9月22日(日) 近畿大学 vs 立命館大学
レフリー:橋元 教明(日本協会)
アシスタントレフリー:四辻 順一朗(関西協会) / 寺西 亮(関西協会) / 泉 太郎(関西協会)
近畿大学 | 立命館大学 | |||
59 | FULL TIME | 31 | ||
40 | 前半 | 12 | ||
19 | 後半 | 19 | ||
5勝点0
詳細(PDF) |
▶近畿大学 13 藤岡 竜也
メンバー表
近畿大学 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
監督 | 神本 健司 | |||||
No. | Pos. | 氏名 | 学年 | 身長 | 体重 | 出身中学・スクール→高校 |
1 | PR | 蔡 唯志 | 4 | 176 | 105 | 東大阪朝鮮中→大阪朝鮮 |
2 | HO | 村尾 幹太 | 4 | 171 | 98 | 鞘ヶ谷RS→東福岡 |
3 | PR | 稲場 巧 | 4 | 175 | 110 | 生駒ラグビークラブ→近大附属 |
4 | LO | 小西 泰誠 | 3 | 181 | 96 | 中野中→石見智翠館 |
5 | LO | 楠 大輝 | 3 | 182 | 103 | 石切中→日本航空石川 |
⑥ | FL | 中村 志 | 4 | 161 | 80 | 真住中→大阪桐蔭 |
7 | FL | 岩本 圭伸 | 4 | 180 | 95 | 東生野中→常翔学園 |
8 | NO.8 | 古寺 直希 | 4 | 170 | 100 | 喜連中→石見智翠館 |
9 | SH | 渡邊 晴斗 | 2 | 171 | 76 | 東大阪KINDAIクラブジュニア→報徳学園 |
10 | SO | 中村 優太 | 3 | 174 | 83 | OWL洛南Jr.R.F.C→京都工学院 |
11 | WTB | 西端 玄汰 | 4 | 176 | 82 | 玄海ジュニアRS→東福岡 |
12 | CTB | 西 柊太郎 | 2 | 173 | 81 | 三宅ヤングラガーズ→東福岡 |
13 | CTB | 藤岡 竜也 | 4 | 183 | 95 | 金岡北中→浪速 |
14 | WTB | 植田 和磨 | 4 | 177 | 87 | 明石ジュニアRS→報徳学園 |
15 | FB | 嶋 竜輝 | 4 | 177 | 88 | 石切中→日本航空石川 |
16 | Re. | 井上 晴貴 | 2 | 173 | 95 | かしいヤングラガーズ→筑紫 |
17 | Re. | 弓部 智希 | 3 | 173 | 100 | 城南中→石見智翠館 |
18 | Re. | 大下 貴志 | 3 | 180 | 110 | 城東中→東海大大阪仰星 |
19 | Re. | 能勢 涼太郎 | 3 | 197 | 108 | 猪名川中→川西北陵 |
20 | Re. | 澤村 類 | 2 | 179 | 93 | 牧岡中→天理 |
21 | Re. | 李 晛 | 3 | 174 | 74 | 養正中→朝明 |
22 | Re. | 岸 未来 | 2 | 180 | 90 | 岩出RS→近大和歌山 |
23 | Re. | 阿曽 有馬 | 4 | 176 | 86 | 各務原RS→中部大春日丘 |
立命館大学 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
HC | 小寺 亮太 | |||||
No. | Pos. | 氏名 | 学年 | 身長 | 体重 | 出身中学・スクール→高校 |
1 | PR | 髙橋 凜乃介 | 1 | 167 | 95 | 瀬田北中→東福岡 |
2 | HO | 大本 峻士 | 3 | 174 | 103 | 菫中→常翔学園 |
3 | PR | 鍋島 孝碩 | 2 | 175 | 106 | 輝翔館中→東福岡 |
4 | LO | 榎本 匡志 | 3 | 180 | 97 | 上小阪中→大阪桐蔭 |
5 | LO | 石橋 隼 | 3 | 189 | 106 | 浄心中→昭和 |
6 | FL | 吉川 大智 | 2 | 183 | 101 | 淀中→関大北陽 |
7 | FL | 小山 虎汰朗 | 3 | 181 | 93 | 伏見中→京都成章 |
8 | NO.8 | 島 正輝 | 3 | 182 | 105 | 大分RS→大分舞鶴 |
9 | SH | 福本 颯翔 | 4 | 166 | 73 | 東海大仰星中→東海大大阪仰星 |
⑩ | SO | 山下 真之介 | 4 | 174 | 86 | 松戸RS→日立RS→流経大柏 |
11 | WTB | 岸澤 康成 | 3 | 180 | 86 | 富士見中→熊谷 |
12 | CTB | 中村 颯汰 | 3 | 172 | 84 | 吹田RS→大阪桐蔭 |
