9月8日(日) 第2節 立命館大学 43−19 摂南大学

2019ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第2節

立命館大学 対 摂南大学

2019年9月8日(日) 13:00キックオフ
グラウンド:天理親里ラグビー場
入場者数:833人
天候:晴れ/微風
レフリー:立川誠道(関西協会)
アシスタントレフリー:飯田真治(関西協会) / 福岡直己(関西協会) / 有田信一(関西協会)
ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:立命館大学 15吉本匠
立命館大学 摂南大学
43 FULL TIME 19
7 前半 14
36 後半 5
詳細
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マッチレポート

秋という季節を忘れるような、気温35度を越えようかとのコンディションの中、天理親里競技場での第2節・第1試合。
前節・近畿大学のスピードある攻撃に苦しんだ立命館大学と前節・同志社大学に6トライを上げながらも星を落とした摂南大学との黒星スタート同士の戦い。
どちらが今期初白星を勝ち取ることができるのか。

立命大のキックオフで始まった。
立命大はキックオフ後しばらく、摂南大陣営に攻め込みフェーズを重ねるが、トライを取り切れず摂南大に押し返される。

立命大は前節でも立ち上がりにゴール前に迫るも取り切れず、近畿大に3本先行されるという痛い経験もあり、今日も立ち上がりに不安を残したであろう。
一方の摂南大は、前節は同志社大に先行され、それを追い上げたが追い上げ切れなかったという経験も、何としても先行したいところであったはず。
13分、摂南大は敵陣深く入ったところで、ペナルティから攻撃を仕掛け、CTB⑬テビタ・タイからNO.8⑧マタエナ・イエレミアというホットラインの攻撃で右中間ゴールラインを割る。FB⑮ヴィリアミ・ツイドラキがゴールを決め先制する(0-7)。

19分、次は立命大だった。ゴール前ラックからSH⑨平尾剛士からCTB⑫藤高将へ、オフロードでFL⑦野村雅大とパスを回し右中間へトライ。⑫藤高がゴールを決め追いつく(7-7)。
その後すぐの22分、今度は摂南大、ゴール前10MのラックからSH⑨守山虎二朗からSO⑩山田史樹、そしてFL⑥譲原匠海からオフロードで⑧イエレミアに渡りゴールポスト下にトライし、逆転する(⑮ツイドラキG成功7-14)。
前半の終盤はスコア動かず、摂南大リードで前半を終える。

太陽が容赦なく照りつける猛暑の中、15分間のハーフタイムで両チームとも集中力が戻っただろうか。
4分、後半の先制は立命大、WTB⑭藤井健太郎が個人技で大きくゲイン。最後は、⑨平尾がゴール前ラックサイドを突破し、トライ(⑫藤高G成功)でスコアをまたイーブンに戻す(14-14)。

続いて6分にも立命大、キャプテンWTB⑪片岡涼亮がデイフェンスラインを突破し、中央にトライで引き離す(⑫藤高G成功21-14)。
後半の序盤10分で立命大は集中力を発揮し、逆転に成功するも、好事魔多し。11分に立命大がライン攻撃でワイドに展開したボールを、摂南大WTB⑪岡田寛人にインターセプトを許し、1ゴール差に迫られる(21-19)。
この後、一進一退が続くが、25分に立命大はゴール前5Mラインアウトからモールを押し込みLO⑤横井達郎がトライ、FB⑮吉本匠がゴールを決め引き離す(28-19)。

立命大は、あと10分を切った34分には⑮吉本がPGを入れ、37分にはSH㉑松本涼志がゴール前ラックサイドを突破し、トライ(⑮吉本G成功38-19)。
40分にも、SO㉓安井拓馬からCTB⑬木田晴斗にパスを繋ぎダメ押しのトライ、終わってみればダブルスコア以上の点差、立命大の勝利でゲームセットとなった(43-19)。

MOMには、立命大⑮吉本匠が選ばれた。

立命館大学・中林正一監督
「前半、相手ゴール前での場面がかなりあったが、ハンドリングミスが10回、ペナルティが9回と集中力を欠いて自らでチャンスを潰してしまっていた。後半になって、結構拮抗していた場面もあったが、その時間帯にみんなで意識して取り組んだ結果が今日の勝利につながったと思う。もっと出来ると思っており(今日は勝って反省もできるので)、疲れもたまっているし、メンタル的にも整えて次週に向けていきたいと思います」。

立命館大学・片岡涼亮主将
「前節の近大戦では後手に回ってしまったという反省があり、今日は、マインド(メンタル)のところで折れないようにし、強い気持ちをもって最後まで走り切ろうということで臨んだ。前節から変わったメンバー(スタメン)もチームにフィットし、一体感をもってやれたことが勝利につながった。今日勝てたことは、みんなの自信につながったと思う。今日出た課題を修正して関学戦に臨んでいきます」。

MOMインタビュー

フォトギャラリー

■撮影者:KRPU 萩原康夫

■撮影者:清水良枝