1月14日(日) NTTコミュニケーションズ 38-32 キヤノン

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トップリーグ総合順位決定トーナメント 第2節
NTTコミュニケーションズ VS キヤノン

2018年1月14日(日) 14:00キックオフ グラウンド:パロマ瑞穂ラグビー場
NTTコミュニケーションズ キヤノン
38 FULL TIME 32
14 前半 10
24 後半 22
詳細
(TL公式)

マッチレポート

爽やかな冬空のもと、シャイニングアークスのキックオフで試合が開始された。
開始早々、イーグルスは自陣に攻め込まれるも、ターンオーバーから大きくボールを動かし、瞬く間に敵陣へ攻め込むと、相手の反則を誘いペナルティーキックを獲得。
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前半7分、⑩田村が正面のペナルティーゴールを確実に決め、0-3と先制した。
反撃したいシャイニングアークスは、中盤でボールを獲得すると、強烈な縦への突破を起点に敵陣へと攻め込む。
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前半16分、シャイニングアークス⑮小倉がディフェンスラインの裏へ蹴り込んだボールを再獲得すると、細かくパスを繋ぎ、最後は②三浦が左中間に飛び込みトライ(ゴール成功)、7-3と逆転に成功した。
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勢いに乗るシャイニングアークスは、前半26分、自陣で相手ボールを奪うと、⑫石橋が抜け出し大きくゲイン。サポートしていた⑦金へ繋ぎ、絶妙なタイミングで走り込んできた⑮小倉へと渡りトライ(ゴール成功)、14-3と追加点をあげた。
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トライが欲しいイーグルスは、前半32分、キックカウンターを起点に敵陣に攻め込むと、素早くボールを動かしラインブレイク、⑧エドワードへと渡り右中間にトライ(ゴール成功)、14-10と点差を縮めた。
その後は、風上に立つイーグルスが何度も敵陣へと攻め込むも、あと一歩のところで得点まで至らず、そのまま14-10で前半が終了した。
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後半は開始早々に試合が動いた。
シャイニングアークスはキックオフのボールをキープすると、力強い縦への突破と素早い展開で一気に敵陣ゴール前まで攻め込むと、後半2分、⑩友井川が目の前の空いたスペースを突破しトライ(ゴール成功)、21-10と再び点差を広げた。
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シャイニングアークスは、さらに、後半9分に⑮小倉がペナルティーゴールを決め、24-10とすると、後半13分には⑧アマナキがトライ(ゴール成功)を奪い31-10、後半17分には⑪小泉がトライ(ゴール成功)をあげ、38-10と立て続けに得点を重ね、リードを広げた。
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なんとか食らいつきたいイーグルスは、後半19分、相手陣での連続攻撃から⑮上原が左ライン際に飛び込みトライ、38-15と反撃の狼煙をあげる。
イーグルスは、後半27分、敵陣ゴール前のモールを押し込み、⑤アニセがトライ(ゴール成功)、38-22と追い上げると、後半31分にも、中盤でのバックス展開から⑪ホセアが抜け出し、40mを走り切りトライ(ゴール成功)、38-29とする。
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さらに、イーグルスは後半39分にもペナルティーゴールで得点を重ね、38-32と迫る。しかし、最後はシャイニングアークスが懸命のディフェンスでリードを守り切りノーサイド。
シャイニングアークスが、38-32で勝利を収めた。
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記者会見レポート

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
ロブ ヘッドコーチ

2週間良い練習ができ、勝てて良かったです。オフシーズンに向けて良い状況となりました。先週の試合はハーフタイムまでは18-0でしたが、後半にリラックスし過ぎてしまい、点差を縮められてしまいました。今日の試合も同じ様な展開になってしまい、課題が残りました。

金キャプテン
チームメイトに感謝しています。シーズン中はタフなところも多かったですが、皆が一つの方向を向くことができ、最後2つ勝つことができました。9位という自分達が望んだ結果ではなかったので、来期はもっとハードワークをしたいです。

Q:「オフのチームの過ごし方は?」
A:(ロブHC) オフはフィジカルを強化させたいが、スキルの部分や状況判断も成長させたい。

Q:「今季の総括は?」
A:(ロブHC) チームに感謝しています。いつも全力で、チーム全員が一つの方向を向いて頑張ってくれました。トップリーグの中で4~10位のチームはレベルが近いのは、日本のトップリーグの成長にとってはとても良いです。神戸製鋼やヤマハとの試合のように、トップチームに良い試合ができる時もあれば、そうでない時もある。ムラがあるので、毎試合良いパフォーマンスができるようにしていきたいです。

Q:「今季一番苦しかった試合は?」
A:(金キャプテン) 勝てる試合を落としてしまった時は苦しかったです。特にトヨタやリコーは最初だったので、勝てなかったのは痛かったです。

Q:「今日の試合のセットピースについて?」
A:(ロブHC) スクラムはフロントロー全員がとても成長することができたので安定して組むことができました。ラインアウトはキャノンのプレッシャーが非常に強かったですが、上手くボールを確保することができました。セットピースに関しては、コーチ陣にとても感謝しています。
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キャノンイーグルス
今村ヘッドコーチ代行

シーズン締め括りの試合として勝って終わりたかったですが、ミスの数の差が点差となってしまい勝つことができませんでした。しかし、選手は試合終了までチャレンジし続けていましたので、そこは次につながる試合になったと思います。

植松バイスキャプテン
菊谷選手の最後の試合だったので勝ちたかったですが、ミスの差が出てしまいました。

Q:「結果としては敗北してしまいましたが、手ごたえはどうでしたか?」
A:(今村HC代行) 前半からボールを持って攻撃をし始めるといい形を作ることができていました。後半との違いはスコアにつなげられたかどうかで、前半は多くのチャンスがありながら、ミスでトライを取ることができませんでした。後半はその点を修正し、ラインブレイクからスコアにつなげることができた点は、良かったと思います。しかし、トライを取られ過ぎてしまい、勝利に届きませんでした。

Q:「菊谷選手が最後の試合ということもあり、この試合に向けて何か特別な準備はしていましたか?」
A:(植松バイスキャプテン) 準備としては、いつもと変わらない準備をしましたが、みんなの中に特別な試合だという気持ちはありました。

Q:「シーズン直前にヘッドコーチが変わりましたが、どんな苦労がありましたか?」
A:(今村HC代行) 本当にいい経験をさせてもらったと感じています。この立場になって初めて分かることもありましたし、とても難しいこともありました。ヘッドコーチとしての強さが自分自身に足りないと感じる場面もありましたので、今後に活かしていきたいと思います。
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(文責 山下 岳・山下 昂)

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■撮影:清水良枝