9月18日(日) 関西大学 vs 天理大学


2022ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第1節
2022年09月18日 14:45 K.O.
入場者数:4268人 天候:くもり/弱風
レフリー:杉戸 大樹(関西協会)
アシスタントレフリー:椿原 歩(関西協会) / 東野 竜平(関西協会) / 泉 太郎(関西協会)
関西大学 天理大学
10 FULL TIME 63
5 前半 21
5 後半 42
勝点
0-5
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶天理大学 12堀田恒司

メンバー表(48時間前)

▶PDFはこちら
 
関西大学
監督森 拓郎
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR宮内 慶大2175105つくしヤングラガーズ→東福岡
2HO垣本 大斗317090枚岡中→石見智翠館
3PR細矢 一颯3173105蹉跎中→関大北陽
4LO中薗 拓海318093茨田北中→関大北陽
5LO中村 豪1189113中宮中→常翔学園
6FL西山 光太郎217588住道中→天理
7FL岩﨑 友哉317182住吉中→関大北陽
NO.8池原 自恩418095関大一
9SH溝渕 元気316974蹉跎中→大産大附属
10SO池澤 佑尽317883兵庫県RS→東福岡
11WTB澤口 飛翔317581御所中→御所実業
12CTB米虫 悠輔217180柴島中→関大北陽
13CTB山本 紫温417585天理中→常翔学園
14WTB垣本 大誠416976枚岡中→石見智翠館
15FB遠藤 亮真117585春日リトルラガーズ→東福岡
16Re.今井 虎太郎4174100天理中→尾道
17Re.河瀬 拓磨416387長吉西中→関大北陽
18Re.平尾 啓太1176105英田中→大阪桐蔭
19Re.奥平 一磨呂118396名古屋RS→東海大大阪仰星
20Re.雨谷 陸椰318097高槻RS→常翔学園
21Re.末井 健将316770川西市RS→報徳学園
22Re.佐藤 泰我416978瑞光中→石見智翠館
23Re.冨田 修平416875交野第一中/大阪RS→常翔学園
天理大学
監督小松 節夫
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR宮田 悠暉317692広島大学付属東雲中学→広島工業
2HO谷口 永遠4173102大池中学→関大北陽
3PR松野 楓舞2165102北条南中学→松山聖陵
4LOナイバルワガ セタ4187100将軍野中学→秋田工業
5LO渡邉 完徒218297前橋RS→明和県央
6FL鄭 兆毅3185105正徳中学→竹圍
7FL関口 大輔217295南信州JrRS→天理
8NO.8パトリック・ヴァカタ2189115トンガカレッジアテレ→日本航空石川
9SH北條 拓郎317275南信州JrRS→天理
10SO福本 優斗317183八尾RS→上宮太子
11WTBナイバルワガ トマシ217985将軍野中学→秋田工業
CTB堀田 恒司417994大桐中学→東海大大阪仰星
13CTB上野 颯汰218086関RS→関商工
14WTBマナセ・ハビリ3175101トゥポウカレッジ→高知中央
15FB上ノ坊 駿介118180三田RS→石見智翠館
16Re.寺西 翔生217090東生野中学→常翔学園
17Re.富田 凌仁317095小浜第二中学→若狭東
18Re.金山 忠次4180111天理中学→天理高校
19Re.韮沢 陽斗4186106石巻山下中学→石巻工業
20Re.岡崎 慶喜118092大阪RS→石見智翠館
21Re.藤原 健之朗216766ノーサイドRS→日本航空石川
22Re.田中 心大217277りんどうヤングラガーズ→東福岡
23Re.小松 頼斗317881大阪ラグビーRS→滋賀学園

マッチレポート

2022年ムロオ関西大学Aリーグ第1節、東大阪市花園ラグビー場第二グラウンド第2試合目は台風14号の影響で強風の中、関西大学VS天理大学が対戦した。

風下から攻める天理大SO福本優斗のキックで試合開始。
先制したのは天理大4分に敵陣左ゴール前10mラインアウトからモールで攻め最後はSH北條拓郎がゴールポスト左にトライ、GKもSO福本が成功0-7。
12分再び天理大が敵陣ゴール前10m右中間スクラムから押し込み最後はNO8パトリックヴァカタが左中間にトライ、GKもSO福本が成功し、0-14。
反撃に出る関大は20分に敵陣ゴール前左5mラインアウトからモールを形成し最後は左WTB澤口飛翔が左中間にトライ、GK不成功5-14。
25分に天理大が敵陣左ゴール前5mラインアウトから攻め込みSH北條からパスを受けた左FL鄭兆毅がゴールポスト下のトライ、GKもSO福本が成功し、5-21。
お互いに攻め込むが得点を奪えず前半が終了。

