12月5日(土) トップウェストA 2ndステージ第3節 大阪府警察 対 中部電力
2015年12月5日(土) 14:00キックオフ グラウンド:東大阪市花園ラグビー場 入場者数:1649人 天候:晴れ | ||||
レフリー:四辻順一朗 (関西協会) アシスタントレフリー:小出兼司/船岡克広/泉太郎 |
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大阪府警察 |
中部電力 |
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20 | FULL TIME | 18 | ||
6 | 前半 | 12 | ||
14 | 後半 | 6 | ||
勝点 4 |
詳細(PDF) | 勝点 1 |
マッチサマリー
第2試合はリーグ優勝を懸けた熱い戦い。晴天ながら強風の中、素晴らしく芝が整備された東大阪市花園ラグビー場第1グラウンドで大阪府警察のキックオフで開始された。
立ち上がりは大阪府警が前に出るディフェンスで相手反則を誘いだし、前半2分、ゴール前35m右中間からSH三瀬亮太郎がPGを決めて先制する(3-0)。その後は中部電力がペースをつかみ攻撃を仕掛けるものの、大阪府警が体を張ったディフンスで凌ぐ。迎えた21分、中電がペナルティーからタッチを狙い、ラインアウトからのモールで攻め込み、ゴール直前左中間ラックからSH東郷幹也が左中間にトライして逆点。SH東郷のGは不成功に終わる(3-5)。
25分にもペナルティーからタッチ。ラインアウトからモールを形成して押し込み、HO山森裕之が左中間にトライしGもSH東郷が今度は成功させリードをひろげる(3-12)。一方、大阪府警は32分に22mL中央よりのPGをSH三瀬が決めて(6-12)差を詰めたところで折り返しとなった。前半は中電がリードで終わったものの、追加点を取れるチャンスをつぶしてしまったのが悔やまれる。
後半は立ち上がりから2分、7分と中電SH東郷が確実に決めてリードをひろげる(6-18)。その後も中電ペースで試合が進む中、29分に大阪府警はゴール前10m中央ラックから後半途中出場のキャプテンSH㉑大友健太郎が左に展開、SO三瀬憲二郎、右CTB㉒新里涼と繋ぎ左中間にトライを挙げる。Gも㉓左WTB泉雄也が決めて反撃開始(13-18)。このトライで勢いが戻った大阪府警は37分にゴール前10m左中間ラックから右に攻め右WTB㉓泉が同点のトライを中央に押さえる(18-18)。Gもその右WTB㉓泉が決めてついに逆点(20-18)に成功。観客席は大歓声で沸きかえった。
中電も再逆点を狙って猛攻を仕掛けるが大阪府警も必死に耐えそのまま試合終了となった。この試合、中電が追加点を取りきれなかった事が最後まで響いた。修正してトップチャレンジ2に挑んで欲しい。大阪府警は諦めず最後まで粘り強いディフェンスを続け、全員の執念で勝利を勝ち取った。
第1機動隊(要員警護等担当)の現職警察官のみのチーム構成でトップチャレンジ1に進む。ラグビーワールドカップでラグビー人気が高まる中、また一つ注目の的となる事は間違いない。公務もこなしてのチャレンジは厳しいかもしれないが、しっかり準備し、観ている人々に感動を与えるゲームでトップリーグ昇格を目指して欲しい。
(記事:鈴木博之、丸井康充)
フォトギャラリー
2015年12月5日(土) 大阪府警察対中部電力 ■撮影:野口美保