第15回関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会レポート

令和4年6月25日(土)・26日(日)の2日間、3年ぶりの開催となる「第15回関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会」を兵庫県淡路市「淡路佐野運動公園多目的広場 天然芝グラウンド」にて、各チーム1日参加に縮小し(1日最大27チーム)開催することができました。
ここ2年間は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開催を断念しておりましたが、コロナ対策を万全に行い子供たちの安全を最優先として開催。関西2府12県から25日は29チーム、26日は35チームの合計64チームからの参加希望がありましたが、抽選で1日27チーム2日で54チームに絞っての大会となりました。参加者は、1日目470人、2日目422人総勢892人の小学生が集まり熱戦を繰り広げてくれました。

今大会では、女子交流試合の開催を試み、1日目24名・2日目18名の合計42名の女子選手が参加し元気なプレーを見せてくれました。
開会式は、コロナ禍のために自粛となりましたが、開催地である地元兵庫県ラグビーフットボール協会より田中会長が2日間にわたってご参加いただき有難い応援を頂きました。

大会1日目は、梅雨前線の影響で怪しい雲息の中で開始、午後になり雷が鳴り、施設からの中断指示もあり1時間30分間の試合中断を行って再開、何とか1日分の試合を無事終了することが出来ました。

大会2日目は、快晴で気温が高く熱中症を気にしながら、安全対策上、ウォーターブレイクを入れながらの試合運びとなりましたが、それでも日頃の練習の成果か熱中症で倒れる選手もなく、また、練習の成果を発揮してどのゲームも白熱した試合を繰り広げてくれました。コロナ禍、そして猛暑の中、子供たちの安全を第一に考えなければならないこと、各チームの安全対策に対する認識と対応に協力していただくことが大会開催には不可欠と痛感しました。

今回、初開催の女子選手だけの交流試合では『参加してよかったですか?』との質問に『良かった』『また、やってほしい!』『このような企画が有れば参加したい』と言った声が聞こえ、今後の足掛かりとなった様に感じ、継続していくべきと確信しました。

試合については、全体に均衡した試合が多くミスマッチゲームも少なくなってきました。各チームのラグビーに対する前向きな姿勢が徐々に実現されつつあると見受けます。その一方で、まだまだ指導者が勝利にこだわりすぎたチームも有り、コロナ禍にも拘わらず大声で指示を出している指導者もいます。タックル(逆ヘッド)に入る姿勢、またボールを奪う時の姿勢が安全対策面で心配になる場面も多々多く見受けられました。
本大会はあくまでも小学生プレーヤーの交流を促しミニ・ラグビーに対する正しい理解と、心身の発達に応じた技術の向上を図ることを目的に掲げた大会でもあり、ラグビー規則ならびに世間のマナーを守ることを重視していただき、チャンピオンシップではないことをご理解いただきたいと思います。
レフリーでお世話になった方々には本当に暑い中ありがとうございました。良き試合にするのはレフリーの裁量と思っています。これからも宜しくお願い致します。

主催者側としては、3年ぶりに開催してみて、今後一層選手の安全対策(コロナ対策等を含む)に配慮しながら開催・運営していく必要性を感じ実施するべき事を再確認いたしました。
最後に、大会運営に協力いただきました日本協会、兵庫県協会、兵庫県協会医務委員会、関西協会U12普及育成委員の皆様にはお世話になり感謝申し上げます。

関西ラグビーフットボール協会 U12普及育成委員会


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