10月20日(日) 関西学院大学 vs 摂南大学


入場者数:537人 天候:晴れ/微風
レフリー:西本 武史(関西協会)
アシスタントレフリー:廣瀬 亮治(関西協会) / 立川 誠道(日本協会) / 中島 義弘(関西協会)
関西学院大学 摂南大学
42 FULL TIME 38
22 前半 12
20 後半 26
勝点
4-1
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶関西学院大学 7岸本拓歩

メンバー表(48時間前)

▶PDFはこちら
 
関西学院大学
監督小樋山 樹
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR大塚 壮二郎2177108芦屋RS→関西学院
HO平生 翔大4174106関西学院中→関西学院
3PR市川 晃己4177110関西学院中→関西学院
4LO堤 保澄4180103洛南中→京都成章
5LO趙 勇来4181110東大阪朝鮮中級→大阪朝鮮
6FL田中 大瑚4176102兵庫県RS→関西学院
7FL岸本 拓歩217293三田RS→大阪桐蔭
8NO.8小林 典大3185106上京中→京都成章
9SH川原 大317378鹿児島ジュニアRFC→大分舞鶴
10SO澤田 壮太郎417080北神戸RS→尾道
11WTB中 俊一朗317686東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
12CTB松本 壮馬417386宇摩RS→石見智翠館
13CTB川村 祐太418195北海道バーバリアンズJr→関西学院
14WTB山本 快417786関西学院中→関西学院
15FB武藤 航生317485兵庫県RS→関西学院
16Re.田中 健太2169100草ヶ江ヤングラガーズ→東福岡
17Re.中田 偲響3175104蹉跎中→東海大大阪仰星
18Re.小杉 太郎1183112茗溪学園中→茗溪学園
19Re.藤井 崇弘4183105堺RS→石見智翠館
20Re.野津 啓生217796関西学院中→関西学院
21Re.柿本 知輝416269宝塚RS→関西学院
22Re.徳永 司也416775伏見中→京都成章
23Re.金正 優作317590郡山中→天理
摂南大学
監督瀬川 智広
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR加覽 和成417398四条畷中→大産大附属
2HO昇 幹太417193住道中→天理
3PR中村 太遥417096キッズラグビーとりみ→創志学園
4LOショー・アミニアシ4185111マリストブラザーズ
5LOレンズ・モルンガ1192112マニュレワハイスクール
6FL大島 優輝218590鯰江中→大産大附属
7FL三羽 了217092伊丹RS→報徳学園
8NO.8川北 陽太217187堺RS→石見智翠館
9SH松下 宇宙417070英田中→日本航空石川
10SO村上 剛琉316475蹉跎中→京都成章
11WTBカストン・マイケルズ316680アウテニクワスクール
CTB嶋本 大賀417583茨田中→大産大附属
13CTB公文 毅京317486神川中→洛北
14WTB木田 匡哉417580枚方三中→常翔啓光学園
15FB前田 晃明218085天理中→天理
16Re.米田 悠海4173100住吉中→関大北陽
17Re.秋本 一喜317596藤森中→京都工学院
18Re.門田 雄之助2180111報徳学園中→報徳学園
19Re.ヴィリ・モアエテアウ1188117トンガカレッジ
20Re.角谷 宏大417693菫中→常翔学園
21Re.関 太陽117273洛南中→京都工学院
22Re.池田 翔太417681大阪RS→常翔学園
23Re.小畑 美嵐418089摂津四中→淀川工科

マッチレポート

2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節の2試合は天理親里競技場で開催された。第1試合は今期初の冬型気候で晴れ微風の中、関西学院大学(以下、「関学大」)対摂南大学(以下、「摂南大」)が対戦。
関学大は開幕から3連勝、勝点14を獲得している。
攻撃テンポもディフェンスも素晴らしく、ひたむきにハードワークし勝点を増やしたい。
摂南大は連敗となっているが得点力もあり、キャプテン不在の中、留学生を含めた全員の奮起に期待し初勝利を目指す。

