6月22日(土) 神戸製鋼 22-14 近鉄

トップリーグカップ2019 プール戦神戸製鋼 VS 近鉄

2019年6月22日(土) 17:00キックオフ
グラウンド:紀三井寺公園陸上競技場
レフリー:
アシスタントレフリー:
神戸製鋼 近鉄
22 FULL TIME 14
15 前半 0
7 後半 14
詳細
(TL公式)

会見レポート

近鉄
Q.今日のゲームについて感想をお願いします。
有水剛志 ヘッドコーチ(HC)
今日の試合は当然勝つつもりでしたが、結果的に敗れて残念です。具体的には色々あるのですが、前半のコントロール、ディシプリン、そこで神戸製鋼相手に、あのようなゲームを行ってしまっては、接戦はできたとしても、勝ちにはつながりません。

マイケル・ストーバーク ゲームキャプテン(GC)
前半はコーチが言ったとおりです。もちろん改善するチャンスは今後もいっぱいある。ラグビーのすばらしさはチャンスが毎週来るので、このチャンスを掴めるようにしたいです。
前半はディシプリンの無さ、ペナルティの多さで相手にチャンスを与えすぎ、日本のトップチームの神戸製鋼はそのチャンスをトライにつなげました。
しかし、ライナーズも努力し、諦めない気持ちを80分間維持できたことは良かったと考えています。来週は新しいチャンスを必ず掴んで勝利を得るように頑張ります。

Q.この大会の位置づけと、どういう準備をして臨んできたか教えてください。
有水HC
今シーズンは前期と後期に分けて考えているが、後期はもちろんトップチャレンジ、前期はカップ戦で結果を出すため、今日の初戦に向けて調整に取り組んできました。

Q.後半にはスクラムで優位になり、いい面も出たと思うが、スクラムに関してはどういうことでよくなったのか。またチャンピオンチームとの試合でどういうところが自信になったか教えてください。
ストーバークGC
スクラムについてはニック・スタイルズコーチの下、毎日のようにフロントロークラブ制度でハードワークに取り組み、しっかりしたフロント土台ができたと思います。
ゲームではペナルティを得るチャンスはあったが、とれなかったことは少し残念ですが、今日のスクラムの結果を自信にかえて、次のNEC、リコーに向けて、相手のスクラムも強力なので、さらに自分たちのスクラムをもっと強く、再構築して頑張りたいと思います。

Q.今日のパフォーマンスで評価できる点と今後の課題について教えてください。
有水HC
前半はライナーズのスタイルがアタック面、ディフェンス面でも全くできていなかった。規律が乱れたが、ハーフタイムで修正し、後半は自分たちのスタイルでプレイできたことは評価しています。また昨シーズンと変わった点です。
来週以降は今日のような前半の内容では格上のチームには勝てないです。その点は自分たちで絶対修正していかなければならないと思っています。

Q.正面選手の今日のパフォーマンスはどうでしたか。
有水HC
正面選手はもっとできる選手です。プレシャーを受けていたとは思いますが、ラインアタック、ゲームコントロールでもっと良さを発揮してほしいです。

Q.正面選手をスタンドオフで起用する意図を教えてください。
有水ヘッドコーチ
正面選手はユーティリティープレーヤーです。他の選手とのコンディション、バランスもあって、今日はスタンドオフをしてもらった。バックスリーができますので、スタンドオフは固定ではありません。

Q.トップリーグカップ戦をどのように捉えていますか。
有水HC
ライナーズにとって、格上のチームと試合ができるので、非常に良い機会だと考えています。

ストーバーグGC
コーチが言いましたように成長した新しい近鉄ライナーズを見せる機会であり、今日はチームがレベルアップ(改善)していることを見せることができたと思っています。新しい持ち味、(近鉄の)新しい時代を見せていきたいと考えています。


神戸製鋼
Q.今日のゲームについての感想をお願いします。
デーブ・ディロン ヘッドコーチ(HC)
勝ったことはうれしいですが、近鉄ライナーズのよいパフォーマンス、情熱によって、雑になってしまった面もあります。今日のゲームから学ぶことも多かったので、来週に向けて修正していきたいです。

日和佐篤 ゲームキャプテン(GC)
近鉄ライナーズのすばらしいプレシャーの中で、神戸製鋼のラグビーが難しかったです。勝ったことはポジティブに考えたいです。今日の課題を修正して来週に向けて準備していきます。

Q.この大会の位置づけと、目標、そしてどういう準備をしてきたか教えてください。
ディロンHC
カップリーグは競争力の高い試合が多いと思います。自分達が練習すること、プレイすることの理由は勝ちたいからです。次の試合では、自分たちの頭を切り替えて、長期戦に向けて臨んでいかなければならないと思っています。

Q.通常のトップリーグの準備を100とした場合、この試合の準備はどの程度ですか。
ディロンHC
同じです。同じハードワークでの準備に取り組んでいます。いつもと内容は変えているわけでありません。神戸製鋼を代表してプレイする以上は、誰も「この大会だから・・・」といったマインドセットではプレイをしていません。日和佐選手もそうですが、チーム内では常に高い競争意識を持っています。

Q.先発でエリス選手がゲームに出場しなかったが、エリス選手の状況とスケジュールが変わって出場した清水(晶)選手の評価はどうですか。
ディロンHC
エリス選手は体に違和感があって、ギリギリまで判断したが、出場できませんでした。
清水(晶)選手は良かったです。本人にとってもいいチャンスだったと思うし、その中でいいプレイをしてくれたと思います。来週に向けてもよりよいパフォーマンスをしてくれると思います。

Q.コンバートする選手が途中で清水(晶)選手から代わりましたが、どうしたのですか。
ディロンHC
これからのチェックですが、多分、足に違和感があり、他の選手に代わりましたが、よいキックであったので十分です。

Q.この時期に公式戦があるのはどのように考えますか。
日和佐GC
トップリーグ戦だから、カップ戦だからといったことは関係がありません。この大会のチャンピオンになるというマインドセットで、神戸製鋼として、自分としても絶対に勝ちたいです。

Q.W杯イヤーですが、国内トップリーグとして、どのように盛り上げていきたいですか。
日和佐GC
大会まで約3か月ですが、カップ戦でよいゲームをすることが、一番盛り上げる近道と思っています。ラグビー熱を広げられるような熱いラグビーをしていきたいです。

Q.どのような気持ちでこのカップリーグに臨んでいるのでしょうか。W杯についてはどうでしょうか。
日和佐GC
選手としてW杯への出場の可能性は厳しいと思いますが、神戸製鋼の中でも同じように競争があり、この競争にしっかり勝って、カップ戦を戦い、日本一を目指します。

Q.昨日、チームスローガン「燃料投下」が発表されましたが、スローガンへの思いと、決定までの経緯を教えてください。
ディロンHC
スタッフだけでなく選手も含めて決定しました。去年、高炉に火がともった。さらに燃料を投下して強大になる。それが神戸製鋼ラグビー部の取り組んでいく内容と同じでした。

Q.正面選手についてはどうでしたか。
日和佐GC
正面選手はよく分析してきている。今日は良いパフォーマンスだったと思います。神戸製鋼での試合ぶりも知っているが、お互いに切磋琢磨していけたらと考えています。

フォトギャラリー

■撮影者:梶間智

■撮影者:野口美保