10月20日(日) 京都産業大学 vs 立命館大学


入場者数:1823人 天候:くもり/弱風
レフリー:飯田 真治(関西協会)
アシスタントレフリー:水谷 元紀(関西協会) / 西山 主真(関西協会) / 松本 安司(関西協会)
京都産業大学 立命館大学
47 FULL TIME 12
28 前半 0
19 後半 12
勝点
5-0
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶京都産業大学 8 平野龍

メンバー表(48時間前)

▶PDFはこちら
 
京都産業大学
監督廣瀬 佳司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR曽根 隆慎4174104石切中→大産大附属
2HO李 淳弘4171103大池中→大阪朝鮮
3PR川口 新太4186129宝塚RS→東海大大阪仰星
4LO日吉 健4180102寝屋川第三中→大産大附属
LOフナキ・ソロモネ4186110トンガカレッジ→目黒学院
6FL石橋 チューカ219097兵庫RS→報徳学園
7FL松永 壮太朗4187100勧修中→京都工学院
8NO.8平野 龍3180100新生野中→札幌山の手
9SH土永 旭417176西陵中→光泉カトリック
10SO尾崎 恵大316580四条中→光泉カトリック
11WTB西 浩斗417075熊本RFC→熊本西
12CTB藤本 凌聖417487鈴鹿RS→朝明
13CTBナブラギ・エロニ2187102Queen Victoria School→大分東明
14WTB小林 修市317683勧修中→京都成章
15FB奈須 貴大317680藤森中→光泉カトリック
16Re.平野 叶苑4174100四日市Jr.RFC→西陵
17Re.乳井 大士4168109名古屋RS→中部大春日丘
18Re.八田 優太2185115鳴門RS→城東
19Re.シオネ・マへ1187100トンガカレッジ→高川学園
20Re.伊藤 森心317590明石JrRC→松山聖陵
21Re.高木 城治216572かしいヤングラガーズ→東福岡
22Re.村田 佳翼417389明石JrRC→尾道
23Re.宮里 快一118285デイゴRS→名護
立命館大学
HC小寺 亮太
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR江木畠 悠加4176100中鶴少年RC→大分舞鶴
2HO大本 峻士3174103菫中→常翔学園
3PR甲斐 匠馬3182112筑紫丘ラグビーJrRS→東福岡
4LO本郷 正人417798春日井RS→中部大春日丘
5LO石橋 隼3189106浄心中→昭和
6FL吉川 大智2183101淀中→関大北陽
7FL小山 虎汰朗318193伏見中→京都成章
8NO.8生島 拓海218193草ヶ江ヤングラガーズ→東福岡
9SH堀 陽人317073瀬戸RS→名古屋RS→中部大春日丘
SO山下 真之介417486松戸RS→日立RS→流経大柏
11WTB髙橋 謙416876岐阜RS→静岡聖光学院
12CTB高岡 壮太417282文の里中→常翔学園
13CTB西村 長216786勧修中→光泉カトリック
14WTB御池 蓮二317383西陵中→東海大大阪仰星
15FB樋川 蔵人416779鎌倉RS→東海大相模
16Re.田中 京也117595S&TRS→東福岡
17Re.橋本 凌2176100芦屋RS→報徳学園
18Re.渡邉 敬太4174107岡山JrRS→玉島
19Re.谷田 樹飛417594下鴨中→洛北
20Re.岡本 寛朗417395名古屋RS→名古屋
21Re.福本 颯翔416673東海大仰星中→東海大大阪仰星
22Re.中村 颯汰317284吹田RS→大阪桐蔭
23Re.柳澤 慶217279伏見RC→倉敷

マッチレポート

エコパスタジアム(静岡県)での第2試合は、開幕3連勝の京都産業大学(以降京産大)と、今シーズン初勝利を目指す立命館大学(以降立命大)との対戦。

第1試合後半からの小雨はやんだが、肌寒く、曇りの天気となり照明も点灯する。
メインスタンドからバックスタンドへの風のなかなか、メインスタンドから見て右側から、立命大のキックオフで試合は始まった。

先制のトライは、京産大。
前半6分、相手陣22m内側に入り、立命大のノットロールアウェイのペナルティ、京産大はキックで前進し、相手陣ゴール前5m左ラインアウトからモールを形成すると、HO②李淳弘が左へ持ち出し、左隅へ相手タックルを受けながら手を伸ばしトライ、SH⑨土永旭が難しい角度のコンバージョン成功で、7-0とする。

