12月25日(日) 第13節 近鉄 8-38 神戸製鋼

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トップリーグ 第13節
近鉄 VS. 神戸製鋼

2016年12月25日(日) 14:00キックオフ グラウンド:キンチョウスタジアム
近鉄 神戸製鋼
FULL TIME 38
前半 17
後半 21
詳細
(TL公式)

マッチレポート

ジャパンラグビートップリーグ2016-2017もいよいよ終盤の第13節。2016年末、文字通り最後のゲームは、前節まで2勝10敗勝点14と入替戦圏内の14位と低迷する近鉄ライナーズと前節ヤマハ発動機に15-33と敗れて優勝の可能性が消え、9勝3敗勝点42で4位の神戸製鋼コベルコスティーラーズの一戦。近鉄は入替戦回避、神戸製鋼は日本選手権出場に望みをつなぐものの、関西のトップリーグファンにとっては少し寂しいゲームとなった。年の瀬のキンチョウスタジアムでは試合に先だって女子ラグビーワールドカップ(WRWC)2017アイルランド大会への出場を決めたサクラフィフティーンのメンバーらによる平成28年度女子三地域対抗試合(関西・九州合同26-33関東代表)が繰り広げ、熱い戦いが展開された。女子試合に続いていよいよ阪神ダービー。両チームの雄姿を目に焼き付けようと駆け付けた5,000人近い両チームサポーターに見守られ、近鉄SO10番ベテラン重光泰昌のキックオフで幕を開けた。

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試合開始からやはり神戸製鋼が走力と長いパスを繰り出して、大きくボールを動かす。CTB12番山中亮平、SO10番イーリ ニコラスがそれぞれ果敢に狙ったPG、DGを外した後の14分、ゴール前25mで得たPGをCTB12番山中が難なく決めて0-3と先制した。そして直後の18分、神戸製鋼は10ml左ラインアウトより右に展開、この日FBに入った快速の15番山下楽平が右タッチライン際を大きくゲイン、フォローしたCTB13番トニシオ・バイフがDF陣を引きずりながら右中間に初トライを挙げた(ゴール成功0-10)。

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その後も神戸製鋼が優位にボールを支配するが、決定機にハンドリングエラーを犯すなど思うようにチャンスを生かせない。それでも近鉄ゴール前に攻め込んだ31分、ゴール直前左中間ラックから右に展開、ライン参加したFB15番山下楽が右中間に抑え0-17(G成功)と点差を拡げる。追う近鉄は35分、10ml中央で得たPGをSO重光が決め、ようやく3-17として前半を終えた。前半は神戸製鋼のFW・BK一体となった多彩な攻めに近鉄は防戦一方、得点差以上に神戸製鋼のペースとなった。

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後半に入り近鉄も奮起。10分にゴール前10m中央ラックから左に展開し、最後はWTB11番松井寛将が左隅に抑えようやくこの試合初トライを返して反撃開始かと思われた(8-17)。

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しかし神戸製鋼のペースは衰えず、13分にCTB12番山中がBK展開しトライ、16分に右PR3番山下裕史のラインアウトからのトライと得点を重ねる。36分にはWTB14番今村雄太がダメ押し。合計5トライ8-38と横綱相撲で近鉄を退けた。

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神戸製鋼は前節のヤマハ発動機戦の敗戦の影響も見せず堂々とした試合運び、総勝点を47として日本選手権出場に夢をつないだ。一方の近鉄は総勝点14のまま。怪我人が続出し、若手への切り替えも思うように進まず厳しい戦い。年明けに神戸製鋼は首位サントリー、近鉄もヤマハ発動機との対戦を残しているだけに古豪チームとしての意地を見せてほしい。
マン・オブ・ザ・マッチには全ゴールを成功させ(5G)、自らも1トライを挙げて攻撃のキーマンとして活躍した神戸製鋼CTB12番山中亮平に贈られた。

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記者会見ダイジェスト

近鉄ライナーズ 坪井章監督
本日も年内の最終戦、素晴らしい環境でゲームができたことを感謝する。ゲームに関しては、神戸製鋼の波動攻撃を受けたにも関わらず、リアクション良くチームスローガンのMove Fastを選手たちは体現してくれた。勝ちには結びつかなかったが、昨年のLIXIL CUPでの対戦で歯が立たなかったような状況から、今日はフィジカル面でもDFで押し返すシーンもあったのでチームとしての成長と受け止めている。あと年明けの2試合については、チーム一丸となって準備して臨みたい。

宮田一馬ゲームキャプテン
神戸製鋼に対して一週間、DF・アタックとも前に出るということにフォーカスして準備してきたが、DFでも前に出ることはしっかりできていたのでポジティブにとらえている。まだ接点の強いヤマハ発動機とのゲームも残しているので、しっかりと準備してフィジカルで勝てるようライナーズらしいアタックを体現したい。

――序盤は前に出るDFができていたが、後半神戸製鋼の圧力に押されていた原因は?
坪井監督

80分間なので若干疲れが出てきたのだと思う。ただその中、後半になっても直ぐに起き上がってリアクションできており、最後まで戦う姿勢は見せてくれた。ただその中で少し綻びが出たところを神戸製鋼のアタックでトライを奪われてしまった。

――入替戦圏内にいる中で、これからチームにどういったことを訴えかけていくのか?
坪井監督

皆さんご存知の通り今年は結構怪我人が多いシーズンだが、ピッチに立てるメンバーで毎節毎節最善の準備をして行こうと言っている。

宮田ゲームキャプテン
豊田キャプテンは常に次の試合に向けての準備をしようという人なので、入替戦よりも次のゲームをどうやって勝つか、そのために何をするのかということを訴えており、そのことがチームのモチベーションに繋がっている。


神戸製鋼コベルコスティーラーズ
ジム・マッケイヘッドコーチ

本日の試合の結果については非常に喜んでいる。先週の敗戦を受け、チームとしてどのように立ち直せるのかという点で非常に重要なゲームであった。選手たちが試合に向けて努力し、ゲームでもしっかり立ち直ってやるべきことをやってくれた。

橋本大輝キャプテン
今日の試合はしっかりと自分たちの持ち味を出せたと思う。相手の強みであるセットピースのところでも十分戦えていた。あとは規律の部分をチームとしてしっかり守って行ければ、より良いチームになることができる。

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――先週、ヤマハ発動機に敗れて優勝がなくなったにも関わらず、今日持ち味をだせた理由は?
橋本キャプテン

先週の試合結果で優勝はなくなってしまったがチームのプライドのために戦おうとし、もう一度自分たちの強みを思い出して、良い試合の時の自分たちのアタックを出して行こうと話した。

――サントリー戦、日本選手権出場に向けての意気込みを聞かせてほしい。
マッケイヘッドコーチ

我々がコントロールすることができるのは、残りの2試合にベストのパフォーマンスをすることしかない。やるべきことをやって、あとは待つしかない。まずはクボタ戦に今週よりさらに良いパフォーマンスをし、サントリー戦に関しての細かいことはクボタ戦が終わってから考える。

(記事:石川 悟、丸井康充)

フォトギャラリー

撮影者:KRPU 山口勝一

撮影者:KRPU 前田寛文

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