マッチサマリー
気温は低いが無風で快晴の大阪鶴見緑地球技場で準々決勝2試合がおこなわれた。
第一試合は前年度優勝のハーキュリーズ対宇都宮VOLT‘S(以下宇都宮)。
開始早々、宇都宮がPGで先制。その後1トライずつ取り合い、7-10で宇都宮がリード。「練習試合で負けてばかりなので、今日こそは」という上津監督の言葉通り宇都宮に勢いがあった。
一方、ハーキュリーズは「初戦なので」という豊田キャプテンの言葉通り少し緊張があったか。
しかし、前半の中盤から、ハーキュリーズはダブルラインからのテンポの良いパスワークで、相手ラインを次々とブレイク。
23分11番宮本のトライ、27分には10番竹本が中央付近から華麗なステップでディフェンスを置き去り、ゴールポスト下にトライ。4トライを重ね、前半は31-10で終了。ハーキュリーズの走力が目立った。
後半、このままハーキュリーズのペースかと思われたが、宇都宮はスクラムで優位に立ち、ハーキュリーズが次々とペナルティーを繰り返す。
25分宇都宮8番タトゥイラレプハが中央にトライ、34分12番FAEAMANIOPETIがトライ。31-22と2トライ差に追い上げ、宇都宮ベンチも大変な盛り上がりをみせた。しかし、終了間際ハーキュリーズ8番松村のトライがあり、38-22でノーサイド。
試合後、ハーキュリーズ林監督は「スクラムが課題」と苦笑いであった。