立命大は、前半10分すぎ、相手ペナルティからキックで前進し、相手陣ゴール前左ラインアウトはノットストレート、チャンスを活かせない。

すると、京産大は、前半15分、相手ボールスクラムで相手コラプシングのペナルティから、京産大はキックで前進し、相手ゴール前5m外側右ラインアウトから連続攻撃で、ゴールポスト前にできたラックから、SH⑨土永からWTB⑭小林修市へパスが渡ると、ディフェンスの間を突き、タックルを受け倒れながらワンプレイで右中間トライ、⑨土永のコンバージョン成功で、14-0と追加点をあげる。

さらに、京産大は、ハーフウェイライン相手陣に入ったところの右ラインアウトから、連続攻撃で、ゴール前まで迫ると、立命大の必死のディフェンスもオフサイド、京産大はペナルティキックでタッチラインを狙い、前半23分、相手陣ゴール前5m外側左ラインアウト、モールを形成すると押し込んで、②李がトライ、⑨土永がここもコンバージョン成功させ、21-0と追加点をあげる。

立命館大学は、前半26分、相手ペナルティからキックで前進し、相手陣ゴール前5m左ラインアウトでは、モールを形成、BKも入りゴール前へ進めるも、モールアンプレアブル、ここもチャンスを活かせない。

京産大は、前半34分にも、相手陣10m内側左ラインアウトから、右左へ展開、相手陣22m内側へ入り出来たラックから、SH⑨土永、CTB⑫藤本凌聖、裏を走るFB⑮奈須貴大へパスが渡ると、ディフェンスの間を突き右中間へトライ、⑨土永がコンバージョンを決める。

京産大はしっかりとしたディフェンスで相手をノートライに抑え、28-0で前半を折り返す。

後半最初のトライも、京産大。

後半6分、京産大は、相手ペナルティからキックで前進し、相手陣ゴール前5m右ラインアウトから左への攻撃のなかで、左中間で出来たラックから、FL⑥伊藤森心がピック&ゴーでラックサイドを攻めトライ、⑨土永がコンバージョンを決め、35-0とする。

さらに、京産大は、自陣22m外で、相手ノックオンのボールをマイボールとすると攻め、相手ハイタックルのペナルティを得るとキックで前進、後半15分、相手陣22m左ラインアウトから素早い連続攻撃でゴール前へ迫ると、ラックからここでもFL⑥伊藤がピック&ゴーで2連続トライ、⑨土永がコンバージョンを決め、42-0と大きくリードをひろげる。

一方的な試合になるかと思われたが、ここから立命大の流れに。

後半19分、立命大は、相手ノックオンでの相手陣10m内側右中間スクラムから、No8⑧生島拓海が持ち出し、WTB⑭御池蓮二へパスが渡ると、ディフェンスの間を突きディフェンスをかわしながらゴールポスト前へ、ラックを形成、素早くSH㉑福本颯翔から主将のSO⑩山下真之介へ、さらにWTB⑪髙橋謙へ飛ばしパスが渡ると左隅へトライ、⑩山下のコンバージョンも決まり、7-42とする。

さらに、立命大は、後半24分、相手陣ゴール前5mから連続攻撃で出来た左中間のラックで、SH㉑福本から、右タッチライン沿いのLO④本郷正人へロングパスが渡ると、右隅へトライ、12-42とする。

立命大はしっかりとしたディフェンスで、相手がフェーズを重ねるもノックオンを誘う。
さらに、立命大は、相手にゴール前へ迫られ、ラックサイドを攻められ、インゴールへ持ち込まれるも体を入れてグラウンディングさせない。

それでも、京産大は、後半41分、相手ハンドのペナルティからキックで前進し、相手陣ゴール前5m右ラインアウトからモールを形成し押し込み、HO⑯平野叶苑がトライ、47-12でフルタイム。

プレイヤーオブザマッチは、京産大⑧平野龍選手となった。

会見レポート

立命館大学
小寺 亮太 ヘッドコーチ

今節については、京都産業大学さんにチャレンジするという構図で、我々としてディフェンスは一定の評価をしています。前半は基本的に硬い形になりがちでしたが、後半はパスが出たり、突破のシーンが非常に増えてきたりしたので、アタックで突破を起こしそのままスコアに繋げていくという我々のスタイルをもう一回出したいと思います。

山下 真之介 キャプテン
先週の天理戦から準備が1週間しかありませんでしたが、選手達には、マインドの部分を準備して挑もうと言い続け、特にアタックの部分で思いっきりチャレンジしていこうとしていました。後半にエンジンがかかってきましたが、ちょっと遅かったかなっていう反省点があります。
ファーストフェイズに良いアタックができれば、そこから良いトライが生まれるという収穫も得たので、京都産業大学さんとの試合の経験が、残りの3節の試合にどう活きるかは僕たち次第かなと思います。

