関西大学Aリーグ 第三節の見どころ

KDAL
第三節 試合の見どころ

10月26日(日)
12:00 K.O. 京都産業 VS 大阪体育 宝が池球技場
14:00 K.O. 立命館大 VS 摂南大学 宝が池球技場

12:00 K.O. 天理大学 VS 関西学院 近鉄花園ラグビー場Ⅰ
14:00 K.O. 同志社大 VS 近畿大学 近鉄花園ラグビー場Ⅰ

 

【京都産業大学 VS 大阪体育大学 の見どころ】
京都産業大学 VS 大阪体育大学 メンバー (PDF)
前年度下位チームに連勝した京都産業大学と、前年度優勝・準優勝チームに連敗を喫した大阪体育大学の一戦。
結果こそ対照的なものになってしまったが力の差はそれほどないはず。どちらのチームが接点での攻防で優位に立てるかが勝敗を分けるポイントになるだろう。
開幕から連勝した京都産業大学は、自慢のスクラムで相手にプレッシャーをかけ、FW戦で優位に立ちながら俊足のBKでトライを獲るという理想の形で白星を重ねてきた。この勢いのまま昨年に続き開幕3連勝を目指す。
一方の大阪体育大学は、リーグ上位を目指す上でこれ以上負けるわけにはいかない大事な戦いになる。前節までも強力FWでチャンスを作ることができていただけに、要所でのミスがなければトライを獲りきる力を十分に持ち合わせている。今日の対戦は、両校のプライドが激しくぶつかり合う、見ていても熱い試合になることだろう。

(関西大学ラグビーリーグ委員 野中 孝介)


【立命館大学 VS 摂南大学 の見どころ】
立命館大学 VS 摂南大学 メンバー (PDF)
昨シーズン覇者の立命館大学は、前節に優勝候補の一角とされる天理大学にシャットアウト負けを喫した。
天理大学の堅いDFにトライを阻まれる結果となってしまったが、何よりチャンスにおいてセットプレーにミスが重なったことが敗因の一つと言える。この2週間でセットプレー、特にラインアウトにおいて修正されてきたことを期待する。
その覇者にチャレンジする摂南大学は、前節で関西学院大学に大差で敗れたものの、外国人勢を含むFWの突破からトライを獲るパターンはどのチームも警戒している。開幕からの連敗に臆することなく、チャレンジャーとして臨みたいところだ。前節は両チーム共に自身のミスからリズムを崩してしまった。前節の課題を修正し、自分たちのラグビーを貫くことができたチームに軍配が上がると思われる。

(関西大学ラグビーリーグ委員 野中 孝介 )


【天理大学 vs 関西学院大学 の見どころ】
天理大学 VS 関西学院大学 メンバー (PDF)
開幕戦こそ敗れたものの前節、立命館大学をシャットアウトし攻守に強さを見せた天理大学と圧倒的な得点力で2連勝と前評判どおりの戦いを見せる関西学院大学との一戦。
天理大学はセットプレーの安定からFW、BK一体となった攻撃でチャンスを確実に仕留めてくる。特筆すべきはリアクションの早さであり、攻守に渡り玄人好みの献身的なプレーが多く見られる。
一方の関西学院大学はタレントが多く揃い、鍛え上げられたフィジカルを武器に総合力が非常に高い。SH徳田、SO清水の作り出すテンポから強力なランナーが仕掛けボールを繋ぐスタイルはどこからでも得点を狙える。DF面においても接点での強さを発揮しており安定感がある。この一戦は優勝を目指す両校にとって重要な試合であり、緊張感のある厳しい試合が期待される。

(関西大学ラグビーリーグ委員 中林 正一)


【同志社大学 vs 近畿大学 の見どころ】
同志社大学 VS 近畿大学 メンバー (PDF)
同志社大学は評判どおりの強さを見せるFWをベースに、伝統的なボールを動かすスタイルで開幕2連勝とした。特にWTB松井はボールを持てば圧倒的な決定力を見せつける。また今年度安定した戦いを繰り広げるベースにはDF力があり、攻撃的に前に出るDFは相手のミスを誘発している。その中でもキャプテン田淵、バイスキャプテン木村、両リーダーの強烈なタックルは今年の強さを象徴する。
一方の近畿大学は2連敗スタートとなってしまったが、どちらの試合も序盤は優位に試合を運んでおり集中力の持続がキーポイントとなる。3列の仕事量、キャプテン光井の仕掛け、CTB小林のランニング力などリーグ全体を見ても非常にレベルの高いものであり、80分間通して攻撃的にチャレンジしていけば勝機は十分にある。
これまでの戦績から同志社大学に近畿大学が挑むという構図だが両チームとも自分たちのスタイルを80分間貫けるかが勝敗のポイントとなるだろう。

(関西大学ラグビーリーグ委員 中林 正一)