11月17日(日) 天理大学 vs 近畿大学
レフリー:橋元 教明(日本協会)
アシスタントレフリー:山谷 亮介(関西協会) / 下田 紘朗(関西協会) / 阪本 浩助(関西協会)
天理大学 | 近畿大学 | |||
26 | FULL TIME | 28 | ||
19 | 前半 | 14 | ||
7 | 後半 | 14 | ||
勝点
1-4 詳細(PDF) |
▶近畿大学 12 嶋竜輝
天理大学 | ||||||
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監督 | 小松 節夫 | |||||
No. | Pos. | 氏名 | 学年 | 身長 | 体重 | 出身中学・スクール→高校 |
1 | PR | 森 仁之輔 | 3 | 177 | 104 | 草ヶ江YR→東福岡 |
2 | HO | 寺西 翔生 | 4 | 170 | 95 | 東生野中→常翔学園 |
3 | PR | 井上 魁 | 2 | 175 | 113 | 広島ラガーJRS→松山聖陵 |
4 | LO | アリスター・サウララ | 1 | 196 | 107 | デラセラカレッジ |
5 | LO | 木下 颯 | 3 | 181 | 98 | 吹田RS→石見智翠館 |
6 | FL | 川越 功喜 | 2 | 180 | 89 | 東生野中→天理 |
7 | FL | 太安 善明 | 2 | 176 | 95 | 茨田北中→天理 |
8 | NO.8 | パトリック・ヴァカタ | 4 | 189 | 122 | トンガカレッジアテレ→日本航空石川 |
9 | SH | 朝倉 達弥 | 3 | 171 | 73 | 筑紫丘RCJS→東福岡 |
10 | SO | 上ノ坊 駿介 | 3 | 183 | 88 | 三田RCJr→石見智翠館 |
11 | WTB | ナイバルワガ トマシ | 4 | 180 | 91 | 将軍野中→秋田工業 |
12 | CTB | 山田 晟大 | 1 | 178 | 82 | 堺RS→常翔学園 |
13 | CTB | トゥリマフア・トゥポウ | 2 | 185 | 104 | トンガカレッジアテレ→日本航空石川 |
14 | WTB | 平松 麟太郎 | 3 | 174 | 86 | 深野中→日新 |
⑮ | FB | 筒口 允之 | 4 | 171 | 82 | 長崎RS→長崎南山 |
16 | Re. | 稲嶺 翔太 | 3 | 172 | 100 | 大正北中→石見智翠館 |
17 | Re. | 小田 大樹 | 1 | 174 | 115 | 神戸科学技術 |
18 | Re. | 坂本 駿哉 | 3 | 177 | 114 | 薫中→天理 |
19 | Re. | 貴島 健太朗 | 4 | 176 | 97 | 上宮太子中→上宮太子 |
20 | Re. | 上ノ坊 悠馬 | 4 | 183 | 100 | 三田RCJr→市立尼崎 |
21 | Re. | 藤原 健之朗 | 4 | 168 | 70 | ノーサイドRS→日本航空石川 |
22 | Re. | 小山 諒介 | 3 | 166 | 75 | 南信州JrRS→東海大阪大仰星 |
23 | Re. | 藤原 竜之丞 | 4 | 170 | 72 | ノーサイドRS→日本航空石川 |
近畿大学 | ||||||
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監督 | 神本 健司 | |||||
No. | Pos. | 氏名 | 学年 | 身長 | 体重 | 出身中学・スクール→高校 |
1 | PR | 蔡 唯志 | 4 | 176 | 105 | 東大阪朝鮮中級→大阪朝鮮 |
2 | HO | 村尾 幹太 | 4 | 171 | 98 | 鞘ヶ谷RS→東福岡 |
3 | PR | 稲場 巧 | 4 | 175 | 110 | 生駒ラグビークラブ→近大附属 |
4 | LO | 楠 大輝 | 3 | 182 | 103 | 石切中→日本航空石川 |
5 | LO | 駒井 凌太 | 4 | 184 | 107 | 兵庫県RS→天理 |
⑥ | FL | 中村 志 | 4 | 161 | 80 | 真住中→大阪桐蔭 |
7 | FL | 岩本 圭伸 | 4 | 180 | 95 | 東生野中→常翔学園 |
