愛知・豊田ラグビーフェスタ2017国際親善マッチ
トヨタ自動車 vs レベルズ
2017年11月12日(日) 14:00キックオフ グラウンド:豊田スタジアム | ||||
トヨタ自動車 | レベルズ | |||
36 | FULL TIME | 28 | ||
19 | 前半 | 14 | ||
17 | 後半 | 14 | ||
詳細 (TL公式) |
マッチレポート
秋晴れの絶好のコンディションのもと、愛知・豊田ラグビーフェスタ2017 国際親善マッチ、トヨタ自動車ヴェルブリッツ対メルボルンレベルズの試合がレベルズのキックオフで行われた。
クリーンにキャッチしたヴェルブリッツは自陣から攻撃し相手陣に進む。
それでもレベルズはブレイクダウンからボールを奪取、ピンチを凌ぐ。
ヴェルブリッツは前半7分、中盤のブレイクダウンからターンオーバー、大きく右サイドにボールを動かすと⑭彦坂匡がライン側を走り切り右中間にトライ、コンバージョンも成功し7-0と先制する。
勢いに乗るヴェルブリッツは前半13分、相手陣のラインアウトからバックス展開、中央を突破しゴール前へ前進、左に大きく動かし端に構えていた②上野が左隅にトライ、12-0と追加点をあげる。
勢いに乗るヴェルブリッツは、さらに前半24分、ゴール前に地域を進めるとレベルズのペナルティー、スクラムを選択すると⑫ツイドラキが左中間に飛び込みトライ、コンバージョンも成功し19-0とリードを広げる。
対するレベルズは前半28分、ラインアウトから攻撃を継続するとゴール前へ、フォワードバックスと攻撃を継続し最後はラインを崩し、④アレックスが右中間にトライ、コンバージョンも成功し19-7と反撃を開始する。
さらに、レベルズは前半36分、中盤中央のスクラムからバックスが抜け出し大きく前進、最後は左に展開、③フェリテが左中間にトライ、19-14と詰め寄る。その後ヴェルブリッツがチャンスを迎えるもレベルズが寸断、このまま19-14で前半が終了した。
後半直後もヴェルブリッツが主導権を握る。
レベルズゴール前にチャンスを三度詰め寄りレベルズを自陣ゴール前に釘付けにする。
すると後半6分、スクラムからボールを継続して前進、最後は⑥藤井が左端を走りきりトライ、コンバージョンも成功し26-14と幸先の良いスタートを切る。対するレベルズも後半9分、キックオフ直後のカウンターアタックから前進、⑪ヘンリーがショートキックを交えた巧みなランニングで左隅にトライ、コンバージョンも成功し26-21と対抗する。
一方、ヴェルブリッツは後半12分、キックオフから攻撃を継続し、最後は⑪城戸が絶妙のスピードで走り込み中央にトライ、コンバージョンも成功し33-21と目まぐるしくスコアが動く。
さらに、自陣ゴール前のピンチから脱出したヴェルブリッツは後半23分、一気に地域を前進すると相手陣右中間でペナルティーを獲得、㉒樺島が冷静にPGを成功させ36-21と安全圏へリードを広げる。
早々に得点を重ねたいレベルズであったがヴェルブリッツの粘り強い防御が続き膠着状態になる。
レベルズが得点できたのは後半38分、中盤の連続攻撃から右に展開、最後は⑭ラトが抜け出しトライ、コンバージョンも成功し36-28と意地を見せる。しかしレベルズの最後の猛攻もヴェルブリッツが凌ぎノーサイド。
36-28とヴェルブリッツが競り勝ってゲームが終了した。
会見レポート
トヨタ自動車ヴェルブリッツ
ジェイク・ホワイト監督
けが人も出ず、いいトライもあった。茂野のプレーするチャンスがあったこともありよかった。また、沖縄合宿で試したことや、力を入れたことが試合で出せた。レベルズはベストメンバーではないことはわかっているが、 さまざまなことを試せる機会があったのは良かった。
茂野ゲームキャプテン
勝利できて嬉しい。沖縄合宿で勝つ準備をしてきたが、簡単なミスがあったことは反省点として今後につなげたい。
ー 茂野選手はプレーしてみてどうだったか?
茂野ゲームキャプテン
クイックスタートでイニシアチブが取れたのは良かった。キックミスなどがあったので、精度を高めていきたい。
MELBORNE REBELS
デビッド・ベッセルHC(ヘッドコーチ)
本日の試合に携わった皆様、ありがとうございました。今日の試合は、2019年の日本開催のワールドカップにとってもプラスになったと思う。ワールドカップの開催される会場で試合をし、それに貢献できたことはよかった。
ロブ・レオタゲームキャプテン
豊田市をはじめとした関係者の方々、ありがとうございました。タフなゲームでしたが、全体として、いい試合になったと思います。今後のトヨタ自動車ヴェルブリッツのさらなる躍進をお祈りしています。
ー トヨタ自動車ヴェルブリッツにはどのような印象をもったか?
デビッド・ベッセルHC(ヘッドコーチ)
ヴェルブリッツは本当によい戦いをした。特に前半の20分は、ヴェルブリッツからのプレッシャーを強く感じ、スピードでも上をいかれた。
ロブ・レオタゲームキャプテン
スタートから、ヴェルブリッツはアグレッシブな印象があった。レベルズは経験の浅い若いメンバーを多く起用したこともあり、圧倒される部分もあった。後半は、修正を加えて巻き返しすることができた。
(文責:早坂一成 伊勢昌幸人)