6月30日(日) Honda 3-40 サントリー

トップリーグカップ2019 プール戦Honda VS サントリー

2019年6月30日(日) 14:00キックオフ
グラウンド:三重交通G スポーツの杜 鈴鹿 サッカー・ラグビー場
レフリー:
アシスタントレフリー:
Honda サントリー
3 FULL TIME 40
3 前半 19
0 後半 21
詳細
(TL公式)

マッチレポート

Honda HEATがサントリーサンゴリアスをホーム鈴鹿に迎え、小雨の降る中で試合が行われた。どちらもトップリーグカップ第1節で勝利し2勝めをかけた戦いはサントリーのキックオフで開始された。

序盤から激しい接点の攻防が続く。得点が動いたのは8分、サントリー⑧テビタ・タタフが中央でビッグゲイン、その後サポートにつなぎ最後は⑨大越元気がトライ。0-5とサントリーが先制する。

何とか反撃に出たいHondaだが連続してラインアウトが安定せず苦戦を強いられる。すると14分、サントリーはスクラムから⑭中鶴隆彰がDFを突破。最後はサポートに走った⑮尾崎晟也がトライ。0-12とリードを広げる。

ここからもサントリーは勢いのある攻撃をしていくが、Hondaも粘り強いDFで簡単には好機を作らせない。すると32分、Hondaが敵陣中央でペナルティを獲得し、⑩朴成基が落ち着いて決め3-12とする。
前半も終盤に差し掛かり雨脚が強まる中、ノータイムを告げるホーンと同時にゴールに飛び込んだのはサントリーだった。サントリーは連続攻撃から⑩マットギタウがラックからのボールを受けDFを突破し中央にトライ。3-19とサントリーがリードを広げ前半を終了した。

後半に入り雨がかなり激しくなり、照明が点灯され、まさに土砂降りの状態となった。両チームに好機が訪れるがどちらも最後までトライを取り切れない時間帯が続いた。Hondaはチャンスを作るが後半に入ってもラインアウトが安定せず苦しい展開を招いてしまう。対するサントリーも敵陣深くまで攻め込むが、あと少しのところでボールがこぼれトライを取り切れない。

そして試合が動いたのが19分。サントリー⑬村田大志がゲインした後でHonda⑮半井優太が故意のオフサイドでシンビン。さらにその2分後、Honda⑭渡部寛太がハイタックルでシンビンになりHondaが一気に2人少ない展開となる。そして24分、サントリーがゴール前でスクラムを押し⑳ショーン・マクマーンが持ち出しトライ。3-26とサントリーがリードを広げる。
27分にはサントリーが連続攻撃から中央に⑤小林航がトライを追加し3-33に。35分には再びサントリー⑯サマ・マロロがトライを追加し、40-3でノーサイドとなった。

会見レポート

Honda
ダニー リー ヘッドコーチ(HC)
結果的には残念だ。1週間通してサントリー相手にしっかりと準備してきたがサントリーのプレーに対する気持ちや意志が素晴らしかった。前半に関して言えばしっかりとプレッシャーをかけることができたが、プレー、セットプレーの精度の部分で自分たちの足を引っ張ってしまい、結果的に28%のポゼッションになってしまった。また、2枚のシンビンで厳しくなってしまった。選手のプレーに対する気持ちはとても素晴らしく誇りに思っている。次はポゼッションを高め、タフな日程にはなるが課題を修正しパナソニックという素晴らしい相手に対して準備していく。

小林亮太 キャプテン
雨の中応援してくれた多くのファンに感謝したいと思う。ホームゲームとしてモチベーション高くハードワークしていくことはできたが、戦術面で課題があった。DFは収穫があったがアタックはもう少し改善していかないと上位のチームには通用しないと思う。次の試合に向けて自分たちが掲げているラグビーができるように準備していきたいと思う。

Q.評価できる選手は。
リーHC
ここにいる小林亮太キャプテンだ。80分間切れることなく止められないプレーをしてくれた。

Q.28%のポゼッションの要因は。
リーHC
ラインアウトが起因している。11本のうち5本しか取れなかった。セットプレーがうまくいかないとそこからは何も生まれない。またアタックでプレッシャーを受けミスが多かった。難しい天候という条件はサントリーも同じだが、サントリーは自分たちのミスをトライにつなげていた。


サントリー
田原耕太郎 コーチングコーディネーター(CC)
難しいコンディションで難しい時間帯もあったが、選手が集中して立て直してくれたおかげで良い結果につながった。

垣永真之介 キャプテン
カオスの時間帯もあったが勝ち切れたのは良かった。次節もこの勢いのまま行きたいと思う。

Q.次戦に向けて。
田原CC
今日に関しては自分たちで自滅する場面が多かったので、その時間帯を少なくしていきたい。自分たちの強みを活かし、どんな試合であっても次の試合に向けて課題を改善しベストを尽くしていくだけ。

フォトギャラリー

■撮影者:萩原康夫

■撮影者:渡辺隆夫