9月22日(日) 近畿大学 vs 立命館大学


入場者数:1869人 天候:雨一時強く降る/微風
レフリー:橋元 教明(日本協会)
アシスタントレフリー:四辻 順一朗(関西協会) / 寺西 亮(関西協会) / 泉 太郎(関西協会)
近畿大学 立命館大学
59 FULL TIME 31
40 前半 12
19 後半 19
5勝点0
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶近畿大学 13 藤岡 竜也

試合映像(ダイジェスト)


メンバー表

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近畿大学
監督神本 健司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR蔡 唯志4176105東大阪朝鮮中→大阪朝鮮
2HO村尾 幹太417198鞘ヶ谷RS→東福岡
3PR稲場 巧4175110生駒ラグビークラブ→近大附属
4LO小西 泰誠318196中野中→石見智翠館
5LO楠 大輝3182103石切中→日本航空石川
FL中村 志416180真住中→大阪桐蔭
7FL岩本 圭伸418095東生野中→常翔学園
8NO.8古寺 直希4170100喜連中→石見智翠館
9SH渡邊 晴斗217176東大阪KINDAIクラブジュニア→報徳学園
10SO中村 優太317483OWL洛南Jr.R.F.C→京都工学院
11WTB西端 玄汰417682玄海ジュニアRS→東福岡
12CTB西 柊太郎217381三宅ヤングラガーズ→東福岡
13CTB藤岡 竜也418395金岡北中→浪速
14WTB植田 和磨417787明石ジュニアRS→報徳学園
15FB嶋 竜輝417788石切中→日本航空石川
16Re.井上 晴貴217395かしいヤングラガーズ→筑紫
17Re.弓部 智希3173100城南中→石見智翠館
18Re.大下 貴志3180110城東中→東海大大阪仰星
19Re.能勢 涼太郎3197108猪名川中→川西北陵
20Re.澤村 類217993牧岡中→天理
21Re.李 晛317474養正中→朝明
22Re.岸 未来218090岩出RS→近大和歌山
23Re.阿曽 有馬417686各務原RS→中部大春日丘
立命館大学
HC小寺 亮太
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR髙橋 凜乃介116795瀬田北中→東福岡
2HO大本 峻士3174103菫中→常翔学園
3PR鍋島 孝碩2175106輝翔館中→東福岡
4LO榎本 匡志318097上小阪中→大阪桐蔭
5LO石橋 隼3189106浄心中→昭和
6FL吉川 大智2183101淀中→関大北陽
7FL小山 虎汰朗318193伏見中→京都成章
8NO.8島 正輝3182105大分RS→大分舞鶴
9SH福本 颯翔416673東海大仰星中→東海大大阪仰星
SO山下 真之介417486松戸RS→日立RS→流経大柏
11WTB岸澤 康成318086富士見中→熊谷
12CTB中村 颯汰317284吹田RS→大阪桐蔭
13CTB藤原 洋斗318191瀬田北中→京都成章
14WTB三浦 遼太郎218388北海道バーバリアンズJrRS→立命館慶祥
15FB御池 蓮二317383西陵中→東海大大阪仰星
16Re.田中 京也117595S&TRS→東福岡
17Re.中村 康暉4170102宇摩JrRS→三島
18Re.松本 陸来3178110尼崎RS→東海大大阪仰星
19Re.名取 稜太郎2186101枚方RS→常翔啓光学園中→東海大翔洋
20Re.生島 拓海218193草ヶ江ヤングラガーズ→東福岡
21Re.百田 桔平116968堺RS→尾道
22Re.柳澤 慶217279伏見RC→倉敷
23Re.藤 陽向317594つくしヤングラガーズ→筑紫丘

マッチレポート

今年も花園に8校が集いリーグ戦がスタートした。
その開幕ゲームは、昨年4位の近畿大学に対し昨年5位の立命館大学が挑む一戦。両校とも初戦良いスタートを切りたいところ。

激しい雨が降る中、近畿大学(近大)のキックオフでスタートした。
最初にスコアしたのは、近大だった。

3分、HL付近のラインアウトから左へ、そして右へと展開、敵陣10M付近からCTB⑬藤岡竜也がラインブレイク、そのまま走り切り左中間へトライ。GKはFB⑮嶋竜輝がきっちり決めて先制する。近大はこのコンディションでミスなくボールを動かしていた。(7-0)

11分、次も近大、敵陣22M付近ラインアウトから右へ展開、NO8⑧古寺直希が相手に体を当てゲイン、ラックから左へ展開、SO⑩中村優太から⑬藤岡へ内返しそのままブレイクし左隅にトライ(GK成功)し、リードを広げる。(14-0)

16分、次も近大、敵陣22M付近ラインアウトから左へ展開、ミスなくボールを動かし、最後はWTB⑪西端玄汰が左中間に飛び込みトライ(GK成功)。(21-0)

19分、近大の勢いは止まらない。ゴール前5Mスクラムから左へ展開、FWが巡目のラックサイドを攻め、最後はBKに展開、大外の⑪西端に大きくパスを放り左隅にトライ(GK成功)。(28-0)

29分にも近大は、⑪西端が5本目のトライを決め、33分にはFL⑦岩本圭伸が左中間にトライ(GK成功)し、リードを大きく広げる。(40―0)

勝負ありの感もあったが、ここから立命館大学(立命大)も意地を見せる。

38分、敵陣22M付近のスクラムから右へ左へFWも交えながらゴール前にボールを運ぶ、最後は左大外のWTB⑪岸澤康成が左隅に押さえトライ。(40-5)

