10月20日(日) 関西大学 vs 天理大学


入場者数:1280人 天候:晴れ/弱風
レフリー:須川 貴也(関西協会)
アシスタントレフリー:山谷 亮介(関西協会) / 田村 智章(関西協会) / 松岡 実(関西協会)
関西大学 天理大学
21 FULL TIME 64
14 前半 31
7 後半 33
勝点
0-5
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶天理大学 12山田晟大

メンバー表(48時間前)

▶PDFはこちら
 
関西大学
監督佐藤 貴志
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR福井 鼓生3176101淀中→関大北陽
2HO山本 真士3178102滋賀学園中→石見智翠館
3PR平尾 啓太3177105英田中→大阪桐蔭
4LO岡田 薫瑠2185100藤森中→東福岡
5LO中村 豪3189115中宮中→常翔学園
6FL中村 将人218598楠葉中→京都成章
7FL西山 光太郎417592住道中→天理
8NO.8中川 一星218297かしいYR→東福岡
9SH宮内 幹大216667つくしYR→佐賀工業
10SO崎田 士人318289茨木RS→石見智翠館
11WTB遠藤 亮真317688春日LR→東福岡
12CTB吉良 陸人217486かしいYR→東福岡
CTB石川 海翔417587大桐中→大産大附属
14WTB正田 青海217682鯉城RS→尾道
15FB立石 和馬417585つくしYR→東福岡
16Re.大林 直人317192淀中→関大北陽
17Re.宮内 慶大4175103つくしYR→東福岡
18Re.森下 陽希1178118明石加古川JRC→報徳学園
19Re.佐野 利樹318395つくしYR→東福岡
20Re.篠田 昂征418387徳島城東
21Re.河道 慎之介216570大阪RS→東海大大阪仰星
22Re.神戸 逸玖317382姫路RS→東海大大阪仰星
23Re.奥平 一磨呂318395名古屋RS→東海大大阪仰星
天理大学
監督小松 節夫
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR小田 大樹1174115神戸科学技術
2HO寺西 翔生417095東生野中→常翔学園
3PR坂本 駿哉3177112薫中→天理
4LO大西 一平3182106吹田RS→東福岡
5LO岡崎 慶喜3180100市立第四中→石見智翠館
6FL川越 功喜218089東生野中→天理
7FLアリスター・サウララ1196107デラセラカレッジ
8NO.8パトリック・ヴァカタ4189122トンガカレッジアテレ→日本航空石川
9SH朝倉 達弥317173筑紫丘RCJS→東福岡
10SO上ノ坊 駿介318387三田RCJr→石見智翠館
11WTB藤原 竜之丞417072ノーサイドRS→日本航空石川
12CTB山田 晟大117882堺RS→常翔学園
13CTB和田 雄翔217286四日市JRFC→四日市工業
14WTBナイバルワガ トマシ418091将軍野中→秋田工業
FB筒口 允之417182長崎RS→長崎南山
16Re.池田 柾士316796鯰江中→石見智翠館
17Re.森 仁之輔3177104草ヶ江YR→東福岡
18Re.井上 魁2175113広島ラガーJRS→松山聖陵
19Re.貴島 健太朗417697上宮太子中→上宮太子
20Re.木下 颯318198吹田RS→石見智翠館
21Re.山下 蓮116566諫早RFC→長崎南山
22Re.中山 敬太317281蹉跎中→石見智翠館
23Re.平松 麟太郎317485深野中→日新

マッチレポート

第4節、昨年4位の関西大学(これまで1勝2敗)が、昨年2位の天理大学(同3勝0敗)に挑む一戦。やっと秋らしくなり、素晴らしいコンディションに仕上がった天然芝のもと、天理大学(天理大)のキックオフでスタートした。

開始2分、天理大は関西大学(関大)のキックオフリターンボールをFW選手もBK選手も相手に体をヒットさせながら7~8フェーズ繋ぎ、最後はWTB⑭ナイバルワガ・トマシが30mほど走り切り中央にトライ。GKはFB⑮筒口允之が難なく決めて先制する。(0-7)

その後も天理大が優勢に進めるなか、9分、左サイドを駆け抜けながらWTB⑪藤原竜之丞が相手の裏にゴロパント、CTB⑫山田晟大がキャッチ、そのまま右中間にグラウンディング(GK成功)で突き放す。(0-14)

15分、今度は関大の番。敵陣10m付近ラインアウトから右へ展開、SH⑨宮内幹大から走り込んできたCTB⑫吉良陸人にパス、22m付近までブレイク、ラックからSOの位置に立っていたHO②山本真士にパス、1人2人と交わしゴールポスト左へトライ。GKはFB⑮崎田士人が決めて追い上げる。(7-14)

25分、今度は天理大。敵陣30m付近のラインアウトから右へ展開、⑫山田のブレイクから走り込んできた⑪藤原にパス、そのまま駆け抜け右中間にトライ、再度、引き離す。(7-19)

29分、今度は関大。敵陣22m付近ラインアウトから得意のモールで押し込み10mほど前進。ラックの後、BKも交えてボールを散らしながら、最後はFB⑮立石和馬のブレイクから⑨宮内にパス、そのまま右中間に飛び込みトライ(GK成功)、再び点差を詰める。(14-19)

35分、今度は天理大。ゴール前5mラインアウトからモールでトライを狙うも取れず左へ散らす。強い選手が体を当ててゴールラインを越えようとするが、関大もよく守る。左へ左へとボールを運び、最後は高い背丈を利用してFL⑦アリスター・サウララが左隅へ体と手を伸ばしながらのトライ。(14-24)

