トップリーグカップ総合順位決定トーナメント2回戦Honda VS コカ・コーラ
2019年1月19日(日) 14:00キックオフ グラウンド:ヤンマースタジアム長居 |
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レフリー: アシスタントレフリー: |
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Honda | コカ・コーラ | |||
24 | FULL TIME | 40 | ||
19 | 前半 | 19 | ||
5 | 後半 | 21 | ||
詳細 (TL公式) |
マッチレポート
ヤンマースタジアム長居で行われた13-14位の順位決定は、1回戦で日野戦に38-7で完勝したHonda HEATと49-26でサニックスに勝利したコカ・コーラレッドスパークスの対戦になった。お互いに勝利で今シーズンを締めくくりたいゲームはコカ・コーラのキックオフで始まった。
ホンダは開始早々3分、ゴール前ラインアウトからモールを押し込んでトライと思われたがTMO判定でノートライ。4分には再びゴール前7mのラインアウトからモールを押し込んで、最後は2番HO藤浪輝人が押さえた。10番SO忽那健太のゴールも決まって幸先良く先制。10分にもハーフウェイ付近ラックからバックスが抜け出して最後は14番WTBクリス・クリンドラニーがデフェンス弾き飛ばしてトライを決めた。
この日のホンダはFWが力を発揮、35分にはゴール前中央スクラムを押し込み15分に8番No8古田凌に代わった20番トマシ・ソンゲタが持ち込んでトライを奪う。
一方のこの日のコカ・コーラは前半から積極的にバックスでアウトサイドに展開。14分にゴール前10m付近ラックからバックスが鮮やかなサインプレーで10番SOダニエル・ホリンスヘッド、25分にもインターセプトから8番No8ジョゼフ・トゥペ、28分には自陣10m付近からのキックをチャージされるも、拾ってそのまま走り込んだみ5番LOマーク・アボットがそれぞれトライを決め、前半は19対19の同点で終了した。
後半開始早々の1分、ホンダがハーフウェイ付近中央ラックから展開し最後は13番CTB藤﨑眞樹のトライで先制。
しかし、その後試合はコカ・コーラに。コカ・コーラは前半同様積極的なアウトサイドへの展開を継続し11分に10m付近ラックからFW、BKSとつないで10番SOダニエルがトライ、20分には10mラックから2番HO原山光正が抜け出し9番SH三股久典につないでトライ、ゴールも決まって33-24とした。
27分にコカ・コーラの5番LOアボットがシンビンで退場となり、数的有利なホンダはゴール前のスクラムで押し込むチャンスが幾度かあったが、コカ・コーラはこのタイミングで2番HO原山から16番中村篤郎、3番PR日比野壮大から18番徳重元気とフレッシュなフロントに入れ替えピンチをしのいだ。その後36分に左中間10mラックから19番ヨハン・バードルが抜け出しトライ、15番FB鎌田健太郎のゴールも決まって40-24とし、二転三転した試合に終止符を打った。
会見レポート
Honda
ダニー・リー監督
しっかり強く終わろうと言うようなことを一週間言い続けてきた。姿勢だったりそこにコミットする気持ちというところに関しては、しっかりとやり切れたのではないかと思っている。ただ残念なことにゲームを分析すると、あまりにもミスが多かったように感じた。ただそれは、別にトレーニングが無かったとか努力が欠けていたとかそういうわけではない。コカ・コーラさんのトライというのは、やはり僕らが作り出してしまったミスから繋がってしまったものが何本かあった。そのミスによってコカ・コーラさんに勢いを取り戻されそれがトライに繋がり致命的な場面に繋がってしまったということがあった。コカ・コーラさんのプレッシャーは間違いなく、かなり強烈なものだった。ただ僕らとしては若いメンバーを中心にしっかりとしたラグビーをやってもらわないといけないというようなこともあった。今日のゲームで若いプレイヤーの方々というのは、今回の経験をもとに成長してくれるものだと信じている。シーズンはこれで終わりにはなるが、しっかりといい形でまた来年に繋げられたらと思っている。また来年もこのチームでやっていくことが非常に楽しみにしている。
川崎大翔 ゲームキャプテン
前半に良い入りができたが、やっぱりそこからは激しいプレッシャーもあってミスが起きてしまった。それで逆に相手に勢いを与える形になってしまい、それが最後まで出てしまった。自分たちとしては最後まで強くやりきるということを言ったが、若手中心のメンバーでコカ・コーラさんの激しいプレッシャーを受けてひっくり返されたり、追いかけたり、追いかけられたりというすごい良い試合、良い経験が出来たと思うのでこれを絶対来年に繋げて上位に食い込むチームになりたいと思う。
コカ・コーラ
アール・バー HC
今日のパフォーマンスでは自分たちの根性を見せることが出来たと思う。最初に12対0で負けていて、そこから逆転できたところもそうだが、後半もまた相手がすぐトライを取って、しかしそこから自分たちのやりたいことをやって、冷静にプレーが出来きたことは、すごくパフォーマンスに満足した。相手も良い試合をしたと思うし、若い選手たちにとって非常に良い経験になったと思う。またホンダの未来も眩しいと思う。最後に、この結果のお陰で絶対自信を持てるチームになって来シーズンこれを持っていって良いプレーをしていきたい。
山北純嗣 ゲームキャプテン
自分たちとしてはこの2週間、80分を通して絶対ミスはつきものなので、そこに下を向かず、前だけ向いていこうということをずっと言い続けてきた。その結果が80分最後に笑えるような結果に繋がったのではないかと思う。そして去年降格してしまって、その悔しい思いも一人ひとり自分を見つめなおす2週間になったのではないかと思う。
(文責 大阪府協会 灘英世)