マッチレポート
第一試合に引き続き穏やかな天候の下、東北大学のキックオフでゲームが始まった。
前回と大きくメンバーを入れ替えた大阪体育大学は、自陣から左右に大きく展開、東北大学のディフェンスの的を絞らせない。
開始5分、大阪体育大学は、右サイドのラックから展開されたボールを⑮生駒が受け、左中間にトライ。⑩越智がコンバージョンも成功し、0−7となる。
東北大学は、相手の連続攻撃に陣地を奪われるも、粘り強く体を当て続け、ノットリリースの反則を誘う。
さらに1回戦のラインアウトのミスを修正した東北大学は、ラインアウトから連続展開し、相手陣地に攻め入る。
しかし、大阪体育大学の激しいディフェンスに相手陣22m内まで攻め入れない。
前半21分、大阪体育大学は、相手のオフサイドの反則から、ペナルティーキックで相手陣22m内ラインアウトを得る。
確実にキャッチした後モールを押し込み、崩れてラックになるもパスアウトされたボールを⑫田口が左中間に持ち込みトライ、0−12とする。
さらに前半27分、大阪体育大学は、中盤からの連続攻撃の末、右サイドに大きく展開し、最後は⑧村上が左隅にトライ、0−17とリードを拡げる。
前半34分、大阪体育大学は、中盤のラインアウトから展開。⑭黒木が相手ディフェンスを振り切り、中央にトライ、⑩越智がコンバージョンを成功し、0−24とする。
その後、東北大学は、相手ペナルティー後のタッチキックでゴール前のラインアウトの機会を得る。しかし、ラインアウトで息が合わず、大きく投げ込まれたボールは、大阪体育大学②河野がキャッチ。チャンスを逃す。
前半終了間際、東北大学は相手ゴール前でフォアードが連続サイド攻撃。
ここも、大阪体育大学は激しくボールに絡みつき、モールアンプレイアブルで相手の攻撃を断ち切り、前半終了。
後半も開始早々、大阪体育大学はキックカウンターから相手陣22m付近でラックを形成。
そこから展開されたボールを⑩越智が左中間に持ち込みトライ、コンバージョンも⑩越智が蹴り成功、0−31とした。
大阪体育大学の攻撃のテンポが上がり、東北大学はたまらずラインオフサイドを重ねてしまう。
大阪体育大学は、相手陣22m内中央スクラムから⑧→⑨→⑮とつなぎ、ゴール前に迫るが、東北大学の激しいタックルにノックオン。
後半11分、大阪体育大学は、相手ペナルティーからクイックスタート。パスをつなぎ、最後は⑪坂谷が左隅にトライ。⑩越智のコンバージョンは成功し、0−38とする。
東北大学は、自陣ゴール前のピンチのスクラム。相手ボールをタイミングよくフッキングしターンオーバー。ピンチを脱出した。
大阪体育大学が、相手ボールを奪い再三攻撃するも、東北大学は複数でタックルを重ね、激しい攻防が展開される。
後半33分、大阪体育大学は左サイドから順目に素早く展開し、最後は⑫田口が左隅にトライ、⑩越智のコンバージョンが成功し、0−45とする。
さらに後半38分、大阪体育大学は、相手の激しいタックルを受けながらもフェイズを重ね、㉑中村からボールを受けた④大村が20mを走り切り、右中間にトライ。⑩越智のコンバージョンも決まり、0−52とする。
ワントライを取りたい東北大学は敵陣に入りラインアウトの好機。ラックサイドを攻め続けバックスに展開も、ノットリリースで機会を活かしきれず、ノーサイド。
試合は、0−52で大阪体育大学が勝利した。
(文責 安田順也)
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KRPU 清水良枝