8 | NO.8 | 古寺 直希 | 4 | 170 | 100 | 喜連中→石見智翠館 |
9 | SH | 渡邊 晴斗 | 2 | 171 | 76 | 東大阪KINDAIクラブジュニア→報徳学園 |
10 | SO | 中村 優太 | 3 | 174 | 83 | OWL洛南Jr.R.F.C→京都工学院 |
11 | WTB | 西端 玄汰 | 4 | 176 | 82 | 玄海ジュニアRS→東福岡 |
12 | CTB | 嶋 竜輝 | 4 | 177 | 88 | 石切中→日本航空石川 |
13 | CTB | 藤岡 竜也 | 4 | 183 | 95 | 金岡北中→浪速 |
14 | WTB | 植田 和磨 | 4 | 177 | 87 | 明石ジュニアRS→報徳学園 |
15 | FB | 阿曽 有馬 | 4 | 176 | 86 | 各務原RS→中部大春日丘 |
16 | Re. | 金井 海琉 | 3 | 172 | 104 | 東大阪KINDAIクラブジュニア→大阪桐蔭 |
17 | Re. | 弓部 智希 | 3 | 173 | 100 | 城南中→石見智翠館 |
18 | Re. | 島本 京 | 3 | 180 | 118 | 福岡舞鶴誠和中→東福岡 |
19 | Re. | 能勢 涼太郎 | 3 | 197 | 108 | 猪名川中→川西北陵 |
20 | Re. | 小西 泰誠 | 3 | 181 | 96 | 中野中→石見智翠館 |
21 | Re. | 竹山 栄汰 | 4 | 174 | 78 | 東生野→近大附属 |
22 | Re. | 伊藤 学 | 4 | 171 | 78 | 芦屋RS→報徳学園 |
23 | Re. | 井上 晴嵐 | 2 | 178 | 92 | 養精中→近大附属 |
マッチレポート
2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節2試合が晴天の神戸ユニバ競技場で開催された。
第1試合では、天理大学VS近畿大学が対戦した。
天理大は開幕から5連勝、勝点24を獲得し危なげない戦いが続いている。スクラム、アタック、ディフェンスも素晴らしく、2020年以来4年ぶりの関西制覇に向けても負けられない一戦。
近畿大は3勝2敗、勝点16を獲得。安定したスクラムとバックスの展開力を兼ね備えており、粘り強い戦いに期待したい。
前半は、近畿大SO⑩中村優太のキックオフで試合が始まった。
ゲーム序盤は、お互いに強いアタックを繰り返し、ゴール前まで攻め込むが、相手の粘り強いディフェンスなどで、ペナルティやノックオンなどのミスを犯し、得点に至らない展開が見られた。
前半19分、近畿大が自陣のルーズボールを相手陣に蹴り込む。そのボールを獲得した天理大プレヤーに素早くタックルを仕掛ける。そのBDからのパスを受けた近畿大WTB⑭植田和磨がステップで相手をかわし、30mを走り切り右隅に飛び込み先制トライ。GKもCTB⑫嶋竜輝が成功。0-7
25分、天理大が敵陣22mのラックから天理大LO④アリスター・サウララが抜け出しゴールライン前5mまで迫る。そのBDからのパスを受けた天理大SO⑩上ノ坊駿介が相手のタックルをかわし、最後は2名のタックラーをひきずったまま左隅にトライ。GKもFB⑮筒口允之が成功。7-7
28分、天理大が相手キックオフのボールを自陣22m付近からカウンターを仕掛ける。SO⑩上ノ坊がするすると抜け出し、相手陣に入ってゴロパントを。そのボールを拾ったCTB⑫山田晟大がゴールポスト下にトライ。GKもFB⑮筒口が成功。14-7
35分、近畿大が相手反則から得たペナルティキックから速攻を仕掛け、ラックを繰り返した後、PR③稲場巧が左中間に飛び込みトライ。GKもCTB⑫嶋が成功。14-14
38分、天理大がマイボールキックオフのボールをタップバックした後、敵陣に攻め込み、ラックから左へ展開。細かくパスを繋ぎ、最後はWTB⑭平松麟太郎が22mを走り切り左隅にトライ。GK不成功。19-14
41分に、天理大SO⑩上ノ坊がDGを狙うも不成功。
天理大SO⑩上ノ坊のキックオフで、後半が開始。
後半の立ち上がりは、キック合戦になったが、最後は天理大が制した。
後半5分、天理大はフィジカルとスピードを見せつける。自陣のラックから出たボールを左に展開し、タッチ際でのコンタクトからPR③井上魁が抜け出し、ハーフウェイから22m付近まで大きくゲイン。そのBDからトップスピードで走ってきたLO⑤木下颯へパスアウト。そのまま木下が中央まで回り込みトライ。GKもFB⑮筒口が成功。26-14
