12月11日(土) 摂南大学 vs 龍谷大学

メンバー表 マッチレポート フォトギャラリー

2021ムロオ関西大学Aリーグ AB入替戦
2021年12月11日 14:00 K.O.
入場者数:1826人 天候:晴れ/微風
レフリー:八木 聖也(日本協会)
アシスタントレフリー: 飯田 真治(関西協会) / 寺石 幸生(関西協会) / 伊達 義博(関西協会)
摂南大学 龍谷大学
69 FULL TIME 29
31 前半 12
38 後半 17
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メンバー表

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摂南大学
監督瀬川 智広
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR仲嶺 夏輝217095北神戸RS→尾道
2HO米川 辰巳417095大庄北中→新田
3PR戸高 寛康4176106市立尼崎
4LO山﨑 友誠418195住道中→東海大仰星
5LO徳永 リオ 吉平3183100東住吉中→上宮
FL隈元 添太417081蹉跎中→京都成章
7FL譲原 匠海417183豊中RS→常翔学園
8NO.8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノ3187110トンガカレッジ
9SH藤谷 龍哉316266藤森中→京都成章
10SO大津 直人116875常翔啓光学園中→常翔啓光学園
11WTB中来田 蓮416670交野第三中→日本航空石川
12CTB河波 風太417081岩出RS→和歌山工業
13CTB東 将吾317690淀中→芦屋学園
14WTBテビタ・タイ4185100トゥポウカレッジ
15FBヴィリアミ・ツイドラキ4185100ラトゥナブラ
16Re.正木 陸久417090アパッチRS→伏見工業
17Re.森山 正臣317595藤森中→京都工学院
18Re.原渕 修人2177106摂津
19Re.森山 迅都2182100藤森中→京都工学院
20Re.アミ二アシ・ショー2185115マリストブラザーズ
21Re.守山 虎二朗416467中野中→大産大付属
22Re.松浦 祐希417784大阪RS→常翔学園
23Re.前薗 斗真217282東住吉中→東海大大阪仰星
龍谷大学
監督原田 太津男
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR古林 辰規3172106徳島RS→石見智翠館
2HO大畑 龍平416896貝塚市立第四中
3PR田中 慎太郎4180110大塚中→早稲田摂陵
4LO杉本 佳志朗417895三田RS→報徳学園
LO⻲川 直哉418095凌風中→伏見工業
6FL三宅 洋輝416788西陵中→早稲田摂陵
7FL髙木 亮平416575藤森中→伏見工業
8NO.8高山 直暉317690本庄中→興國
9SH松木 勇斗417575藤森中→東海大学付属仰星
10SO伊藤 瑠生416370兵庫県RS→常翔学園
11WTB衣笠 麟416175明石Jr.RS→神戸科学技術
12CTB菊池 健太郎417283中鶴RS→東海大学付属福岡
13CTB片山 諒汰317188茨田北中→摂津
14WTB森岡 宏文417686文の里中→大阪産業大学附属
15FB嶋 大輝416780石切中→大阪桐蔭
16Re.角丸 誇己路417393洛西RS→洛北
17Re.糊谷 晟4182104常翔啓光学園中→常翔啓光学園
18Re.稲葉 蓮太郎4171108新東淀中→常翔学園
19Re.佐治 太伊史118386福崎西中→報徳学園
20Re.市川 真己417181市岡中→浪速
21Re.中島 悠斗317064柴島中→関大北陽
22Re.永井 智也316985蹉跎中→関大北陽
23Re.谷川 和117375高槻RS→大阪桐蔭

マッチレポート

昨シーズン入替戦の開催が見送られ、その悔しさも含めこの一戦にすべてをかけてきたでであろう龍谷大学と、接戦を落とし、結果として入替戦に回ってしまい絶対に負けることができない摂南大学、緊張感漂うABリーグ入替戦第2試合。

摂南大のキックオフで始まった。

スコアが動いたのは開始早々1分。摂南大は敵陣15M付近でのラインアウトをクリーンキャッチ、左オープンに展開し、CTBのところでデコイを使ったサインプレー、CTB⑬東将吾が切れ味鋭く走りこみ、そのままゴールポスト下に駆け込みトライ。FB⑮ヴィリアミ・ツイドラキがゴールキック(GK)を決める。(7-0)

この後、すぐに追いついておきたい龍谷大、FW・BK一体となった切れのあるワイドな攻撃でゴール前に迫るも、最後のボールがつながらずタッチを割ってしまう。
その後9分、相手ラインアウトセットが整わないところを見逃さず、摂南大はクイックスロー、キャッチした⑮ツイドラキが70M走り切って右中間にトライ(自らGKも成功させ)、リードを広げる。(14-0)

その後は龍谷大がゴール前に迫る場面が何度かあるものの、トライチャンスを摂南大のターンオーバーで摘まれてしまうという構図が続く。攻撃は十分通用しておりあと一歩の龍谷大。
何とか自陣を脱出した摂南大は、24分、敵陣22M付近で、また⑬東が強さとスピードを発揮し、ブレーク40M走り切ってゴールポスト下へ飛び込み(GK成功)、3トライ3ゴールとリードを広げる。(21-0)