摂南大SO⑩村上剛琉のキックで試合開始。
開始早々チャンスを掴んだのは関学大3分、摂南大のパスミスから敵陣12m中央からパスを繋ぎ、SH⑨川原大からSO⑩澤田壮太郎、CTB⑫松本壮馬、CTB⑬川村祐太に最後のパスを受けたWTB⑪中俊一朗が左中間に先制トライ、GK不成功。5-0
8分、再び関学大がゴール前5m右ラインアウトからスロワーHO②キャプテン平生翔大からジャンパーLO④堤保澄に渡りモールを形成し最後はHO②平生が右中間にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。12-0

お互いに攻めるがチャンスを活かせない時間が経過したが、20分、摂南大が自陣から攻めフェーズを重ね、SH⑨松下宇宙からパスを受けたFB⑮前田晃明が走り込みゴールポスト下にトライ、GKもWTB⑪カストン・マイケルズが成功。12-7
25分、摂南大が再び自陣から攻め、SH⑨松下からパスを受けたSO⑩村上がラインブレイクしパスを受けたWTB⑬公文毅京が右中間にトライ、GK不成功。12-12
32分、今度は関学大が展開ラグビーでパスを繋ぎ、SH⑨川原からSO⑩澤田にパスを受けたFB⑮武藤航生が左中間にトライ、GKもSO⑩澤田が成功。19-12
42分、関学大がオフサイドのペナルティからショットを選択し中央18mのキックをSO⑩澤田が成功。22-12
22-12と関学大がリードして前半が終了。

関学大SO⑩澤田のキックで後半開始。
4分、摂南大が連続攻撃で攻め込み最後はオフロードパスを受けたCTB⑫ゲームキャプテン嶋本大賀がゴールポスト下にトライ、GKもWTB⑪カストンが成功、
追い上げる。22-19
8分、関学大が敵陣20mからターンオーバーしたボールを繋ぎ、SH⑨川原からHO②平生、WTB⑪中からCTB⑫松本に最後はWTB⑭山本快が右隅にトライ、GK不成功。27-19
15分、関学大はペナルティからキックで蹴り出し、ゴール前10m左ラインアウトからスロワーHO②平生からLO④堤に渡りモールを形成し再びHO②平生が左中間にトライ、GK不成功。32-19
19分、再び関学大が敵陣20m右ラインアウトから攻め込みSH⑨川原からNO8⑧小林典大にパスを受けたHO②平生が右隅にトライ、GKも難しい角度からSO⑩澤田が成功リードを広げる。39-19
22分、摂南大がキックの応酬からチャンスを掴みSO⑩村上のキックパスを受けたWTB⑪カストンが左中間にトライ、GKもWTB⑪カストンが成功。39-26

29分、関学大、自陣から攻める摂南大にFL⑦岸本拓歩が好タックルでチャンス潰しペナルティを得た関学大がキックを選択し中央40mのキックをSO⑩澤田が成功。42-26
34分、摂南大が再び攻め込みHO②昇幹太からパスを受けたSO⑩村上のキックパスを再びWTB⑪カストンがキャッチし右中間にトライ、GK不成功、追い上げる。42-31
37分、摂南大が自陣から個人技でWTB⑪カストンがキックしたボールを自ら拾いゴールポスト下にトライ、GKもWTB⑪カストンが成功。42-38
摂南大の追い上げに会場から凄まじい歓声が湧き上がる。
摂南大は最後の追い込みをかけたがスクラムで痛恨のペナルティで関学大に逃げ切られてノーサイド。関学大が42-38で勝利。

摂南大はあと一歩まで追い込んだが勝利に結びつけることが出来なかった。しかし、初めて勝点1を獲得し、次節からも期待を持たせる戦いであった。
関学大は最後に追い上げられたが開幕から4連勝と勝点4を上積みした。次節には同じ連勝相手の天理大学との戦いに期待したい。

