3度目のFWでのトライ(18番、杉原絃太)を左ポスト付近に挙げて、33-21と再び12点差に突き放し試合の趨勢を決めた。(10番G成功)ロスタイム45分には、同じ形で再び18番杉原がトライ(G不成功)して、試合終了。38-21で関大が勝利、関大が7位、摂南が8位と決まった。

関大は6トライ中5トライをG前ラインアウトモールから挙げた。伝統の前に出るディフェンスとともに秋に向けて大きな武器にさらに磨きを掛けてほしい。摂南はボールを保持する時間は関大を上回っていただけに、自らのミスでチャンスを潰していたのは非常にもったいない。フィジカル等個人の能力は高いので、秋にはまた違った姿をみせてくれるであろう。

会見レポート

摂南大学
瀬川智広監督
何もありません、ひどい試合でした、それだけです、またやり直します。

森山迅都キャプテン
言葉が出ないです。

・ここまでの準備も含めて何が問題だったのか?
瀬川監督
今日の結果がすべてではないでしょうか、もう一回出直すしかないです。
今年に入ってから伸び代があまりなかったので、今日は試合をする前から結果をある程度予想はしていました、秋が本番ですので、春に学んだことをいいこととしてやっていきたいです。

森山キャプテン
昨シーズンの貯金でここまでこれただけで、1試合ごとに積み重ねていくものがあるはずなのに、それが全くなかったです。

・関西セブンズでの優勝で勢いをつけることはできたのか?
瀬川監督
全くないですね、むしろマイナスだったんではないかなと思います、しかし今の立ち位置を知ることが出来たのでそれは良かったと思います。

関西大学
佐藤貴志監督
昨年の森前監督、園田ヘッドコーチのやってこられたところをベースに、ブレイクダウンでのファイト、強いセットプレーなどやってきたことが出せることが出来たので、そういった意味では大事な試合だったと思います。

垣本大斗キャプテン
佐藤監督の言われた、強いブレイクダウン、セットプレーということでやってきて、シーズン前半はスクラムで大敗したりと結果が出なくて、悩んだ時期もありましたがチームでやり切ろうというマインドで取り組んできて、今日やっと勝てたので本当によかったと思っています。

・これまで同志社大学、立命館大学の指導者として対戦相手の関西大学を見てきたと思うが、そのあたりの考えは?
佐藤監督
どういった選手がいて、今のラグビーのトレンドを押さえながら関西大学の強みを作っていくということが必要だと思っていました、また大学ラグビーの重要なところはマネジメントだと思っていまして、規律だとか、4回生がしっかり引っ張っていくとか、そういう要素を取り入れて強くしていきたいと思い就任しました。

・スクラムでの攻防について?
垣本キャプテン
レフリーからセンターラインを超えているとか、落ちているという指摘があったが、そこで自分たちがやってきたスクラムを組んでいこうとフロントのところで話し合って修正していきました、まだまだだとは思いますが昨年より真剣に取り組んでいって強くなっていると思います、大学選手権出場という目標に向かって努力していきます。


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■KRPU 梶間智
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