立命館大学 VS. 関西学院大学
2016年10月2日(日) 14:00キックオフ グラウンド:東大阪市花園ラグビー場第2グラウンド 入場者数:4,778人 天候:晴れ/無風 | ||||
レフリー:河野哲彦(日本協会A1) アシスタントレフリー:真継丈友紀(日本協会A1) / 小原淳一(関西協会) / 坂井雄亮(関西協会) ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:立命館大学 8中村亮介 |
||||
立命館大学 | 関西学院大学 | |||
34 | FULL TIME | 21 | ||
29 | 前半 | 0 | ||
5 | 後半 | 21 | ||
詳細(PDF) |
マッチレポート
立命館大学は開幕戦を落とし、第2節は近年苦手とする関西学院大学との対戦。前節は自らのミスでリズムに乗れなかった反省からか、試合前のウォーミングアップは猛暑にもかかわらず1時間程度入念に行い、勝利を収めたい執念を感じた。
一方の関西学院大学は、昨シーズンの不振を払拭するように、初戦は1、2年生を交えたメンバーの活躍で関西大学を下し、さらに白星を重ねたい一戦となった。
立命館大は、前半開始からFW・BKが積極的に仕掛け関西学院大陣内に攻め込むと、5分、ゴール前5m左隅ラックから右LO川上凌央が右へ持ち出し左中間にトライ。ゴールは不成功で5-0と先手を取る。
立命館大はこの後も仕掛けるが、前節と同様に小さなミスが続き得点を挙げることができないまま、前半の中盤に差し掛かる。関西学院大は防戦一方にも関わらず得点機会を見出そうとするが、逆に立命館大のNo8中村亮介の前進を許すと20分にそのNo8中村が。27分にはSO田中健登が、35分にもNo8中村がこの日2本目になるトライを決め得点を重ねた(26-0)。更に前半終了間際の40分にもFB三輪貴将がPGを決め29-0と大量リードで前半を終える。
後半は、両チームとも攻撃を仕掛けるが、互いにディフェンス能力が上回り、20分過ぎまで得点を挙げることなく膠着状態となる。均衡を破ったのは関西学院大。22分に右中間ゴール前20mラックから、後半から出場のSH深田昂輝→No8岡部崇人→途中代わった左PR西田涼馬に繋ぎトライ。ゴール成功で29-7と追いすがる。
一方の立命館大は、30分に代わった20番小沢壱磨がトライを奪い34-7と逃げ切りに係る。しかし、関西学院大は34分、38分にいずれも途中で代わった17番西田涼馬、23番藤井俊哉がトライを挙げ、ゴールも決まって34-21と追いすがるが、時すでに遅くノーサイドとなる。
関西学院大学の大石監督代行は「立命館大学にはスクラムで格段の違いを見せつけられた。ボールが回り始めるとNo8に前進を図られ、前半で差をつけられた」「関西学院は、セットプレーから自慢のバックスでの展開を計画していたが、これだけ圧倒されたらなすすべはない」と語った。
立命館大学の中林監督は「勝因は“スクラム”」との答えであった。
マン・オブ・ザマッチには前半の3トライに絡んだ立命館大学のNo8中村亮介が選ばれた。
(記事:中村國昭、丸井康充)