POMには好タックルで相手のチャンスを掴み勝利をもたらした関西学院大学FL⑦岸本拓歩が選ばれた。

会見レポート

摂南大学
瀬川智広 監督
先週の敗戦から1週間。今試合に出れてないキャプテンのサポイが、先週の試合は摂南の魂が見られなかったと。その中で学生たちは、一生懸命この80分だけでなく、今日までの時間をしっかり準備した。
結果は摂南にとって望む結果にはならなかったが、今日の試合は必ず残りの3戦、後半に向けて活きてくるかなと思う。ここから3週間ほど空くので、ジュニア・コルツ含めて摂南大学が成長できるのではないか。

嶋本大賀 キャプテン
前半入りでミスをし、乗り切れなかった。前半10点差で折り返しハーフタイムでは、緊張感とこの接戦を楽しんで40分後に勝とうと話をした。
後半連続してトライを取られ、ここまでの3戦ではまとまれずボロボロになって失点が続いてしまった状況だったが、まとまって笑顔で楽しもうと声をかけ最後4点差まで詰められた。しかしいい勝負をしても、80分で勝てなかったら負けになってしまう。勝ち切ることを3週間後の試合に向けて修正していきたい。

Q.今の涙の意味は
嶋本C
今日ジャージプレゼンテーションのときに、怪我でもう試合に出られなくなった4年生から声をかけてもらった。全員が体を当て、気持ちで勝てば試合に負けることはないと話をされ、全員が気持ちを上げてその中で勝ちきれなかったという悔しさです。

Q.今日は点が開いても足が止まっていないように見えた
嶋本C
先週の近畿大学戦も京都産業大学戦も、そこでやっぱりまとまらなかった。今日、リーダーから声をかけると一人ひとりが今日は勝ちにいこうという目をしてた。意識は変えられたかと思う。

Q.アタッキングラグビーを80分見せ充実感はあるか
嶋本C
出し切れていないので、悔しい方が大きい。関西学院大学は上がってくるディフェンス。それに対応したアタックを準備していたが、セットの遅れやブレークダウンでの球出しの遅れがありそのオプションが使えなかった。


関西学院大学
小樋山樹 監督

摂南大学に対して勝ち切れたことをまずうれしく思う。試合内容はいろいろと反省点があった。スクラムでしっかり強みを出し切れなかった。ディフェンス、ブレークダウンで受けてしまった。キックチェイスが前節から修正しきれておらず、摂南大学にどんどん繋がれてしまい、しんどいゲームになった。
ただ、立命館大学戦のときのようにしっかりしんどいゲームを勝ち切って、反省して次に行けるのは(全国)ベスト4に向けて必要なこと。これを無駄にせず、一つひとつレベルアップして次節3週間後の天理大学戦に向けていい準備をしていきたい。

平生翔大 キャプテン
前半の入りは自分たちのペースで進めた。後半の最初に失点し相手のペースで試合が進んでいた。ただ、要所要所で自分たちの強みを出し、春に敗戦した相手に勝てたのは良かった。タイトなゲームだったが、(全国)ベスト4に向けて成長できるチャンスになったゲーム。3週間後の天理大学戦に向けて全員で成長できるようにがんばりたい。

Q.最後にノータイムの場面でもトライをとりにいっていたが
平生C

BKから攻めようと声が出ていた。僕ら(FW)がラインアウトで推しきれなかったんで最後は攻めようと思った。

Q.岸本選手の評価について
小樋山監督

まだ2年生だが、チームが一番大事にしているディフェンスで体を張っている。いうところを体現してくれる選手。今日も本当に大事な場面でビッグタックルを決めチームを救ってくれた。

Q.的場選手の復帰の見込みは。
小樋山監督

次の試合は間に合うと思う。元々ランニング能力が高い選手だったがプレーに波があった。今年に入り練習から自覚し、そういう波はなくなってきた。それもあって今年はいいパフォーマンスを出してくれている。

Q.スクラムの感触、特に試合終了間際は会心だったのでは
平生C

自分たちの感触ではスクラムは負けていないが、相手との組み合いで合わなかった。(摂南大学の)両ロックが留学生なので重いスクラム。そこに対し、自分たちが粉砕できなかったのが反省点。スクラムは1年間ブレずに積み上げてきた。リザーブに入った2人も同じようにやってくれてよかった。


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