2018関西大学ラグビーA-Bリーグ入替戦
大阪体育大学 対 龍谷大学
2018年12月9日(日) 14:00キックオフ グラウンド:宝が池公園球技場 入場者数:2,361人 天候:くもり |
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レフリー:北村浩士(日本協会) アシスタントレフリー:船岡克広(関西協会) / 岡本竜弥(関西協会) / 小島光明(関西協会) |
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大阪体育大学 | 龍谷大学 | |||
39 | FULL TIME | 10 | ||
19 | 前半 | 5 | ||
20 | 後半 | 5 | ||
詳細 (PDF) |
マッチレポート
本格的な寒さが到来した京都宝が池公園球技場、関西大学リーグABリーグ入替戦第2試合は、Aリーグ1勝6敗で7位の大阪体育大学とBリーグ7勝2敗で2位となった龍谷大学の対戦となった。14時、風下の大体大FB15番中山敦喜のKOで試合は開始された。
最初に得点したのは大体大。前半4分、ペナルティで得た左5mのラインアウトからモールを形成、一旦は崩れるも、ボールをキープしながら最後は左PR1番中島悠太が左中間にパワーでねじ込みトライ。(FB15番中山 G成功)7-0
13分にも、同じような左5mラインアウトから密集を繰り返し右サイドに移動、最後はSO10番キャプテン高未来からの左へのキックパスを受けた左WTB11番田中晴哉が左中間にトライし、点差を広げた。(G失敗)12-0
15分を過ぎてようやく敵陣に入った龍谷は、20分、中央ゴール前5mスクラムからNo.8 8番岡田健正がサイドアタック、できたポイントからSH9番松本拓実からの飛ばしパスを受けた右WTB14番小川伊瑛馬が右隅に飛び込み、点差を詰めた。(SO10番安多優弥 G失敗)12-5
しかし、大体大は24分に突き放す。前の2トライと同様に龍谷の反則で得たペナルティから今度は右5m付近のラインアウトを選択し、得意とするモールで前進し右FL7番吉田海がインゴールに抑えた。(15番G成功)19-5
前半は、自陣でのペナルティが多くかなか敵陣に入れなかった龍谷に対し、風下の大体大であったが、ラインアウトからのモールプッシュという最も得意とする攻撃で3トライときっちりと結果を残した格好となった。(前半 19-5)
後半、大体大が最初にペースをつかむも、これ以上離されるわけにはいかない龍谷が意地を見せ、20分までは一進一退の攻防が続いたが、20分、大体大のホットラインが威力を見せつけた。龍谷陣中央10mL付近のスクラム、その後のラックから、SO10番高がまたもや左WTB11番田中にキックパス。これが見事に通り、中央まで回り込んでトライ、貴重な追加点を奪った。(15番G成功)26-5 大体大は28分にこの日初めてのペナルティショットをFB15番中山が決めてさらに突き放す。29-5
20分を過ぎるあたりから、龍谷の密集からのサイドアタックが、大体大FWのパワーが勝りだしたのか、後退させられるシーンが目立ってきた。
しかし33分、大体大中高10mL付近のラックから右展開、No.8 8番岡田が個人技で3人をかわし右すみにトライし、一矢を報いた。(22番西村友利G失敗)29-10 しかし時すでに遅く、余裕を持ってのびのびと自分たちのラグビーを発揮し始めた大体大は、終了間際の39分、左LO4番山本剣士、ロスタイム40分左FL6番助田凌雅が立て続けにトライ(G失敗)、39-10と最後は差を広げて試合を終了した。
大体大は、風下からのスタートであったが、その前半で得意とするラインアウトモールから3トライを上げたことで、後半の試合をコントロールができたのではないか。一方、龍谷は、前半の自陣でのペナルティから何度もゴール前に押し込まれた事が、後半の前半は互角に戦えただけに、悔やまれることとなった。