愛知・豊田ラグビーフェスタ2018
同志社大学 vs 慶応義塾大学
2018年6月17日(日) 12:00キックオフ グラウンド:豊田スタジアム | ||||
同志社大学 | 慶応義塾大学 | |||
28 | FULL TIME | 19 | ||
7 | 前半 | 0 | ||
21 | 後半 | 19 | ||
詳細 (TL公式) |
マッチレポート
蒸し暑さを感じる曇り空の下、第101回目となる定期戦は、慶應義塾大学のキックオフでゲーム開始。
慶應義塾大学が開始早々からFW・BK一体となってボールをつなぎ、優位に試合を進める。
対する同志社大学も必死のタックルで応戦しながら、少しずつ陣地を戻して行く。
そして前半23分、同志社大学はゴール直前まで攻め込むも、ノックオンでトライならず。
しかし、ここから同志社大学はFWのスクラムの優位性を生かし、相手陣で試合を進める。
そして前半終了直前、ハーフウェイ付近で相手ボールを奪い、そのボールをつないで最後は⑬山口がトライ(ゴール成功)し、この試合最初の得点をあげ、7−0とし、前半終了。
勢い付く同志社大学は、後半もキックオフ直後のラインアウトからFW・BK一体となって攻め込み、最後は⑥嶋崎がトライ(ゴール成功)し、14−0と点差を広げる。
それに対し慶應義塾大学は後半10分、相手ゴール前ラインアウトからモールを押し込んで②中本がトライ(ゴール成功)し、14−7と反撃を開始する。
そして後半19分、慶應義塾大学は相手陣22mライン内側のラインアウトからFWが縦突進を繰り返し、最後は⑧北村がトライをあげ(ゴール成功)、14−14とし、試合を振り出しに戻す。
このまま慶應義塾大学ペースになるかと思われたが後半23分、同志社大学が連続攻撃から⑮安田がトライ(ゴール成功)し、21−14と再びリードを奪う。
この後一進一退の攻防が続いたが後半35分、同志社大学が上げたキックに対する両チームの競り合ったボールが、同志社大学⑬山口の胸に入り、そのまま50mを独走してトライ(ゴール成功)、28−14とし、勝利を決定づける。
そして、同志社大が、その後の慶應義塾大学の猛攻を終了直前の1トライに抑え、28−19でフルタイム。
試合終了後、新楯となった定期戦楯の授与が行われ、第101回定期戦は同志社大学が勝利校となった。
会見レポート
慶応義塾大学
金沢監督
同志社大学との101回目定期戦として、愛知・豊田ラグビーフェスタでの勝利を目指したが、自分たちのミスでうまく試合を進めることができなかった。
現状は、自分たちで突破できるチームではないので、秋に向けて修正をしていきたい。
古田主将
試合内容としては、良い時間帯と悪い時間帯の差が大きかったのが反省点。
判断を誤っている部分や、プレーのミスなどを修正して、ラグビーのレベルを上げていきたい。
ー 良い局面と悪い局面をどのように捉えているか?
金沢監督
良い局面は、ボールを有効なエリアに運べている局面、悪い局面はミスなどもあり点を取り切れていない局面。
悪い局面では、プレーの選択に改善の余地がある。
同志社大学
萩井監督
先週の明治大学戦の反省なども意識し、ディフェンスをあげることなど、今までやってきたことを実践する試合にすることができた。
素晴らしい環境で試合をしたこともあってか、序盤のミスが多かったが、前半粘り切れたことや、後半追いつかれても突き放せたことが良かった。
山口主将
前半はミスが多かったので、自分たちのペースで試合を進めることができなかったが、後半は修正をして改善できた。
今日の勝利を素直に喜び、さらなる強化につなげてプラスにしていきたい。
ー 前半にミスが多かった理由は?
山口主将
湿度が高く、ボールがスリッピーであったことが要因と考えられる。
ー 次戦の天理大学戦に向けた修正点は?
荻井監督
外国人選手もいる相手なので、今までやってきたことをより強化して取り組みたい。
ー 慶応のモールでトライされたことに関しては?
荻井監督
良くないことであるので、ゴール前ラインアウト持ち込まれないための中盤での対策、ゴール前ラインアウトに持ち込まれてしまった場合の対策をそれぞれ進めていきたい。
(文責:大林直之 伊勢昌幸人)