このあたりから近畿大の反撃が始まる。
8分に、相手陣においてLOにおける相手バックスのオフサイドで得たペナルティで、スクラムを選択。ここから天理大がスクラムでの反則を繰り返し、12分に天理大PR①にイエローカードが出される。この後も天理大はスクラムで反則を繰り返し、ペナルティトライも予想される中、19分にスクラムからCTB⑫嶋へ一人飛ばしてパス、そのまま右中間に飛び込みトライ。GKもCTB⑫嶋が成功。26-21
38分、近畿大が相手ゴール前のLOからモールをしっかりと組み、そのまま押し込み、最後はHO②村尾幹太が左隅にトライ。GKもCTB⑫嶋が成功。26-28
POMには、1トライと勝ち越しとなる難しい角度かつ距離のあるGKを含め、4本すべてのGKを成功させた近畿大CTB⑫嶋竜輝が選ばれた。
会見レポート
天理大学
小松節夫監督
先週(関西学院大学)に引き続き、近畿大学さんもすごくアタックがいいので、そのチームに対してどれだけディフェンスができるかを準備して臨みましたが、やはり近畿大学さんにはいいラグビーをされました。(点の)取り合いのなかセットプレーで苦戦したので、もう一本、二本を取り合いの中で(トライを)取れなかった。逆に(相手は)いいアタック、最終的にはいい(難しい)角度からのゴールキックも入れられてこういう結果になってしまった。最後まで逆転を信じて戦ったのですが、(近大さんの執念と言いますか、そのあたりで)再逆転することができず負けてしまいました。最終戦がまだ残っていますので、どちらにしても勝たないといけない相手なので、もう一度今日の敗戦を糧に京都産業大学さんに臨みたいと思います。
筒口允之キャプテン
前節(の関学)に続いて近畿大学さんもアタックのいいチームなので、ディフェンスで1週間しっかり修正練習を重ねて臨みましたが、やはり、簡単にトライを獲られる場面であったり、ゲインを許した場面が多かった。ここはしっかり修正していかなければいけないと感じました。この試合で終わったわけではないので、前を向いて、あと2週間しっかり(京産大戦に向けて)いい準備をしていきたいと思っています。
Q.スクラム、苦戦したと思うが?
小松監督
相手3番の稲葉君は強いというのは分かっていたので(スクラムの)対応は考えていたが、ヒットを受けてしまったのが(スクラムが悪かった)すべてだと思っています。次週、京産大さんもそこ(スクラム)からなので、修正して臨みたいと思います。
近畿大学
神本健司監督
天理大学さんのフィジカルとスピード、まずそこに勝てないと試合の勝利はないと申し合わせて臨みました。(トライの)獲られ方は不容易なものもあったのですが、うちの(ここは唯一)勝負できるところはセットピース(スクラム)、本日のゲームの要素においてもここが大きなポイントとなったと思っています。ただ、それだけではなくて、みんなが最後まで粘り強く(しっかり)体を張り続けてくれた結果が勝ちに繋がったと思っています。この状況から最終節を残して、自分たちの目標である所(大学選手権ベスト4)に行くには、次(節)に勝って選手権に行かないと次に進めないので、また、しっかり切り替えて(いい準備をして)臨みたいと思います。
中村志キャプテン
二つの目標(関西優勝と選手権ベスト4)の一つは難しくなったが、全国ベスト4に近づくためには、今日しっかり勝って(勝たなければならない)という思いの中で、勝てたことは本当に良かったと思っています。天理大学さんのフィジカルや展開力に対し、前半、受けてしまう場面もあってリードされる時間が長かったが、(FWのセットプレーとBKの展開力で)最終的には勝利できたことはとても良かったと思います。残り関学戦、ボーナス点も取って、目標に近づけるよう頑張りたいと思います。
Q.後半のスクラムで粘った(拘った)場面、そこが勝負を分けたと思うが?
中村キャプテン
今年は春からそこ(スクラム)は自信にしていたので、試合前にもそこが鍵を握るという話をしていた。(相手も自信があったと思いますが)そこで(自分たちの武器であるスクラムで圧力を掛ければ)近畿大学の勢いは乗っていくと思い(スクラムに)拘りました。
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