その後、関大は敵陣深くまで攻めるも攻めきれず。

逆に、天理大は39分、自陣10m付近でのスクラムFKから素早くBKに展開、最後は⑫山田が左中間にトライ(GK成功)、引き離して前半を終える。(14-31)

後半スタート。関大は先手をとって離されたくない。天理大は引き離したい。

後半の序盤、関大はゴール前5mでラインアウトの機会を得るも痛恨のミス。得意のモールを組むことができず、天理大に跳ね返されてしまう。

ここから、ゴール前で守った天理大のタイムが始まる。9分、⑪藤原が本日2本目のトライ(GK成功)。15分には⑫山田が3本目のトライ。17分には⑦アリスターが2本目(GK成功)。25分にはSO⑩上ノ坊駿介がトライ(GK成功)と勝負あり。(14-57)

29分に関大FB㉓奥平一麿呂がトライ(GK成功)を返すも、最後は、本日絶好調の⑫山田が本日4本目のトライ(GK成功)で天理大の大勝となった。

POMには、本日躍動した天理大1年生 CTB⑫山田晟大が選出された。

会見レポート

関西大学
佐藤貴志 監督

30年ぶりの勝利を目指し準備した。しっかりアタックでトライを取れたところは本当に収穫で、次節に活かしていきたいが、やはりスクラムに関しては大きく差が出てしまった。そこも踏まえて5節摂南大学戦に向けて鍛えて行きたい。

石川海翔 キャプテン
ゲームを通して、敵陣22mの中に入って取り切れなかった。あとペナルティ、規律で少し乱れてしまいスコアされこの点差に繋がった。次節の摂南大学もオフロードでアタッキングラグビーをしてくる。自分たちがどうディフェンスし規律高くできるかの勝負になる。3週間期間空いてるので、しっかり準備していきたい。

Q.スクラムに関して具体的に
佐藤監督

調子の良かった福井をスタートに起用。開始早々の怪我で交代は想定外だったが、宮内は力のある選手。相手のショートギャップでこちらもうまく間合いを詰めて組みたかったが、ヒットした後の天理大学の重さ強さに負けてしまった。

Q.点差を広げられた後半、奥平選手のトライのあとのチームの雰囲気は
石川C

復帰してすぐの奥平がトライ。後半のプランはしっかり敵陣にまず入ることだった。トライを取った後もキックオフからもう1回自分たちのリズムを作っていこうと話していた。


天理大学
小松節夫 監督

前半は簡単に2本取られ嫌な感じはあった。後半しっかり修正して自分たちから出ていけた。関西大学のディフェンスを受けずに自分たちから出ていったのが今日の勝因。セットピースも安定してたので今日の点差になった。
あと3つ、上位校と対戦するが今日の反省を生かして次のゲームに向けて準備していきたい。

筒口允之 キャプテン
トライを取り切れたのは良かったが、取られ方が簡単すぎた。後半は僕のスローフォワードが2回あったりとミスで自分たちの流れがなかなかつかめなかった。もっと質を高め、次から当たる上位校に対しいい準備をしていきたい。

Q.筒口選手と上ノ坊選手がSOとFBで入れ替わってる意図は
小松監督

上ノ坊をSOにすることで、ボールが動く。エリアや後ろからのゲームコントロールは筒口のFBが活きてくる。ハンドリングエラーが減ることも期待している。あとは、選手権に向けてオプションを増やしていきたいというのもある。
(2試合を終えて)狙いどおりにできていると思っている。
上ノ坊は前に接近できる。接近してのクイックパスが得意で、前に上がるがCTBに早めにパスが行く。普通のスタンドより前で仕掛けて早くCTBにボールが動かせ、ラインが上がっていく。ラインスピードが上がるのが彼の良いところ。

Q.FBでプレーしてみて
筒口C

SOとFBは見え方が違う。後ろからどこのスペースがあいているのか、上ノ坊とコミュニケーションを取りながらどのスペースにボールを運ぶことはできたと思う。
僕はSOのときはエリアを取りながらのアタックを主にやってる。上ノ坊がSOに入ることで、全体のアタックのスピードがより上がる。それを自分が後ろからそれを見てコントロールしながらプレーしている。

Q.1番小田と3番坂本が初スタメン
小松監督

今年は春からPRにけが人が多く、今日は1番3番が前の試合とは変わった形に。1年生の小田は初スタメンながらがんばってくれたし、坂本も十分がんばれた。そこにリザーブに森が控え途中からいいスクラムを組んでくれたし、井上は去年の選手権のリザーブなので、これからの戦力を考えたときに今日は良かった。ここにまた松野が戻り、他のけが人が戻り、最終的にベストなスクラムが組めるようなメンバーを選んでいたらと考えている。

Q.POM山田選手について
小松監督

ちょっとバタバタした時間帯やミスが起こり、ちょっと嫌な流れのところで両CTBが今日の試合を助けてくれた。1年生の山田は、今日は本来の動きっていうのがちょっと出てきた。これから楽しみ。
彼のいいところは自分で仕掛けられること。パスやランがいい選手はいろいろいる中で、自分が動きながら仕掛けるってCTBは最近少ない。今日はいいところが出た。特に1年生は試合慣れもあるし、そういう意味でだんだんと良くなっている。

Q.11月10日関西学院大学戦に向けて
筒口C

関西学院大学には強いランナーもいるし、ディフェンスでプレッシャーをかけてくるチームでもある。今日はディフェンスのコミュニケーション不足で簡単に取られることもあった。しっかりいいディフェンスをしてからそれがいいアタックにつながるので、また2週間精度を高めていきたい。


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■KRPU 野口美保

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