第五節後半2試合の見どころ
11月15日(土)
12:00 K.O. 京都産業 VS 同志社大 近鉄花園Ⅰ
14:00 K.O. 関西学院 VS 立命館大 近鉄花園Ⅰ
【京都産業大学 対 同志社大学 の見どころ】
48時間前メンバー表
開幕前は春夏の戦いぶりから劣勢が予想された京都産業大学であるが、開幕戦の摂南大学との一戦を制したことで波に乗りここまで負け無しの4連勝。大学選手権出場も確定した。戦い方は非常にシンプル。うまくエリアを取ってゴール前に迫り、伝統のスクラム、ラインアウトモールで崩すスタイルを徹底している。今季はそれに加えて前に出るディフェンスが機能しているので安定したゲーム運びが可能となっている。
一方の同志社大学も開幕4連勝で7年ぶりの優勝に向け着々と歩んでいる。ただここまで相手によって特にディフェンス面での波が見受けられ、その結果ここ2戦は快勝とは言いがたい内容であった。
安定したセットプレーから切り札松井を走らせる展開に持ち込むためにも、まずはしっかりとしたディフェンスラインを再構築したい。
今日の対戦はお互いスクラムに絶対的な自信を持つ両チームと言うことで、ここでの駆け引きが勝負の行方を左右するかもしれない。
【関西学院大学 対 立命館大学 の見どころ】
48時間前メンバー表
ここまで前評判どおりの戦いぶりで順調に勝ち星を重ねている関西学院大学。自陣からでも積極的に一人一人が前に出て、穴ができたと見るや才能あるハーフ団が仕掛けていくプレースタイルは相手にとって脅威となっている。ただキックを多用しないゲーム運びゆえ、後半運動量が落ちる時間帯をどう乗り越えていくかが、これから上位校との対戦では課題となってくるか。
一方リーグ2連覇を目指す立命館大学は、ここまで2勝1敗1分けと思うような展開に持ち込めていない。しかし前節の近畿大学戦では、後半20分過ぎから必死の追い上げを見せ同点まで持って行けたことは、今後に期待を残せた意味でも価値ある引き分けであった。まとまりの良いチームだけに簡単に崩れることはなさそうだ。
今日の対戦は、関西学院大学の波状攻撃を立命館大学が阻止し、後半勝負に持ち込めば勝負の行方は分からない。
関西大学リーグ委員 小松 節夫