9月18日(土) 同志社大学 vs 関西大学
メンバー表 | マッチレポート | フォトギャラリー |
レフリー:橋元 教明(日本協会)
アシスタントレフリー:山口 明良(関西協会) / 西村 純(関西協会) / 小島 光明(関西協会)
同志社大学 | 関西大学 | |||
75 | FULL TIME | 8 | ||
35 | 前半 | 3 | ||
40 | 後半 | 5 | ||
詳細(PDF) |
▶同志社大学 12西村海音
同志社大学 | ||||||
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HC | 伊藤 紀晶 | |||||
№ | Pos. | 氏名 | 学年 | 身長 | 体重 | 出身中学・スクール→高校 |
1 | PR | 山本 敦輝 | 2 | 177 | 105 | 菫中→常翔学園 |
2 | HO | 西濱 悠太 | 2 | 177 | 92 | 岡山ジュニアRS→東福岡 |
3 | PR | 李 優河 | 3 | 180 | 114 | 東大阪朝鮮中→大阪朝鮮 |
4 | LO | 依藤 隆史 | 4 | 180 | 94 | 東筑→中鶴少年ラグビークラブ |
⑤ | LO | 南 光希 | 4 | 182 | 102 | 桃谷中→東海大大阪仰星 |
6 | FL | 梁本 旺義 | 3 | 180 | 88 | 東生野中→常翔学園 |
7 | FL | 馬渡 仁之祐 | 3 | 179 | 93 | 東海大仰星中→東海大大阪仰星 |
8 | NO.8 | 木原 音弥 | 4 | 184 | 93 | つくしヤングラガーズ→東福岡 |
9 | SH | 田村 魁世 | 4 | 171 | 75 | 横浜RS→桐蔭学園 |
10 | SO | 嘉納 一千 | 2 | 176 | 79 | 大池中→大阪桐蔭 |
11 | WTB | 和田 悠一郎 | 4 | 176 | 85 | 河合第二中→東海大大阪仰星 |
12 | CTB | 西村 海音 | 3 | 172 | 85 | 神川中→同志社 |
13 | CTB | 大森 広太郎 | 3 | 181 | 89 | 茗溪学園中→茗溪学園 |
14 | WTB | 芦塚 仁 | 2 | 178 | 89 | 上宮中→大阪桐蔭 |
15 | FB | 山口 楓斗 | 4 | 167 | 76 | 玄海Jr.ラグビークラブ→東海大福岡 |
16 | Re. | 谷本 卯楽 | 4 | 165 | 89 | 同志社中→同志社 |
17 | Re. | 吉本 滋起 | 3 | 165 | 104 | 弥刀中→尾道 |
18 | Re. | 石井 智己 | 2 | 177 | 102 | 同志社香里中→同志社香里 |
19 | Re. | 久保 太陽 | 1 | 183 | 95 | 吹田RS→報徳学園 |
20 | Re. | 小島 雅登 | 3 | 175 | 82 | シャルマン→東福岡 |
21 | Re. | 新和田 錬 | 3 | 171 | 73 | 伊丹RS→尾道 |
22 | Re. | 倉岡 治輝 | 4 | 174 | 78 | 鯉城RS→尾道 |
23 | Re. | 笠原 浩史 | 3 | 173 | 83 | 同志社中→同志社 |
関西大学 | ||||||
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監督 | 森 拓郎 | |||||
№ | Pos. | 氏名 | 学年 | 身長 | 体重 | 出身中学・スクール→高校 |
1 | PR | 宮内 慶大 | 1 | 175 | 105 | つくしヤングラガーズ→東福岡 |
2 | HO | 今井 虎太郎 | 3 | 174 | 100 | 天理中→尾道 |
③ | PR | 龍田 恭佑 | 4 | 174 | 105 | 瀬田北中→京都成章 |
4 | LO | 篠田 昂征 | 1 | 183 | 92 | 徳島城東 |
5 | LO | 栗本 勘司 | 4 | 181 | 96 | 報徳学園 |
