8月27日(土) 第1節 トヨタ自動車 39-18 豊田自動織機

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ジャパンラグビートップリーグ 第1節 トヨタ自動車 vs. 豊田自動織機

2016年8月27日(土) 19:00キックオフ グラウンド:パロマ瑞穂ラグビー場
トヨタ自動車 豊田自動織機
39 FULL TIME 18
15 前半 3
24 後半 15
詳細(TL公式)

マッチレポート

涼しい夜風が吹く中、ヴェルブリッツのキックオフで試合開始。
開始直後から、ヴェルブリッツがスクラムをはじめとしたすべてのプレーで前へ出る意識を強くもち、優位に試合を進める。
そして、前半4分と前半11分、連続攻撃から⑬イェーツがトライをあげ、10−0と、着実に得点を重ねていく。

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スピードあるトヨタ自動車・12タウモエピアウのアタック。


そこからシャトルズも攻撃のペースを上げ度々敵陣深くまで迫るが、ミスとヴェルブリッツのセットプレーの強力なプレッシャーにより得点を上げることができない。
それに対しヴェルブリッツは、前半25分に⑬イェーツがこの日3つ目のトライをあげリードを広げ、その後のシャトルズの攻撃を1PGのみに抑え、15−3のリードで前半終了。
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ディフェンスの隙を突く、トヨタ自動車・11城戸。


後半は、開始直後からシャトルズが積極的に攻め,敵陣で優位に試合を進める。
しかし、最初にスコアしたのはヴェルブリッツ。後半7分,味方が上げたハイパントのナイスキャッチからパスをつないで最後は⑭小原がトライ(ゴール成功)し、22−3リードを広げる。

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オリンピックで大活躍だった豊田自動織機・22坂井。


この後、シャトルズが後半11分にPG成功、さらに後半15分⑮片桐がトライ(ゴール成功)、22−13追撃ムードが高まるが、このムードを止めたのがヴェルブリッツの強力スクラム。

後半24分に相手のスクラムでの反則の繰り返しから認定トライ(ゴール成功)をあげ29−13。
その後、後半29分⑮ロビンソンがDGを決め、さらに、後半32分に⑩文字がトライ(ゴール成功)、7点を加え、終盤のシャトルズの猛攻を1トライのみに抑えて、39−18で開幕戦勝利を収めた。
試合終了後には、リオジャネイロオリンピックに出場した、シャトルズ坂井選手、ヴェルブリッツ彦坂(匡)選手の凱旋セレモニーを行われた。
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記者会見レポート

トヨタ自動車ヴェルブリッツ
菅原監督
初戦でホームゲーム、織機さんということでしたが、練習してきたことが出せたゲームでした。何より良かったのは、スクラムでした。

安藤キャプテン
昨日の試合を観て、開幕戦の難しさを感じていました。相手は織機さんで意識しましたが、次に繋がる内容でした。

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−−スクラムではどの程度手応えを得ることができましたか?
菅原監督
スクラムについてはかなり手応えを感じています。リーダー上野中心に、80分プレッシャーをかけ続けることができました。

−−ホーンが鳴っても攻め続けていましたが?
安藤キャプテン
ラストワンプレーだけど攻めようと声をかけました。全員に意思は伝わっていました。

−−最初の3トライはバックスが鮮やかなトライを挙げましたが?
菅原監督
うちの肝はフォワードなので、バックスのトライの陰にもフォワードがしっかりと仕事をして支えています。

−−スクラムは具体的にどのような強化をしてきましたか?
菅原監督
プレシーズンでヤマハさんから学んだことが大きかったです。スクラムは3人だけでなく、8人で組むという意識が強くなりました。

−−スクラムハーフの岩村選手の良さはどこでしょうか?
菅原監督
パスやキックなどのスキルの高さと、落ち着いているところです。
安藤キャプテン
しっかりとコミュニケーションがとれるので、やり易いです。

−−今後の課題は?
菅原監督
強豪チームとの対戦に向けて、ボールキャリアの精度とディフェンス力の向上が課題です。

豊田自動織機シャトルズ
丹生監督
本日はありがとうございました。開幕戦、瑞穂でトヨタさんということで、社員の方々もたくさん応援に来ていただきありがたかったです。勝って良いスタートを切りたかったです。また、シャトルズの歴史を塗り替えたかったですが残念でした。ですが、課題は明確なので、次週へ向けて修正していきたいです。

高田キャプテン
本日はお集まりありがとうございました。開幕戦は豊田ダービーということでしたが、結果は残念でした。今日出た課題を修正して次に繋げていきたいです。

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−−今日の試合での課題は何でしょうか?
丹生監督
セットプレーとブレイクダウンです。

−−ハーフ団は二人とも若かったですが、良さはどこですか?
丹生監督
9番の貴大はディフェンスが良いです。また、何事にも全力に取り組みます。サム・グリーンはパスや判断が良いです。若さに期待しましたが、球出しのところでプレッシャーをかけられてしまいました。

−−坂井選手の使い所は想定通りでしたか?
丹生監督
ある程度想定通りでした。後半から流れを変えるインパクトプレーヤーとして考えていました。本当はもう少し後で、残り10〜15分頃使いたかったですが、あのタイミングで出さざるをえませんでした。

(文責:大林直之 山下岳)

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