13 | CTB | 藤原 洋斗 | 3 | 181 | 91 | 瀬田北中→京都成章 |
14 | WTB | 三浦 遼太郎 | 2 | 183 | 88 | 北海道バーバリアンズJrRS→立命館慶祥 |
15 | FB | 御池 蓮二 | 3 | 173 | 83 | 西陵中→東海大大阪仰星 |
16 | Re. | 田中 京也 | 1 | 175 | 95 | S&TRS→東福岡 |
17 | Re. | 中村 康暉 | 4 | 170 | 102 | 宇摩JrRS→三島 |
18 | Re. | 松本 陸来 | 3 | 178 | 110 | 尼崎RS→東海大大阪仰星 |
19 | Re. | 名取 稜太郎 | 2 | 186 | 101 | 枚方RS→常翔啓光学園中→東海大翔洋 |
20 | Re. | 生島 拓海 | 2 | 181 | 93 | 草ヶ江ヤングラガーズ→東福岡 |
21 | Re. | 百田 桔平 | 1 | 169 | 68 | 堺RS→尾道 |
22 | Re. | 柳澤 慶 | 2 | 172 | 79 | 伏見RC→倉敷 |
23 | Re. | 藤 陽向 | 3 | 175 | 94 | つくしヤングラガーズ→筑紫丘 |
マッチレポート
今年も花園に8校が集いリーグ戦がスタートした。
その開幕ゲームは、昨年4位の近畿大学に対し昨年5位の立命館大学が挑む一戦。両校とも初戦良いスタートを切りたいところ。
激しい雨が降る中、近畿大学(近大)のキックオフでスタートした。
最初にスコアしたのは、近大だった。
3分、HL付近のラインアウトから左へ、そして右へと展開、敵陣10M付近からCTB⑬藤岡竜也がラインブレイク、そのまま走り切り左中間へトライ。GKはFB⑮嶋竜輝がきっちり決めて先制する。近大はこのコンディションでミスなくボールを動かしていた。(7-0)
11分、次も近大、敵陣22M付近ラインアウトから右へ展開、NO8⑧古寺直希が相手に体を当てゲイン、ラックから左へ展開、SO⑩中村優太から⑬藤岡へ内返しそのままブレイクし左隅にトライ(GK成功)し、リードを広げる。(14-0)
16分、次も近大、敵陣22M付近ラインアウトから左へ展開、ミスなくボールを動かし、最後はWTB⑪西端玄汰が左中間に飛び込みトライ(GK成功)。(21-0)
19分、近大の勢いは止まらない。ゴール前5Mスクラムから左へ展開、FWが巡目のラックサイドを攻め、最後はBKに展開、大外の⑪西端に大きくパスを放り左隅にトライ(GK成功)。(28-0)
29分にも近大は、⑪西端が5本目のトライを決め、33分にはFL⑦岩本圭伸が左中間にトライ(GK成功)し、リードを大きく広げる。(40―0)
勝負ありの感もあったが、ここから立命館大学(立命大)も意地を見せる。
38分、敵陣22M付近のスクラムから右へ左へFWも交えながらゴール前にボールを運ぶ、最後は左大外のWTB⑪岸澤康成が左隅に押さえトライ。(40-5)
41分にも立命大が、ゴール前5MラインアウトからNO8⑧島正輝が左隅に潜り込みトライ。SO⑩山下真之介が難しい位置からゴールを決めて前半を終える。(40-12)
後半も激しい雨の中でのスタートとなった。
5分、立命大は前半終盤の勢いを保ったまま、近大陣で試合を進める。ゴール前20Mからペナルティをタップで持ちだし、最後はLO④榎本匡志がゴールポスト下に潜り込み(GK成功)、点差を詰める。(40-19)
だが、その後すぐの7分、近大SH⑨渡邊晴斗がトライを返し、また引き離す。(45-19)
その後は、トライは両校シーソーというかたちに。18分に立命大HO大本峻士、35分は近大WTB⑭植田和麿(GK成功)、41分立命大HO⑯田中京也(GK成功)、最後の47分には近大⑨渡辺(GK成功)とトライし、ゲームセットとなる。(59-31)
POMには、立ち上がり力強いランで2本のトライを決め、勝利に導いた近畿大学CTB⑬藤岡竜也が選ばれた。
前半の立ち上がり20分で4トライを畳み掛けた近大の集中力は見事であった。他方、点差は開いたが、立命大も5トライを奪い攻撃力のあるところを見せていた。今後の両チームの活躍に期待したい。
会見の様子
立命館大学
小寺 亮太 ヘッドコーチ
怪我人もありベストメンバーを組めなかったのですが、近畿大学さんのアタックが鋭くゲームの中でインサイドブレイクされました。しかしFWが頑張ってくれたのと、キャプテン山下のキックは計算が立ってきたので、次の試合に向けていい準備をしたいと思います。
山下 真之介 キャプテン
開幕戦に向けていろいろ準備してきたのですが、この試合は準備力の差が出たかなと思っています。あと雨の中で前半の最初はエリアを取れなかったですし、タックルもフィジカルの差が出てズルズルいかれて、前半の差が後半に響いたと思います。
Q.立て続けに連続トライを取られた時にどのようにチームで修正したのか?