6 | FL | 雨谷 陸椰 | 2 | 180 | 100 | 高槻RS→常翔学園 |
7 | FL | 千原 拓真 | 4 | 176 | 88 | 長野市少年少女RS→中部大春日丘 |
8 | NO.8 | 雨谷 悠雅 | 4 | 176 | 95 | 高槻RS→東海大仰星 |
9 | SH | 溝渕 元気 | 2 | 169 | 74 | 蹉跎中→大産大附属 |
10 | SO | 高桑 基生 | 4 | 168 | 78 | 大阪RS→常翔学園 |
11 | WTB | 木村 一信 | 4 | 178 | 84 | 勝山中→天理 |
12 | CTB | 立石 和馬 | 1 | 175 | 85 | つくしヤングラガーズ→東福岡 |
13 | CTB | 藤原 悠 | 4 | 178 | 87 | 伊丹RS→大阪桐蔭 |
14 | WTB | 石川 海翔 | 1 | 174 | 85 | 大桐中→大産大附属 |
15 | FB | 山村 英毅 | 3 | 170 | 82 | 交野一中/大阪RS→関大北陽 |
16 | Re. | 垣本 大斗 | 2 | 170 | 95 | 枚岡中→石見智翠館 |
17 | Re. | 朝倉 貫太 | 4 | 177 | 102 | 國學院久我山中→國學院大久我山 |
18 | Re. | 細矢 一颯 | 2 | 173 | 102 | 蹉跎中→関大北陽 |
19 | Re. | 中薗 拓海 | 2 | 180 | 96 | 茨田北中→関大北陽 |
20 | Re. | 山本 大輝 | 4 | 171 | 90 | 菫中→常翔学園 |
21 | Re. | 湫 叶太 | 2 | 167 | 68 | 東海大仰星中→東海大大阪仰星 |
22 | Re. | 石田 航希 | 3 | 171 | 75 | 関大一中→関大一 |
23 | Re. | 真部 広誠 | 2 | 172 | 78 | 東住吉中→天理 |
マッチレポート
2021ムロオ関西大学Aリーグは、昨シーズンに続き、新型コロナ感染症対策のもと、開幕を迎えることなった。
開幕戦は、早朝、和歌山県を通過した台風14号の影響が心配されたが、曇り空から時折日差しが差し込み、少し蒸し暑く感じる、まだ夏を感じさせる宝が池球技場にて、電光掲示板(西)を背にした関西大学のキックオフで試合が始まった。
試合が動いたのは、前半6分。
関西大学は、ペナルティからキックで前進、相手陣右10m内側でのラインアウトから左へアタック、ラック形成から右へBK展開した攻撃で、⑬藤原がディフェンス裏へ抜け⑮山村へパス、さらに、⑨溝渕へパスが渡り、ゴールポスト左へトライと思われたが、同志社大学の⑩嘉納の懸命のディフェンスによりグラウンディングできず、世界的試験実施ルールによる同志社大学のゴールラインドロップキックとなる。
関西大学は、ゴールラインドロップキック再開のボールを確実にキャッチし、ペナルティを得ながらゴール前まで攻め込むも、同志社大学がターンオーバー。
ターンオーバーで得たボールが⑮山口に渡ると、⑮山口は、自陣ゴール前5mからステップを交えスペースを巧みに突き、ディフェンス裏に抜け出すと、約95mを走り切り、左中間へトライ、⑩嘉納コンバージョンを決め、7-0と先制する。
対する関西大学は、前半10分、関西大学は、相手陣左10m内側ラインアウトから連続攻撃、同志社大学のオフサイドを得た22m内側ゴール正面のペナルティでキックを選択、⑩高桑がペナルティーゴールを決め、3-7とする。
すると、同志社大学は、前半12分、キックオフ再開後の攻防で、関西大学のタッチキックから得た相手陣左10m内側ラインアウトから右へ連続攻撃、3フェーズ目、BK展開で⑫西村からオフロードパスを⑬大森が受け取り、ディフェンス裏に抜けると、ゴールポスト右へトライ(ゴール成功)、14-3とする。
その後、両大学とも、相手陣22内側へ攻め込むがハンドリングエラーもあり、トライを獲りきれない。
次のトライは、同志社大学。
