9月17日(土) JR西日本 vs 島津製作所
レフリー:下田 紘朗(関西協会)
アシスタントレフリー:寺西 亮(関西協会) / 大口 典寿(関西協会) / 落田 佳宏(関西協会)
JR西日本 | 島津製作所 | |||
29 | FULL TIME | 20 | ||
3 | 前半 | 13 | ||
26 | 後半 | 7 | ||
勝点 4-0 |
メンバー表(48時間前)
マッチレポート
初戦のユニチカ戦を33-17で突破したJR西日本と、今節が初登場の島津製作所。試合の入り方が焦点となった。
島津製作所の先蹴、風上に位置するJR西日本は、蹴らずに自陣からアタックを仕掛けるも、自陣22m付近でオフサイドを犯すと、PGを決められ、0-3と先制される。
なおも仕掛けるJR西日本は、島津製作所DFのプレッシャーにミスを連発、リズムに乗れない展開が続くも、BK展開から徐々にゲインし、9分FB15髙本のPGで振り出しに戻す。ここからJR西日本が波に乗るかと思われたが、島津製作所の鋭いDFにケアレスミスを連発。スクラムでも苦戦すると、17分島津製作所にPGを決められ、3-6と再びリードを許す。
DFから流れを掴み、ブレイクダウンでも優位に立つ島津製作所は、22分SO10外山のキックパスをCTB13三島が鮮やかにキャッチし、そのままインゴールになだれ込み、T。
コンバージョンキックも成功、3-13と一気に突き放す。
ボールを動かすもゴール前の詰めの甘さも相俟って、反則を犯しチャンスを潰すJR西日本は、正確なヒット、スピード、プレーのキレで島津製作所の後塵を拝す展開で前半終了。
後半も、風上の島津製作所が勢いに乗るかと思われたが、49分JR西日本のテンポアップしたアタックから、WTB11山中がゴールポスト下にT。コンバージョンキックも成功し10-13と追撃する。
追い上げられるも勢い衰えぬ島津製作所に、JR西日本は必死のダブルタックルで応酬。勝敗は最後までもつれるかと思われたが、59分JR西日本がボールを左右に動かし、最後はFL6奥長がDFを振り切って左中間へT、15-13と逆転すると、流れは大きくJR西日本に傾く。
堰を切ったようにFW,BK一体となってラッシュを続けるJR西日本に対し、DFの足が止まり守勢のタックルとなった島津製作所。62分にシンビンでプレーヤーが1人欠けたこともあり、2T2Gを追加され29-13。島津製作所は78分にラックサイドから執拗にアタックを仕掛け、意地のトライを返したものの最終スコアは29-20でJR西日本が2連勝を飾った。
とはいえ、週2日の実戦練習ながら、鋭い出足でプレッシャーをかけ続けようとする意図が明確だった島津製作所Brakersは今後注目すべきチームである。
(文責:廣島 治)
会見レポート
JR西日本レイラーズ
藤原正雄監督
島津製作所の厳しいプレッシャーに、ミスを連発、自滅してしまい、思うような展開にならなかったことは反省点である。今日もありがたいことに、多くの方々がご来場、温かいご声援をいただいており、次節までに修正し、一戦ごとに成長した姿をお見せしたい。
島津製作所Breakers
東本和大監督
細かい部分での精度が足りなかった。後半もプランは変えていなかったが、終盤DFの規律が乱れたのが痛かった。とはいえ、手応えも感じており、次節以降、チームの強みを活かして戦っていきたい。