12月9日(土) 第11節 トヨタ自動車 46-18 NTTドコモ

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トップリーグ2017-2018 第11節
トヨタ自動車 VS. NTTドコモ

2017年12月9日(土) 14:00キックオフ グラウンド:豊田スタジアム
トヨタ自動車 NTTドコモ
46 FULL TIME 18
17 前半 15
29 後半 3
詳細
(TL公式)

マッチレポート

本格的な冬を感じさせる天候の下、NTTドコモのキックオフで試合が開始された。
キックオフからトヨタ自動車がやや有利に長いファーストプレーが続く。
トヨタ自動車がFWの縦攻撃と効果的な裏へのキックで攻撃を重ねる。
対してNTTドコモはブレイクダウンで巧みさを見せ、ターンオーバーを得て地域を押し戻す。
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すると、前半8分、NTTドコモは中盤のラインアウトをターンオーバー、バックスへ展開すると巧みなループプレーで⑩パエアが中央から抜け出しトライ、コンバージョンも成功して0-7と先制する。
対するトヨタ自動車は、前半12分、相手陣ゴール前ラインアウトモールから前進、バックスに展開すると、⑤ジェイソンが縦に前進、そのまま中央にトライ、コンバージョンも成功して7-7とすぐに追いつく。
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その後、前半16分にNTTドコモ、前半22分にトヨタ自動車がPGを成功させ10-10とスコアが並ぶ。
さらなるスコアを得たい双方であるがトヨタはラインアウトが不安定で攻撃が継続できず、NTTドコモはペナルティが重なりリズムを作れない。

均衡を破ったのはトヨタ。
前半29分、ペナルティから速攻、②彦坂が抜け出すと素早く展開、⑫春山が回りこみ中央にトライ、コンバージョンも成功して17-10と引き離す。
一方、NTTドコモはキックオフ直後のスクラムから左に展開、再び⑩パエアが抜け出し⑮リアンに繋ぎ左中間にトライ、17-15と僅差のまま前半終了した。
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後半はPGを5分にNTTドコモ、8分にトヨタ自動車が決めて20-18とスタート。

後半10分、NTTドコモの⑩パエアがイエローカードで一時退場すると試合が動きだす。トヨタ自動車は、後半11分に相手ゴール前ラインアウトモールから前進、TMOの結果惜しくもトライは認められなかったものの、その後のスクラムから⑧タウファが左中間に飛び込みトライ、コンバージョンも成功して27-18と引き離す。

さらに、後半19分にもラインアウトモールから②彦坂が左中間に飛び込みトライ、コンバージョンも成功して34-18と勢いが止まらない。
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対するNTTドコモは⑩パエアが一時退場から戻り反撃を試みるが、ハンドリングエラーやラックでのミスが続き前半のような流れを掴めない。

すると自力に勝るトヨタ自動車は、後半25分にスクラムから、後半27分にはターンオーバーから立て続けにトライを奪い46-18と大きく引き離す。
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意地を見せたいNTTドコモは必死の反撃を試みるもトヨタ自動車の防御を崩せずノーサイド、46-18のトヨタ自動車勝利で試合が終了した。
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会見レポート

NTTドコモレッドハリケーンズ
ダヴィーヘッドコーチ
「前半は良試合ができたが、徐々に規律が図れなくなりミスが増えてしまった。また、後半出場したリザーブにもミスが多かった。ここまでミスやペナルティが重なると、トヨタに勝つことは難しい。」

リアンゲームキャプテン
「やはり、前半はよかったが、後半はペナルティが多く規律を守ることができなかった。あそこまでディフェンスが続くと勝つことは厳しい。」

Q「前半のスコアは競っていたが、ディフェンスが多かったので苦しい状況だったのか?」
Aリアンゲームキャプテン
「その通りです。そのような苦しい状況から、後半に一対一でのミスが出てしまい、それが重なって点差が開いてしまった。」
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トヨタ自動車ヴェルブリッツ
ジェイク監督
「後半はハッピーでしたが、前半はとても失望した。前半は左右にボールを振り回しすぎたので、後半は縦に突くことを支持した。後半は、戦い方に加えてリザーブが入ったことにより良くなった。先週の交流戦とは違って、リザーブが入ることによって試合の流れがよくなることはよかった。」

姫野キャプテン
「監督の言う通りで、前半はよくなかったが、後半は立て直すことができた。やはり、このような状況を自分たちで修正ができるように成長していきたい。また、勝って反省ができるのはいいことなので、今回の反省を次週の試合につなげていきたい。」
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(文責:早坂一成・伊勢昌幸人)

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撮影者:清水良枝