41分にも立命大が、ゴール前5MラインアウトからNO8⑧島正輝が左隅に潜り込みトライ。SO⑩山下真之介が難しい位置からゴールを決めて前半を終える。(40-12)

後半も激しい雨の中でのスタートとなった。

5分、立命大は前半終盤の勢いを保ったまま、近大陣で試合を進める。ゴール前20Mからペナルティをタップで持ちだし、最後はLO④榎本匡志がゴールポスト下に潜り込み(GK成功)、点差を詰める。(40-19)

だが、その後すぐの7分、近大SH⑨渡邊晴斗がトライを返し、また引き離す。(45-19)

その後は、トライは両校シーソーというかたちに。18分に立命大HO大本峻士、35分は近大WTB⑭植田和麿(GK成功)、41分立命大HO⑯田中京也(GK成功)、最後の47分には近大⑨渡辺(GK成功)とトライし、ゲームセットとなる。(59-31)

POMには、立ち上がり力強いランで2本のトライを決め、勝利に導いた近畿大学CTB⑬藤岡竜也が選ばれた。

前半の立ち上がり20分で4トライを畳み掛けた近大の集中力は見事であった。他方、点差は開いたが、立命大も5トライを奪い攻撃力のあるところを見せていた。今後の両チームの活躍に期待したい。

会見の様子

立命館大学
小寺 亮太 ヘッドコーチ
怪我人もありベストメンバーを組めなかったのですが、近畿大学さんのアタックが鋭くゲームの中でインサイドブレイクされました。しかしFWが頑張ってくれたのと、キャプテン山下のキックは計算が立ってきたので、次の試合に向けていい準備をしたいと思います。

山下 真之介 キャプテン
開幕戦に向けていろいろ準備してきたのですが、この試合は準備力の差が出たかなと思っています。あと雨の中で前半の最初はエリアを取れなかったですし、タックルもフィジカルの差が出てズルズルいかれて、前半の差が後半に響いたと思います。

Q.立て続けに連続トライを取られた時にどのようにチームで修正したのか?
山下キャプテン

自分たちがやってきた前へ出る強いデフェンスに立ち返ろうと話しました。

Q.準備力の差はどういった所に感じたか?
山下キャプテン
夏合宿でいろんなオプションのアタックを想定して準備してきたのですが、それ以上のオプションの数と精度でした。

Q.前半の最後から得点できるようになったのは?
山下キャプテン
前半の最初は自陣でラグビーをして反則をしてしまいましたが、相手のエリアへ入れたことが大きいと思います。

Q.ハーフタイムの指示は?
小寺ヘッドコーチ
「我々のコンセプトを大事にすること」。

ブレイクダウンで寄ってしまい外向きにデフェンスをしたところで内を抜かれるというありがちなパターンにハマってしまっていたので、「しっかりセットアップしてからデフェンスをすること」。

前半の最後、スコアエリアの22Mに入ったところではスコアできているので、「キックという飛び道具でしっかりエリアを狙っていくこと」、あと雨でタックルが滑るので、「小指一本でもジャージにかかるならしっかりファイトしていこう」と話しました。

Q.FWの評価は?
小寺ヘッドコーチ
スクラムである程度押される想定はしていましたが、有利とまでは言えないですが頑張ってくれたと思います。半年間スクラムを強化した成果は出たと思います。あとモールでスコアできたことは次の試合につながっていくと思います。立命館スタイル、コンセプトを大事にこれからもやってもらいたいです。


近畿大学
神本 健司 監督
ウェットな状況の中でミスなく攻撃を続けてスコア出来たことがゲームの中で大きかったと思います。目標は毎試合5ポイント取っての優勝ですので、前半の最後に取られてしまい、また後半も先に先制されて、ゲームの流れが相手に行ってしまうこともあり得たので、やはり京都産業大学という強いチームに勝って優勝を目指す以上は満足していません。

学生はやるべきことはしっかりやってくれていましたので、勝って反省できることはいいことなので、修正して1戦ごとに成長していくように戦っていけたらと思っています。

中村 志 キャプテン
開幕戦の緊張したゲームで最初の10分にこだわろうとゲームに入っていき、いいアタックが出来て40点まで行けたのですが、関西で優勝するには最後に取られた2本は課題です。神本監督の言葉にあった1戦1戦成長していくことをテーマにしてきたので、課題を修正して次戦につなげたいと思います。

Q.ワンサイドゲームになった後の失点についてどのように考えるか?
神本監督
うちとしてはこういう展開はあまりないので推測ですが、どこかで体を張る部分だとかで鈍ったのか、少し前へ出られているケースが重なってスコアされていると思います。

中村キャプテン
デフェンス2枚でしっかり押し返すことを練習でやってきましたが、1対1になってしまう部分が多くなり、そこでゲインされてスコアされてしまいました、反則や個人のミスから自陣に入られたのでそこが原因だったと思います。

Q.開幕戦に勝利した意義は?
神本監督
課題があったとは言うものの、勝てたことは正直に言ってほっとしています。

Q.試合の入りの手ごたえは?
中村キャプテン
昨年まではデフェンスを中心に強化してきましたが、今年はアタックの部分でも毎試合目標とする点数を設定して強化してきました。そこが初めの10分で出たと思います。

Q.ハーフタイムでチームにどのような声をかけたか?
中村キャプテン
僕を含めてリーダー陣が言ったのですが、「この40得点ではなく、与えた2本を考えると、自分たちが目指している京産大さんには勝てない」ということを言いました。


フォトギャラリー

■KRPU 野口美保


■KRPU 新屋敷こずえ

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