龍谷大が苦労してゴール前まで運んだボールをギリギリで跳ね返され、摂南大は強いランナーが走り切ってトライをとるという展開。龍谷大はモチベーションを保てるかというところだが、29分、FW・BKで縦へ縦へとボールを繋ぎ、最後はWTB⑭森岡宏文が左中間に飛び込みトライ。FB⑮嶋大樹がGKを決める。(21-7)

引き続き巻き返しを図りたい龍谷大だが、ここまでで先発LO2人を負傷交代でリタイアさせてしまうという状況も苦しい。
摂南大は、34分に自陣からNO8⑧ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノが走り切ってトライ。40分にも⑮ツイドラキがトライを決め(GK成功)徐々に点差を引き離す。(31-7)
このまま前半が終了とも思われたが、ロスタイムの44分に龍谷大はゴール前に迫ったチャンスを⑭森岡が左隅に飛び込み、後半へ望みをつなぐ。(31-12)

後半は龍谷大のリスタートキックで開始。
前半最後に引き続き、後半最初のトライは龍谷大だった。2分、果敢にゴール前に攻め込み、5Mラインアウトを確保しモールを形成、HO②大畑龍平が飛び出し、右中間にトライ。点差を更に詰め逆転への期待を抱かせる。(31-17)

しかし、次は摂南大、直後の4分にLO⑤徳永リオ吉平がトライ(GK成功)でまた引き離す。(38-17)
少し膠着状態が続いたが、11分、龍谷大はLO⑧高山直輝のトライ(GK成功)で、2トライ・2ゴールと巻き返す。(38-24)
だが、龍谷大の追い上げもここまで、摂南大は20分、23分とWTB⑭テビタ・タイが連続トライ。26分には⑮ツイドラキが、32分にはSH㉑森山虎二郎がトライを決め勝負あり。(64-24)

ロスタイムに入って龍谷大(⑮嶋)と摂南大が1本づつトライを追加してゲームセット。(69-29)
結果、摂南大のAリーグ残留となった。

龍谷大は、摂南大を苦しめる場面も多くあった。来年の入替戦に向けてさらに進化されるであろう。他方、摂南大は、接戦を落としての入替戦出場だった。来期はAリーグ上位での活躍が期待される。

会見レポート

龍谷大学
原田太津男 監督
沢山の方に応援していただいている中、順位決定戦で大体大さんに大敗してしまい、この1年間やり続けてきたことをもう一度原点を見直そうということでアグレッシブな姿勢でこの一戦に臨みました。春から取り組んできた龍大らしいアタックはAリーグのチームに通用するという手ごたえを得た一方で、個々の強さのところで及ばない部分が多々あって、これがAリーグの壁だと感じました。次の1年は、このチームが準備してくれたことの上に、さらにAリーグに向けて準備できるようなビジョンをもって取り組んでいきたい所存です。

亀川直哉 キャプテン
この1年「ワンチーム」をスローガンに掲げて取り組んできたが、この試合に出たメンバーはしっかり体現してくれたと思いますが、やはり結果を見ると大敗で、まだまだAリーグとの差は大きいなと感じました。自分はけがで離脱してしまいましたが、メンバーは体を張って最後まで頑張ってくれたと思います。

Q.昨年、入替戦はなかったが?
亀川キャプテン
やはり、去年に昇格して、自分たちの代でAリーグとの想いは持っていました。モチベーションを保つのは大変だったが、そこは切り替えてこの1年やってきました。

Q.Aリーグとの差を埋めるために後輩へ伝えることは?
亀川キャプテン
フィジカルの部分やセットピースは通用したかなと思っています。また、その後のアタックも、そのあたりは自分たちがしっかりと準備してきた部分です。しかし、通用しなかった部分はプレッシャーが(Bリーグと比べると)全然違うので、プレーの質やミスで精度が落ちるといった細かい部分をもっともっと突き詰めていかないと(入替戦を想定した上で練習もやっていかないと)と思っています。


摂南大学
瀬川智弘 監督
80分間、龍谷大学さんの激しいファイトに苦労し、ミスも多く、失点も多い試合でした。今日の反省を踏まえて、月曜日から取り組んで行きたいと思っています。

隈元添太 キャプテン
まず、入替戦を勝ち切れたことを嬉しく思います。このシーズンで数々の経験をさせていただいたので、来年もAリーグとして後輩たちにバトンを繋げることができたという意味では価値のある勝利だと思っています。

Q.(Aリーグ団子状態の中で)入替戦順位となってしまったことへの反省は?
瀬川監督
部員160名が(Aリーグの中で)勝つという経験があまりなくて、ゲームの流れを掴むことであったり、ネガティブな選択をしてしまったりとか、点差こそ縮まってきたが、まだまだ足りないところが多いかなと考えています。ただ、来シーズンもAリーグで戦えるので、一つ一つ修正して、そういった(勝てる)文化を作っていきたいと考えています。

隈元キャプテン
私たちの一番悪い(修正していかないといけない)ところは、とり切れる所でとれなかったり、絶対に守らないといけない所で守り切れなかったりと、勝負強さの部分が(上位チームに)出遅れてしまっていると感じました。これは、日々の練習での積み重ねだと思うので、厳しさをもった練習を積み重ねていかないといけないと思っています。


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■KRPU 萩原康夫
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