第七節の見どころ
12月6日(土)
14:05 K.O. 立命館大 VS 同志社大 西京極
【立命館大 対 同志社大の見どころ】
ここまで4勝2敗の同志社大学は、強力フォワードが不完全燃焼だ。大学屈指のフロントローが爆発的な威力を発揮することが少なく、また、切り札であるWTB松井も各チームから完全にマークされてしまった。リーグ最終戦では、これまでチームをけん引してきたフォワード3列がフィジカルの強さを活かしてチャンスを作り、HB団がバックスラインの潜在力を引き出せば、圧倒的な攻撃力が開花するだろう。
一方の立命館大学は、ここまで3勝2敗1引き分け。前年に活躍した卒業生に代わる選手の登場が待たれたが、苦戦が続き、前節の京都産業大学戦でやっと前に出るプレーができるようになった。よく走るフォワードが接点の攻防を制したら、宮田、蔵田の両WTBがゲインラインを越えていくだろう。
同志社大学は、立命館大のしつこいディフェンスに根負けせずスコアを重ねられるか。
立命館大学は、同志社大が一瞬見せるディフェンスの隙にマイボールを運ぶことができるか。僅かなミスも許されないハードな試合になるだろう。
11月30日で関西大学Aリーグの優勝は関西学院大学に決まり、最終戦の勝者は3位となる。単なる3位決定戦ではなく、長い歴史を誇る「同立戦」の一戦として、全身全霊のプレーを期待したい。
関西大学ラグビーリーグ委員長 高見澤 篤