関大SO池澤佑尽のキックで後半開始。
10分天理大が敵陣ゴール前10m右中間スクラムからプッシュし、SH北條が右中間にトライ、GKもSO福本が成功し、5-28。
攻撃の手を緩めない天理大は14分に右CTB上野颯汰がゴールポスト下に、21分には左LOナイバルワガ セタが左中間にトライ、GKもSO福本が共に成功し5-42とリードを広げる。
意地を見せたい関大は27分敵陣22m付近からSO池澤のキックパスを受けた左LO中薗拓海からパスを受けた左PR宮内慶大が右隅にトライ、GK不成功10-42。
しかし天理大は30分に途中出場したSH㉑藤原健之朗が個人技でゴールポスト下にトライ、GKもSO福本が成功、37分には右FL関口大輔が右中間にトライ、GKも途中出場したSO㉒田中心大が成功、39分には左LOナイバルワガ セタが右中間にトライ、GKもSO㉒田中が成功し、10-63。
最後まで諦めない関大は敵陣深くまで攻め込むが得点を奪えずノーサイドとなる。

天理大学はセットプレーも安定し、攻撃のバリエーションも豊富で今後の戦いが楽しみな試合だった。敗れた関西大学も低く速いデフェンスを見せてくれた試合で最後まで諦めない姿勢を今後も見せてほしい。

POMには天理大学ゲームキャプテン左CTB堀田恒司選手が選ばれた。

会見レポート

■関西大学記者会見
・森 拓郎監督
・池原 自恩キャプテン(以下 CP)

■本日のゲームの感想
森監督
本日はありがとうございました。立ち上がり天理大学のテンポの速いアタックをされてしまい、オフサイドの反則が多くなり中盤の所で止めきれず得点されたイメージです。後半、オフサイドは修正出来たが、相手の勢いや上手く攻められ失点に繋がった。選手が体を張る所やディフェンスの部分は見せれたかと思うが、アタックの部分の修正や立ち上がりの所のオフサイドを修正して行きたい。

池原CP
監督も言っているが前半の入りの所で、粘り強くディフェンスしていたが規律の所でオフサイドになり自陣に入り込まれ失点に繋がった。後半に入ってルーズボールの対応やブレイクダウンの質が天理大学の方が上で後手後手に回ってしまい、この様な点差になったと思う。

■質疑応答
Q:春から成長は感じられたか?
A:森監督
今年は夏合宿も有り試合勘は掴めていたと思うが、8月のレフリーのルール改正の所からノットストレートとラインオフサイドが厳しいのは聞いていたが、我々の想定していた物よりオフサイドが厳しかった。
後半は修正出来ていたので次の試合には繋がると思う。

Q:ディフェンスの練習にはどれ位時間割いてきたのか?
A:森監督
週3~4回ゲームをする様にしており、そこでディフェンスのチェックはしていたが特にオフサイドに関してはここ1~2週間で取り入れて来たが思ったより厳しく、練習ではもっと厳しくいかなければいけないと思った。

Q:これからシーズンは続くがどこを変えて行くか?
A:森監督
大きく戦いは変わらないが、色々な戦いの準備はしているので相手によって使い分けしっかり戦って行きたい。

A:池原CP
今日のゲームは後半自陣でプレイする時間が長かったので、次はキックを中心にし、敵陣で多くプレイ出来る様にし、ディフェンスからターンオーバーしてアンストラクチャーのアタックでトライと言う形に繋げて行きたい。

Q:1年生がチームに与える影響は?
A:池原CP
スタートで中村や遠藤が入っており、非常にフレッシュな選手で自信も有り、中村に関しては前にキャリーして行き、遠藤はキックからのカウンターが良く、僕自身も刺激になりチームにとっても勢いになっている部分は有る。

