会見レポート
京都産業大学
廣瀬 佳司監督
本日はどうもありがとうございました。大学選手権3回戦、我々に取っては初戦ですけれどもディフェンスもアタックもこちらから仕掛けることができて、ずっと80分間プレッシャーかけ続けてくれましたので、良い試合をしてくれたと思います。今シーズン1番良い出来だったかなと思いまして、次の大東戦にこれで向かって行けるなという感じがしています。選手は本当によくやってくれたと思います。どうもありがとういました。
辻野 隼大主将
本日はどうもありがとうございました。今日の試合に臨むにあたって関西リーグ戦で2戦敗戦してチームとして少し自信を無くしていたのですが、選手権、4年生にとっては最後の試合なので、「楽しもう」と声をかけて試合に臨みました。その言葉の通り全員が楽しんで自分たちのやることを徹底したところ、いいゲームにできたのではないかなと思います。ありがとうございます。
ーここまで2戦の敗戦が続いていたが?
辻野主将
嬉しいですね。やっぱり負け続けていて、今日はみんなもグラウンドでの笑顔がいっぱいあったので、ラグビーの楽しさというか、勝つことが全てではないですが、勝った先にしか見えないもあるので、それを今日手にできて良かったと思います。
ー先制トライはペナルティーからショットではなく、スクラムを選択したが?
辻野主将
選手権、負けたら終わりで1点でも多く勝てばいいところで3点という選択肢はあったのですけど、ゲームを支配するにあたってまずは自分たちの強みであるフォワードを出していこうという点で、ショットは狙わずにセットプレーを選択しました。
ーこの2週間はどのように過ごしたか
辻野主将
最初の1週間はゲームでのプレッシャーの中でのミスが多いという反省点が出ましたので、ゲーム練習が多く毎日30〜40分やって、ゲーム週の1週間はこれまで通りの準備をしました。自分達が練習したのもそうですが、ノンメンバーの人達が、例えば分析をやってくれたりして、自分達がグラウンドを使える時間をくれたりと、他の人の支え、ノンメンバーの支えがあってこの結果が出たと思っているので、そこには感謝したいです。
ーメンバーが最終節から変わった理由は?
廣瀬監督
毎週メンバーセレクションしてベストメンバーを選んで臨んでいるつもりで今週はこのメンバーがベストかなということです。
ーゲーム形式の練習を組み込んだ練習の成果は?
廣瀬監督
ディフェンスの面ではほぼ青山学院より早く動いてセットして前に出続けることができましたので、非常に練習の成果が出たと思います。アタックのほうは特に立ち上がりのところでフェーズを重ねてミスが何回か連続でありましたので、雨というところもありましたが、それを差し引いてもまだ改善できるとこがあると思います。主将も話していたようにゲーム形式の練習の成果がよく出ていたと思っています。
辻野主将
ゲームを通してミスの部分は多々ありましたけど、関学戦よりもスペースにボールを運べたり、ディフェンス・アタックともにスピード感が上がったのかなと思うので、そこに関しては1週間やって良かったなと思います。
ー今日の勝ち方は大東文化大学戦に向けて強みにつながるか?
廣瀬監督
すごくいい戦いをしてくれて良い勝ち方ができましたので、我々の自信になりましたし、次、対抗戦1位の大東大に向かっていけるなという感じがしています。
辻野主将
1つはスクラムの部分、フロントローが代わったのもありますが、関西リーグではよくコラプシング、崩れてしまう場面が多かったのですが、今回はしっかり自分達はセットして組めたので、そこは強みであるので、関東の相手に対して組めたのは次につながると思います。
ー試合における気持ちの作り方は?
廣瀬監督
そうですね、こちらからアグレッシブにプレーする、フィジカルにプレーする、京産らしくプレーし、それを80分間やってくれましたので良かったと思います。
ー試合中のモチベーションは?
辻野主将
今日はゲーム展開が上手く進めたという部分があったのですが、ミスに対してそこに問いかけるのではなくて、ネクストプレー、次のプレーにはこうしよう、ミスしてしまったプレーヤーに対して励ます声が増えたり、アップの時もそうですが自分たちが楽しむことによって活気ができますし、「自分達が楽しまなかったら見てる人も楽しめないよね」と言っていたので、それが頭に入ったことによって良いプレーが生まれたり、結束力が上がったりそういう結果になったのではないかと思います。
青山学院大学
糊谷 浩孝監督
本日は協会の方、関係者の皆様、京都産業大学の皆様、このような試合会場で良い環境でやらせていただきましてありがとうございました。天気は荒れましたが、このようなグラウンドで試合できましたことを感謝申し上げます。本日の試合ですけども、エリアが取れなかったり、ブレイクダウンの個々の1対1のところでちょっと受けに回ってしまったというところが、試合全体を通して有利に進めなかった部分かと思います。点差は開きましたが、選手達は非常に最後まで諦めず戦ってくれたと思います。選手達を誇りに思っています。
河村 凌馬主将
本日はありがとうございます。試合自体は京都産業大学のフィジカルの部分で圧倒されてエリアの部分でも相手優位に進められたので完敗かなと思います。
ーフィジカルの差は対抗戦の時と違うものがあったのか
河村主将
やっぱり外国人選手っていうところでまた僕たちが人数かけて倒そうということを試合前から話していたんですけど、そこに簡単に相手の有利な状況での1対1を作られてしまったので、その部分で自分たちの思っている以上にフィジカルの部分で前に出られたというのが正直な感想です。100周年というところで、30年ぶりに非常に多くの方に注目していただいて、大学としても盛り上がっている中で自分たちもできる限りの準備をして、決して出場することで満足した訳ではなくて、全員でこの試合に対して勝つための準備をしたんですけど、こういう結果に終わって、チームとして大学としてやっぱり全国の壁は高く、そんな簡単に崩せるものではないというのを実感した大会だったかなと思います。
ーこの1年を振り返って充実感はどのように感じているか?
河村主将
今年2月に新チームが始まってから4年生中心にまとまりがあって、チーム全員でハードワークする文化が根付いてきたのでそこに対しての充実感と、対抗戦が始まってから上位校に対してもしっかり自分たちのラグビーをすればいいプレーができるという充実感を非常に感じた1年でした。