前半21分、相手22m内側からの関西大学のロングキックをハーフウエイライン付近で⑮山口がキャッチすると、相手陣右22m外側まで持ち込みラック形成、そこから左右連続攻撃、大きく左へ展開をかけ、外側でポジションをとる⑦馬渡、⑪和田へ渡り、左タッチライン沿いを抜け、インゴールでまわり込み、ゴールポスト左へトライ(ゴール成功)、21-3とする。
さらに、同志社大学は、前半26分、相手陣右10m外側、相手ラインアウトボールを獲得し、FW・BK一体の連続攻撃でゴール前へ、⑩嘉納のゴール左隅を狙ったグラバーキックを関西大学⑭石川が戻りインゴールへダウンボール。
同志社大学は、その5mスクラムを押込み、相手ノーバインドのペナルティを得ると、すかざず、FWが仕掛け、ゴール前のFW攻防となった、5フェーズ目、⑨田村が巧みにフェイントを入れながら、ゴール中央へ持ち込みトライ(ゴール成功)、28-3と突き放しにかかる。
前半33分には、同志社大学が、ペナルティからキックで前進、相手陣右側10m内側ラインアウトから左へ展開、3フェーズ目のアタックで、⑮山口が内側へサポートに入っていた⑨田村へ絶妙なタイミングでパス、左中間にトライ(ゴール成功)を決める。
前半は、同志社大学が35-3で終了する。
後半開始直前より、数分間、小雨と風が西から東へ吹く環境となり、風上となる同志社大学のキックで後半試合再開となる。
後半開始早々、1分、同志社大学は、関西大学の自陣22m内側からのロングキックを⑮山口が、ハーフウェイライン付近でキャッチすると、相手ディフェンスを交わし、スペースを抜ける巧みなランで、相手陣左ゴール前へ持ち込むと、そこから大きく右へ展開し、右隅へ⑬大森がトライ(ゴール成功)、42-3とする。
後半18分まで、同志社大学が試合の流れをつかみ、
後半4分、同志社大学は、ペナルティからキックで前進、相手陣右ハーフウエイライン内側ラインアウトから、オフロードパスなど細かくつなぎ縦に攻める。そこから、大きく左へ展開、タッチライン沿い⑪和田が走り切り、左中間へトライ(ゴール成功)、49-3とする。
後半8分には、同志社大学は、相手陣22m中央付近のラックでターンオーバーしたボールを⑨田村が素早く左に展開し⑫西村へ、飛ばしパスで⑦馬渡へボールが渡ると、タッチライン沿いを走り切り、インゴールでまわり込み、左中間へトライ。(ゴール成功)、56-3とする。
後半10分には、同志社大学は、キックオフ再開で獲得したボールを自陣10m中央付近から、右へ展開BKからのパスをディフェンスに絡まれるか絡まないかのぎりぎりのタイミングで受け取った①山本がハーフウエイライン付近から快走、相手陣ゴール前5mまで持ち込み、相手ディフェンスのタックルを受け倒れながら④依藤へパスをつなぎ、左中間へトライ(ゴール成功)、63-3とする。
さらに、後半18分には、同志社大学は、相手陣22m中央付近での相手ノットロールアウェイのペナルティから連続攻撃、4フェーズ目、BK右へ展開のボールを⑫西村グラバーキック、⑪和田がバウンドを合わせゴールライン右隅キャッチすると、インゴールでまわり込み、右中間トライ、68-3と大きくリードを拡げる
ここから流れは関西大学へ。
後半22分関西大学は、ペナルティからキックで前進、相手陣右22m内側のラインアウトから、モールを形成、ゴール前で⑯柿本が抜け出しトライを狙うも、同志社大学のディフェンスによりインゴールにてグラウンディングできず、世界的試験実施ルールによる同志社大学のゴールラインドロップキックとなる。
関西大学は、ゴールラインドロップキック再開のボールを確実にマイボールとし攻撃を仕掛け、同志社大学のノットロールアウェイによりペナルティをもらうと、キックで前進、後半22分のラインアウトよりゴールライン寄り、ゴール前5mのライアントとなる。
後半24分、そのラインアウトからモールを形成し、⑯柿本がトライ、8―68とする。
関西大学は、自陣ゴール前から果敢に攻撃を試み、相手陣での攻撃の時間が増える。
しかし、後半32分、同志社大学が、関西大学のノックオンのボールを㉒倉岡が拾い、自陣22m中央付近から誰もいない相手陣10m内側へ蹴り込むと、戻る関西大学BKに対し、同志社大学⑮山口が駆け込む。