Q:1年生の中村と遠藤の評価は?
A:森監督
中村はセットプレイの所で貢献してくれて、遠藤はカウンターの所で良い仕事をしてくれたと思う。未だ細かい修正部分は有るが、1年生のこのタイミングで試合に出れる力を持っていて、今後の成長に良い刺激になっていると思う。

Q:次戦は静岡で同志社と戦うが次戦に向けての感想?
A:森監督
天理をターゲットにしていたので、これからしっかり準備して行きたい。天理、同志社と2週続くので、どちらからかは絶対勝ち点を取りたいと思っており、今回の負けをプラスにして次にぶつけたいと思う。

A:池原CP
今回の点差を受け止め、今日出来なかった事を一つ一つ明確にして、この1週間出来る事を改善して行きたい、同志社には負けられず接戦になると思うので、しっかり勝ち切りリーグ戦残り7試合繋げられるようにしたい。

Q:関西Aリーグでも高校ジャパンクラスの1年生が多く活躍しているがどの様に思うか?
A:森監督
天理が優勝したことが大きく、昨年の京産大が帝京大と接戦を繰り広げ関西でも優勝を狙えると証明が出来た事の恩恵だと思う。

Q:チャンスで決めきれなかったのは何故だと思うか?
A:池原CP
ルーズボールへの反応であったり、ブレイクダウンでの寝方であったりだとか、2人目のサポートプレイヤーが甘かった部分も有り、ターンオーバーされチャンスを失ったので次の同志社戦にはしっかり改善していきたい。


■天理大学記者会見
・小松 節夫監督
・堀田 恒司キャプテン(以下 CP)
・上ノ坊 駿介選手

■本日のゲームの感想
小松監督
本日はありがとうございました。開幕は毎年緊張するゲームで昨年は開幕戦で敗れているので、今日はしっかり準備をして開幕の雰囲気に飲み込まれない様にと選手を送り出した。関西大学の速いプレッシャーに手こずったが、その中でも点差を広げて最後は自分達の形も出来て良い試合だったと思う。
前半簡単に取られた所があったのでその辺は修正して次に臨みたい。

堀田CP
去年は開幕戦で負けてしまって、今年は先ずここを勝ち切ろうとチームには話をしていた。自分達がやって来たラグビーをしっかり出そうと前半入った、試合は勝ったが自分達の課題など沢山見つかったので、次の試合までにしっかりと修正し、次また良い試合が出来る様にしたい。

上ノ坊選手
開幕戦で緊張した所も有ったが、前半風下でなかなか敵陣に入ってテンポ良くアタックする事が出来なく簡単にトライを許してしまった。後半は風上になり徐々に自分のペースでアタックする事が出来た。

■質疑応答

Q:2年前の優勝を見て入って来た選手も増えたと思うが変化はあったか?
A:小松監督
日本一を目指すと言う若い選手達のお陰で活気づいている。チームも下からの押上げで活気が出てきている。元気な子が多いなと思う。

Q:上ノ坊選手が天理を選んだ理由?
A:上ノ坊選手
周りは関東に行きがちだったが、関西に残って関西のチームで日本一になりたく天理大学を選んだ。

Q:夏合宿を終えて自分達の立ち位置等どの様に思ったか?
A:小松監督
やはり関東の強豪チームとは差があるなと分かった上で、強豪3チームとやらせてもらい非常に良い経験になった。そこにどう追い付くかを考え開幕までチーム皆で準備して来た。

Q:昨年の開幕戦で敗れて緊張感は?
A:堀田CP
初めは緊張していたが試合が近づくに連れて、自分はゲームキャプテンとしてチームを引っ張って行かなければいけないと思っていた。

Q:今年の関西Aリーグで活躍する1年生が増えており、関東に行かずに関西に残る子が増えてきているのを現場でどの様に感じるか?

A:小松監督
年によって変わるが、天理大学が優勝した事により、関西でもやれると思われて今の大学1年生は割と関西に残っており1年生でも活躍している選手が多くなっている。これからも関西のチームに入ってもらい関東のチームをやっつけると言う選手が増えれば全体のレベルアップに繋がると思う。なので我々も頑張って行かなければいけない。


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