1月9日(金) 第45回全国高等専門学校ラグビーフットボール大会 仙台高専・名取 対 奈良工業高専
2015年1月9日(金) 13:00キックオフ グラウンド:神戸総合運動公園ユニバー記念競技場補助グラウンド | ||||
レフリー:河野哲彦 アシスタントレフリー:岡田欣久 / 坂平誠 / 落田佳宏 |
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仙台高専・名取 | 奈良工業高専 | |||
50 | FULL TIME | 0 | ||
28 | 前半 | 0 | ||
22 | 後半 | 0 | ||
詳細(日本協会) |
◎レポート
寒風吹き荒む、曇天の神戸ユニバー競技場補助グラウンドでの決勝戦は、風下に位置した奈良高専の先蹴でゲーム開始。開始早々、攻守に出足鋭いプレッシャーをかけ続ける仙台高専は、4分奈良高専ゴール前のモールを押し込みNO.8原がT(G成功7-0)。劣勢の奈良高専も次第にボールが繋がるようになるが、肝心な場面でノックオンやキックミス等ケアレスミスが続き、リズムに乗れない。膠着状態に陥るかと思われた17分、仙台高専はラインアタックから揺さぶり、最後はFB15遠藤が、相手DF間を巧みにすり抜けT(G成功14-0)。セットプレーでも優勢となった仙台高専は22分、連続ラックからHO2尾形が左中間にT(G成功21-0)。26分にはWTB11簡野がT(G成功28-0)と、前半で大量リードを奪う。
後半、風上に立った奈良高専だが、キックを巧く使えず、相手陣深く攻め込めない。45分奈良高専陣ゴール前ブレイクダウンでのこぼれ球を、仙台高専PR3末永が拾って走り切り、右隅にT(G不成功33-0)。奈良高専も幾度と無く相手陣ゴール前まで迫るが、仙台高専の堅守にゴールを割れない。一方の仙台高専は55分FL6氏家、60分LO5笹木、69分にはPR3末永→SO10清野と繋いでT、最終スコア50-0の完勝で仙台高専・名取が2年連続12回目の優勝を飾った。決勝戦を観る限り、フィットネスに関しては点差程の実力差は無かったが、要所での集中力で仙台高専・名取に一日の長があった。
(両校監督コメント)
○ 仙台高等専門学校 柴田尚都 監督
素直にうれしい、「いつでもどこでも100%」といい続けていたので、そのとおりやってくれた、優勝もプロセスの一つなので、いつもグランドで練習しているように気負いもなくプレーしてくれた。昨年度から2名しか抜けていなくて、言い換えれば2年間同じチームで強化してきたようなもので、それが結果に出たとも思う。
○ 奈良工業高等専門学校 森弘暢 監督
うちがやろうとしていた展開ラグビーをさせてもらえなかった、相手はフィジカルが強いのはわかっていたが、それに加えて予想以上にDFが前に上がってきた。フィジカル面を鍛えなおして、基本からやり直して来年に向けてやっていく。
(記事:廣島治、北畑幸二 写真:北畑幸二 広報担当:廣島治)