ボールは、相手陣22m内側へ転がったところ、関西大学⑪木村との競り合いに、走力に勝る⑮山口が前に抜けたところで足に掛け、ボールはインゴールへそのボールを⑮山口が、右中間で抑えトライ(ゴール成功)75-8とする。
関西大学は、キックオフ再開のボール、相手ノックオンのボールを獲得し、相手陣で試合を進めるも、攻めきれずフルタイム。
同志社大学が、関西大学春季トーナメント優勝の勢いを関西大学Aリーグのシーズンへつなげ、75-3で開幕戦を制した。
プレイヤーオブザマッチは、同志社大学⑫西村選手が選ばれた。
会見レポート
関西大学
森拓郎 監督
春季トーナメントの対戦で、セットプレーからやりたいラグビーができなかったので、準備をしてきた。内容はすごく良くなってきており、未だ準備不足のところもあり、残念な結果であったが、要所要所良いプレーがあり、次につながるラグビーができた。
龍田恭佑 主将
大敗で悔しい思いもあるが、リーグ戦は開幕したばかりなので、今回で出た課題を糧にして大学選手権出場の目標に向け進んでいきたい。
Q:攻撃面で⑬藤原選手を中心に攻撃でゲインすること多かった点はどうでしたか。
龍田主将
ゲインする場面を増やしていくこと、トライに結び付ける練習が必要と感じている。
Q:後半FWでモール・ピック、スクラムと戦えていたと思うのですが、感触はいかがですか。
龍田主将
スクラム・モールと局所局所では良いプレーもあったが、良いプレーをつなげていくラグビーができていないので、つなげていくラグビーをしていきたい。
Q:大学練習環境は人数制限のある環境ですか。その環境で出来ていることはありますか。
森監督
緊急事態宣言環境なので、今も人数制限が続いている。
セットプレーについては安定するところに関しては練習が出来ている。ブレイクダウンのプレッシャーで、思うようにボールが出せなかった点は練習が出来なかった点と考えている。
同志社大学
伊藤紀晶 ヘッドコーチ(HC)
コロナ環境下、台風通過の環境下で、試合が出来たことを皆さまに感謝申し上げます。
良いところがあるなか、改善しなければいけないところもあり、グランドに戻って取り組みたい。
南光希 主将
開幕戦に勝てて良かった。点差は開いたが、修正点がいっぱい見つかったので、次に試合に向け準備していきたい。
Q:夏合宿が出来ず、実践経験が出来なかった点についてどのように感じたか。
南主将
他大学と試合することはなかったが、練習のなかでコンタクトの強度とか試合に向けて考えて練習していたので、試合で出し切れたと思う。
Q:スクラム・ブレイクダウンを圧倒していた点ついてどのように感じたか。
南主将
準備していた点だが、勝っているなかでの課題、選手が変わるとずれてしまう点などの課題があった。
Q:開幕戦が昨シーズンと同じ大学ですが、就任2年目としての違いはありますか。
伊藤HC
去年の開幕はなかなか練習が出来ず臨んだが、去年から取り組んできたディフェンス、ブレイクダウンなどが上積みされて、試合で出せるようになったと感じている。
Q:プレイヤーオブザマッチに選出された感想と今日のプレーを振り返ってはどうですか。
西村選手
初めて選ばれたので素直にうれしい。いいプレーと自分のミスでピンチがあった、練習で修正してこれからやっていきたい。
Q:BK・FWとも相手スペースを意識して突いて、ショートパスが良くつながっていたと思いますが。意識して取り組んできたことはありますか。
西村選手
春からオフロードに取り組んでいて、その練習の成果として、ビックゲインがとれていると思います。
Q:BKが機能したように見えていたが、試合あまりできていないなかのBKの感想はいかがですか。
田村選手
開幕で固くなるところもあるが、BKでトライが取れた点は同志社の強みを活かす部分なので、ポジティブに捉えている。
Q:ボーナス点制となって、前半早々でボーナス点を得たことをどう思いますか。
田村選手
勝ち点制は意識したが、自分たちのラグビーを意識することで、その先でボーナスポイントが取れると考えていた。
(文責 進藤剛)