トップリーグ 順位決定トーナメント3回戦NEC VS Honda
2018年12月15日(土) 14:00キックオフ グラウンド:パロマ瑞穂ラグビー場 |
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レフリー: アシスタントレフリー: |
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NEC | Honda | |||
24 | FULL TIME | 30 | ||
14 | 前半 | 16 | ||
10 | 後半 | 14 | ||
詳細 (TL公式) |
マッチレポート
晴れ間も見え始めた第2試合、ヒートのキックオフでゲームがスタート。
最初に主導権を握ったヒートが、中盤から積極的に攻めるがノットリリースザボールのペナルティ。
グリーンロケッツが相手陣に進むと前半3分、ラインアウトから右に展開、FWが攻撃を重ねると①瀧澤が右中間に押し込みトライ、コンバージョンも成功し7-0と先制する。
対するヒートは前半9分、ブレイクダウンからボールを奪うと③具がビックゲイン、チャンスを作るとペナルティを獲得、⑩朴がPGを成功させ3-7と対抗する。
さらに、自陣から積極的に攻撃を試みるホンダが痛恨のノッコン、前半13分、グリーンロケッツはそのスクラムから左展開、⑩スティーブンがそのまま抜け出しトライ、コンバージョンも成功し14-3とリードを広げる。
グリーンロケッツ優位かと思われたが、2名の負傷交代があり流れが変わる。
前半19分、ヒートは相手陣左中間のスクラムから右に展開、⑭レメキが右隅に抜け出しトライ、コンバージョンも成功し14-10と対抗する。
さらに前半34分、ヒートは中盤からボールを細く繋ぎ前進、相手陣22m中央付近でペナルティを獲得するとPGを選択、⑩朴が冷静に決め14-13と詰め寄る。
その後はグリーンロケッツがゲームを支配、このまま前半終了を感じさせたが、ヒートが少ないチャンスをものにする。
前半40分、中盤でペナルティを得るとPGを選択、⑩朴が成功させ14-16とヒートのリードで前半が終了した。
後半は、互いにキックの攻防で地域の取り合いでスタート。
後半4分、中盤でスクラムを得たグリーンロケッツは積極的に展開、大きく右サイドにボール運ぶがヒートがインターセプト、独走となるかに見えたが再び⑬マリティノがボールを奪うと独走、中央にトライ、コンバージョンも成功し21-16と再びゲームをひっくり返す。
さらに、グリーンロケッツは巧みな繋ぎで地域を進めるとペナルティを獲得、ゴール前のラインアウトで惜しくもミス、スコアには至らない。
それでも、グリーンロケッツはヒート陣でゲームを進めると、再度ゴール前でラインアウト、今度は獲得してモールで前進を図るがヒートが堅守を見せ対抗、地域を押し戻す。
すると後半23分、ヒートはスクラムから攻撃を重ね前進、アドバンテージを得ながらのショートキックが③具に入りそのまま中央にトライ、コンバージョンも成功し21-23と再び逆転する。
ボルテージが上がったスタジアムに、すぐ逆転劇の攻防が訪れる。
後半26分、グリーンロケッツは中盤中央でペナルティを得るとPGを選択、⑫森田が成功させ24-23と再逆転する。
直後ヒートはゴール前でラインアウト、モールで前進を図るがグリーロケッツの防御が上回る。
しかしヒートは執念を見せる。
後半33分、グリーンロケッツのスクラムにプレッシャーをかけるとボールを奪取、FW攻撃でスコアを伺い、左に展開、最後は⑬クリントンが中央にトライ、コンバージョンも成功し24-30の6点差とする。
その後、グリーンロケッツは必死の攻撃を試みるもヒートが守りきりノーサイド、ヒートが24-30で激戦を制した。
会見レポート
NEC
ピーター・ラッセルHC
タフな試合だった。ホンダはNECのミスにつけこむのが上手だった。
チャンスで取りきれたか、取りきれなかったかが大きな差だった。
けがが多かったが、選手は勇気をもって戦ってくれた。
亀井亮依キャプテン
自分たちから相手にチャンスを与えてしまった。
フィジカルの部分で負けていた。ディシプリンが今シーズンの課題だったが、今日も守れなかった。
けがが多かったことで、自分たちらしさが出せないシーズンだったが、少しずつよくなってはきていた。
Q.ここからさらにステップアップするにはどうすればいいか?
亀井キャプテン
初戦を落とさないこと、ディシプリンを守ること、僅差の試合を落とさないこと、そしてスタンダードを上げていくことだと思う。
Q.今日の試合での誤算は?
ラッセルHC
けがが多かったこと、ミスが多かったこと、冷静さを失った場面があったこと、風をうまく利用できなかったこと、そしてボールキープができなかったことがあげられる。
Honda
ダニー・リーHC
とても嬉しい。リーグ戦終了後、目標を下方修正し、ハードワークをしたことで、9位という結果が出せ、とても嬉しい。
今後の課題も多くあるので、修正して、さらに進化した姿を見せたい。
小林亮太キャプテン
勝って終われてよかった。順位決定トーナメントに向けてしっかり準備をしてきたので、3戦全勝できて嬉しい。
次はトップ8に入れるよう、さらにハードワークしていきたい。
Q.トップリーグ昇格初年度で9位という結果を残せた原因は?
リーHC
トップ8に入ることが目標だったが、リーグ戦終了時に達成できず、下方修正した。
しかしAAA(いつ、どこで、誰が相手でも)をテーマとして押し通したことで、それをグランドで体現してくれた。
そして、トレーニングに対する姿勢も、ハードワークと楽しみのバランスを取りながらやってきた。
この二点がよかったと思う。
(文責 大林直之 早坂一成)