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トップリーグ 第13節
豊田自動織機 VS. リコー
2016年12月24日(土) 11:30キックオフ グラウンド:パロマ瑞穂ラグビー場 | ||||
豊田自動織機 | リコー | |||
14 | FULL TIME | 41 | ||
7 | 前半 | 22 | ||
7 | 後半 | 19 | ||
詳細 (TL公式) |
マッチレポート
穏やかな、12月とは思えない気候の中、シャトルズのキックオフでゲームがスタート。
中盤でのハンドリングエラーからチャンスを得たブラックラムズは前半2分、PKを獲得。タッチに出し、マイボールラインアウトを確実にキープしモールで強烈に前進。右中間にトライ、0-5と先制する。
対するシャトルズは、中盤より⑩サム・グリーンからの展開。キックで前進したいが、ブラックラムズの好守で相手陣深く入れない。
それでも前半10分、ペナルティーを得ると相手陣に22mに地域を進める。ラインアウトモールから連続攻撃を続けるも、ここもブラックラムズの堅守でゴール前には進めない。
しかしゲームを優位に進めるシャトルズは前半18分、22m中央からのスクラムから右展開、⑩サム・グリーンからのパスを絶妙のスピードで走り込んだ⑫松本がそのまま右中間にトライ、コンバージョンも成功し、7-5と逆転に成功する。勢いに乗りたいシャトルズであったが、リスタートでペナルティー。ブラックラムズ⑮高平がPGを成功させ、7-8とすかさず逆転する。
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その後は再び中盤での攻防となるが、お互いペナルティーでプレーが切れてリズムが作れない。スクラムで優位に立ち出したブラックラムズはFWの連族攻撃で前進、前半29分、⑨山本のライン裏へのキックに⑩コリン・ボークが反応、右中間インゴールでボールを抑えトライ、コンバージョンも成功し7-15と引き離す。
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勢いに乗るブラックラムズは中盤を支配。前半36分、相手陣ゴール前ラインアウトモールからBKプレーヤーも入り前進。最後は②森がシャトルズのディフェンスをこじ開け、右中間にトライ。コンバージョンも成功し、7-22とリードを広げる。
一方、点差を縮めたいシャトルズは前半39分、PGを狙うも不成功、そのまま前半が終了した。
後半、2名を入れ替えてシャトルズはスタートするも、ブラックラムズにビックゲインを許しピンチを迎える。
なんとか中盤まで地域を戻すと、FWが奮闘してボールを奪取。地域を相手陣ゴール前まで進める。
後半8分、ラインアウトから左に展開し、中央までボールを動かす、最後は⑦竹内が右中間にトライ、コンバージョンも成功し14-22と追いすがる。
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ブラックラムズはスクラムで圧力をかける。相手ゴール前でルースボールを奪うと、ゴール直前までフェーズを重ね前進。しかし、シャトルズのディフェンスが光り、ブラックラムズがハンドリングエラー。地域を戻す。
ブラックラムズは再びスクラムで圧力をかけ、後半22分㉒アマナキ・ロトアヘアがゴール中央に抜け出しトライ。コンバージョンも成功し14-29とリードを広げる。
一方シャトルは、リスタートからゴール前に地域を進める。FWの連続攻撃から左展開、トライかと思われたがスローフォワードでトライならす。チャンスを失う。
我慢するブラックラムズは自陣から、BKが大きくラインブレイク。相手陣ゴール前へ地域を進める。後半33分、スクラムから圧力をかけて左展開、最後は⑥柳川が右中間にトライ、14-34と勝負を決定づける。
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さらに終了間際、ブラックラムズは⑫濱野のトライ、コンバージョン成功、14-41でノーサイド。ブラックラムズが6トライ、勝ち点5と快勝した。
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記者会見ダイジェスト
豊田自動織機シャトルズ
丹生監督
相手チームの強いセットプレーやフィジカルに流れを持っていかれた。練習の結果は出ていたのでポジティブに捉えて次につなげていく。
吉田キャプテン
後半が特にいけなかった。次の試合までの一週間でしっかりと調整していきたい。
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–想定していた試合と実戦での違いはなに?
丹生監督
相手の強みも弱みもわかっていた。自分たちがどのようなチームかもわかっていたので特に差は感じなかった。自分たちの強みであるディフェンスがうまく機能しなかった。
–リコーの前に出てくるディフェンスの際、キックがなかったがなぜ?
丹生監督
相手のプレッシャーが強くて余裕がなかった。
リコーブラックラムズ
神鳥監督
一つでも順位を上げてシーズンを終えたかった。セットプレーで相手を制圧できたのはよかったが、反省点はあるので修正していきたい。
武者キャプテン
セットプレーがよかったのでこのまま継続していきたい。課題としては細かいミスが多いこと。
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–ラインアウトモールがよかったことは何か変化があってのことですか?
武者キャプテン
特に変化はないが、8人がまとまりモールを押す方向を意思統一したこと。
–次戦への抱負は
神鳥監督
順位を一つでも上げるために、とにかく勝って試合内容にこだわっていきたい。
(文責 早坂一成 那須潤之介 榎田哲也)