山下キャプテン
自分たちがやってきた前へ出る強いデフェンスに立ち返ろうと話しました。
Q.準備力の差はどういった所に感じたか?
山下キャプテン
夏合宿でいろんなオプションのアタックを想定して準備してきたのですが、それ以上のオプションの数と精度でした。
Q.前半の最後から得点できるようになったのは?
山下キャプテン
前半の最初は自陣でラグビーをして反則をしてしまいましたが、相手のエリアへ入れたことが大きいと思います。
Q.ハーフタイムの指示は?
小寺ヘッドコーチ
「我々のコンセプトを大事にすること」。
ブレイクダウンで寄ってしまい外向きにデフェンスをしたところで内を抜かれるというありがちなパターンにハマってしまっていたので、「しっかりセットアップしてからデフェンスをすること」。
前半の最後、スコアエリアの22Mに入ったところではスコアできているので、「キックという飛び道具でしっかりエリアを狙っていくこと」、あと雨でタックルが滑るので、「小指一本でもジャージにかかるならしっかりファイトしていこう」と話しました。
Q.FWの評価は?
小寺ヘッドコーチ
スクラムである程度押される想定はしていましたが、有利とまでは言えないですが頑張ってくれたと思います。半年間スクラムを強化した成果は出たと思います。あとモールでスコアできたことは次の試合につながっていくと思います。立命館スタイル、コンセプトを大事にこれからもやってもらいたいです。
近畿大学
神本 健司 監督
ウェットな状況の中でミスなく攻撃を続けてスコア出来たことがゲームの中で大きかったと思います。目標は毎試合5ポイント取っての優勝ですので、前半の最後に取られてしまい、また後半も先に先制されて、ゲームの流れが相手に行ってしまうこともあり得たので、やはり京都産業大学という強いチームに勝って優勝を目指す以上は満足していません。
学生はやるべきことはしっかりやってくれていましたので、勝って反省できることはいいことなので、修正して1戦ごとに成長していくように戦っていけたらと思っています。
中村 志 キャプテン
開幕戦の緊張したゲームで最初の10分にこだわろうとゲームに入っていき、いいアタックが出来て40点まで行けたのですが、関西で優勝するには最後に取られた2本は課題です。神本監督の言葉にあった1戦1戦成長していくことをテーマにしてきたので、課題を修正して次戦につなげたいと思います。
Q.ワンサイドゲームになった後の失点についてどのように考えるか?
神本監督
うちとしてはこういう展開はあまりないので推測ですが、どこかで体を張る部分だとかで鈍ったのか、少し前へ出られているケースが重なってスコアされていると思います。
中村キャプテン
デフェンス2枚でしっかり押し返すことを練習でやってきましたが、1対1になってしまう部分が多くなり、そこでゲインされてスコアされてしまいました、反則や個人のミスから自陣に入られたのでそこが原因だったと思います。
Q.開幕戦に勝利した意義は?
神本監督
課題があったとは言うものの、勝てたことは正直に言ってほっとしています。
Q.試合の入りの手ごたえは?
中村キャプテン
昨年まではデフェンスを中心に強化してきましたが、今年はアタックの部分でも毎試合目標とする点数を設定して強化してきました。そこが初めの10分で出たと思います。
Q.ハーフタイムでチームにどのような声をかけたか?
中村キャプテン
僕を含めてリーダー陣が言ったのですが、「この40得点ではなく、与えた2本を考えると、自分たちが目指している京産大さんには勝てない」ということを言いました。
フォトギャラリー