Q.前半にエンジンがかからなかったということについて、相手のプレッシャーだったのか、自分たちの準備のところだったのか、どういうところに影響されたか
山下 キャプテン

最初のアタックが、勢いのあるディフェンスをくらったことで、メンタルの部分でやられてしまった。経験の少ないメンバーもいて、少し不安な中、そこで僕が良い掛け声をできなかった、そこに寄り添えなかったのが反省点と感じています。

Q.プレッシャーを感じていたのか
山下 キャプテン

想定内ではあったんですけど、そのメンバーは想定内だったのか分からないですが、僕がカバーできなかったのが反省点です。

Q.前半戦を終え、ここから勝ち星を拾っていかなければいけないところですが、どのようにしていくか
山下 キャプテン

この4節は自分たちが喰いにいくという立場で挑んでいたんですけど、次の3節は喰われる立場です。春に勝ってるチームも多いですが、昨年のリーグ戦では負けてしまっているので、チャレンジャーという心は忘れず最大限の準備をして、まずは1勝とりたいと思います。


京都産業大学
廣瀬 佳司 監督

本日はどうもありがとうございました。立命館大学さんには毎年苦しめられていまして、この試合も彼らの前に出てくるディフェンスを警戒して臨みました。プレッシャーを受けていましたが、前半は凄くタイトにプレイできて、素晴らしい戦い方をしてくれたなと思っています。
後半になって中盤地域の戦い方がちぐはぐになり2トライを許す展開になりましたけど、全体的には非常に良く戦ってくれたなと思います。
次節から、上位チームとの対戦に入りますので、もう一度レベルアップして臨んでいきたいと思います。

フナキ・ソロモネ キャプテン
今日は本当にタフな試合で、僕たちのやりたいことがあまり立命館にやらせてもらえなかったので、最後まで僕たちの全員の力を合わせて頑張っていきたいです。

Q.4節終えて、ここまでの歩みを振り返って、手応えや課題はありますか
廣瀬 監督

我々はいつもやるべき事は同じなんですけど、いかにどういうチーム・環境であれ、我々のラグビーが出来るかというところに毎週毎週挑戦してやっています。4節終えまして、まだまだ目標を高いところに置いていますので、高いレベルを求め、選手のモチベーション上げながらやっているところです。
まだあと3試合あり、まだまだ強くなれると思っていますので、そういう気持ちで、今までもこれからも臨んでいきたいと思います。

Q.大差がつく中、モチベーションをより上にというのはどういう風に
廣瀬 監督

点数とか関係なく、我々のやりたいことが出来たかどうかという所にこだわっていまして、そういう意味ではまだまだ出来ていない時間帯が多いなと思っています。まだまだ強くなれると思ってあと3試合望んでいきたいと思います。

Q.特に足りないところ、まだまだなところは
廣瀬 監督

セットプレイラグビー、フォワードを全面に出して戦っていきたいと思っていますので、フォワードが前に出れるようなラグビーをもっとやっていきたいなと思います。

Q.奈須選手の調子がだいぶ上がってきていると見えるのですが廣瀬監督の評価は
廣瀬 監督

春シーズンは怪我で出られず、夏合宿から復帰しましたけど、試合をこなすごとに非常によくなっているなと思います。

Q.これまでスタメンで出ていた選手が何名か欠場というところで、代わりにスタメンで出た選手、平野選手や伊藤選手の活躍が見られましたが、評価を教えていただきたい
廣瀬 監督

代わりに出た選手が今日非常に活躍してくれまして、これまでの3節と全然遜色がない戦い方を特に前半してくれて非常に嬉しく思っております。これでまた層が厚くなりましたし、次の試合に臨んでいけるなと自信が深まりました。

Q.主力、辻野選手とポルテレ選手、日吉選手の欠場理由について言える範囲で教えていただけますか
廣瀬 監督

ポルテレはご家庭の事情があり出場を見送りました。辻野もコンディショニングが万全でなかったので終盤の大切な試合に万全で臨んでもらえるよう今回は欠場ということです。日吉も万全でなかったので、次節以降に万全で臨んでもらえるように今回は出場見送りとしました。
ただ、代わりに出た選手が非常に頑張ってくれたので、層が厚くなったなと思っています。これからまた競争激しくなっていいかなと思っています。


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