マッチレポート
準決勝第2試合は、昨年、第74回大会準優勝の西南学院大学(九州代表)と、初の決勝進出を目指す信州大学(関東2区代表)の試合となった。
北風吹く、冬の冷たさを感じる天候のなか、南側から攻める西南学院大のキックオフで試合は始まった。
前半2分、西南学院大は相手陣ゴール前中央へ攻め込むとラック形成から左へ展開、⑧江木畠大加がディフェンスの間を突きトライ(⑩川上隆輔コンバージョン成功)、7-0と先制する。
開始早々から力強いラグビーを見せる西南学院大。前半9分、西南学院大は、相手陣22m外側、相手ボールのラインアウトのボールをマイボールとすると、ボールを動かし、⑩川上の内返しのパスから⑦伊藤大進が縦に抜けラック形成から素早く、今度は⑩川上が⑭坂本晃太郎へロングパス、右隅へトライ(⑩川上コンバージョン成功)が決まり、14―0とする。
西南学院大はセットプレー、接点でプレッシャーをかけ続け、トライを重ねる。
前半14分、西南学院大は、相手アタックでターンオーバーすると、⑫村崎凪がゴール前へ持ち込みラック形成から、⑩川上から縦に走り込んだ⑧江木畠へパスが渡ると左中間へトライ(⑩川上コンバージョン成功)、21-0。
前半18分、西南学院大は、相手ロングキックを、相手陣10m外側左でマイボールとすると、右へ展開、⑮軽部周太郎がディフェンスをはねのけ右中間へトライ、26-0。
前半23分、西南学院大は、相手陣10m内側左中間でのファーストスクラムを押し込みながら、ショートサイドを攻め、⑨藤川啓大から⑪武田涼雅へパスが渡り、左隅へトライ(⑩川上コンバージョン成功)、33-0。
前半31分、西南学院大は、相手陣ゴール前5m外側右中間での相手ボールのスクラム、スクラムを押し込み、マイボールとすると、BKへ展開、⑬東渉太郎がディフェンスを振り切りゴールポスト左へトライ(⑩川上コンバージョン成功)、40-0。
さらに、前半34分、西南学院大は、相手陣10m右での相手ラインアウトでフリーキックを得ると素早く、左サイドへ攻め、相手ディフェンスが集まったところで、⑩川上から⑭坂本への長い距離のロングパス、右隅へトライ、45-0と大きくリードを拡げる。
直後の信州大のキックオフ再開で、相手陣22m内側左へ蹴り込んだボール、西南学院大はタッチラインを踏んでのキャッチとなり、信州大のラインアウトとなる。
信州大は、前半そのライアンアウトからの攻撃で、ラック形成と素早い球出しを繰り返し、ゴール前へ迫り、最後は⑪西村隆之介が左隅へトライ、5-45で前半を折り返す。
後半へ入ると、選手交代を進め、点差を拡げる西南学院大に対し、信州大はディフェンスが修正され、点差とは異なり、見応えのある試合内容となる。
西南学院大は、相手シンビンの時間も活かし、トライを重ねる。
後半7分、西南学院大は、相手陣10m外側右ラインアウトからで左右へ展開、⑭坂本へパスが渡ると、ディフェンスをはねのけ、さらに、ステップでディフェンスをかわし右サイドへトライ、50-5。
後半13分、西南学院大は、相手ロングキックを自陣10m付近でマイボールとすると左右にボールを動かしゴール前へ、最後は⑫村崎凪が右中間へトライ(コンバージョン成功)、57-5。
後半22分、西南学院大は、相手ペナルティーから、相手陣ゴール前5m右ラインアウトでモールを形成、押し込み②堀之内太陽がトライ、62-5。
さらに、後半28分、西南学院大は、自陣から左右に大きく展開し攻め、最後は⑭坂本この日4本目となるトライ、67-5と大きくリードを拡げる。
信州大は、後半31分すぎから約5分間攻め続け、後半36分、西南学院大のタッチラインを狙ったキックがノータッチキックとなり、相手陣10m外側左で⑪西村から⑮内田真嘉へパスが渡ると、ディフェンスかわしながら縦に抜け、ゴール中央へトライ(⑫遠藤名和宏コンバージョン成功)、12-67。
この後は、西南学院大が、後半39分、相手陣ゴール前5m右、相手ボールラインアウトで、相手SHからのパスを、㉑富村孝太郎がインターセプトし、そのまま右中間トライ、72-12。
直後の後半41分には、西南学院大のペナルティーから、信州大がキックで前進、信州大が相手陣22m内側左のラインアウトからのアタックで、相手ペナルティーを得ながらクイックスタートで攻め続けゴール前へ、FWでラックサイドを攻め、最後は⑤堀江恭介が左中間へトライ(⑫遠藤名和宏コンバージョン成功)、19-72となり、フルタイム。
西南学院大が、2年連続で決勝進出となった。