関西大学Aリーグ 第5節 摂南大学 VS 近畿大学
2015年11月1日(日) 12:00キックオフ グラウンド:大阪市鶴見緑地球技場 入場者数:2033人 天候:晴れ | ||||
レフリー:立川誠道 (日本協会A1) アシスタントレフリー:四辻順一朗/尾上富一/関則之 MOM:摂南大学 6・森山皓太 |
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摂南大学 | 近畿大学 | |||
36 | FULL TIME | 27 | ||
24 | 前半 | 13 | ||
12 | 後半 | 14 | ||
詳細 (PDF) |
マッチサマリー
関西大学Aリーグ2015第5節、前節までの昨年度上位チームとの対戦を共に2勝2敗で終えた地元大阪勢同士の対戦。今後、さらに上位をうかがうためには両チームとも何としても勝ちたい一戦は、RWC2015が終了した雰囲気をそのままに、秋晴れの鶴見緑地球技場を埋めた2,000人を超す観客の見守る中、摂南のキックオフで開始された。
先手を取ったのは摂南。キックオフ直後の1分に近大陣奥深く攻め込み、ゴール前5mの右ラインアウトからモールを形成。そのままFWが押し込み最後は№8セコナ・トプイが右隅に抑えた。難しい位置からのGもSO徳田颯馬が慎重に決めて7-0とあっさり先制した。対する近大も直後の5分。こちらはBKの展開で摂南ゴールに迫り、ゴール前10m中央付近のラックから右に展開。BKがワイドにボールを運び、右WTB山﨑圭介が右中間に飛び込んで7-5と反撃を開始する。
しかし摂南は8分、ゴール前10mの左中間ラックから近大の意表をついてショートサイドに展開、SH吉住魁人からパスを受けたSO徳田が左隅に抑えて12-5とした。その後、近大FB酒井貴弘がPGを決めて12-8とするが、摂南は22分、28分に近大のお株を奪うようにBKに展開して連続トライを奪う(24-8)。しかし近大も前半終了間際の43分、FWラッシュで摂南ゴールに迫り、ゴール直前中央付近のラックから右に展開、再び右WTB山﨑がトライを奪い24-13として前半を終了した。
後半もいきなり得点したのは摂南。キックオフリターンから攻め込んだ近大22ml付近中央のラックより右に展開、№8トプイをはさんで最後はWTBの位置に入った右CTBトゥア・サミソニが右隅に抑えて29-13と得点差を拡げる。苦しい戦いとなった近大はその後粘りを発揮。19分、22分とそれぞれFW、BKがトライを返して29-27とし、試合の行方は分からなくなった。しかし、摂南は31分にゴール直前の右中間ラックから№8トプイが抑えて34-27とし、近大を突き放したところでノーサイドとなった。
摂南は2人のトンガ人留学生を核にした積極的な縦展開、近大は走力のあるBKによってエリアを広く利用した展開と共に持ち味を生かした攻撃を繰り返し、得点差に相応しい動きのあるゲームであった。MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にはトンガ人留学生のビッグプレイに隠れてはいるが、攻守にわたり堅実なプレーでチームを支えた摂南左FLの森山皓太に贈られた。
監督&キャプテンコメント
摂南大学 河瀬泰治監督
チームに粘りが出てきた。今日のゲームで強くなったと言っていいと思う。後半は追い上げながらも、常に逆転されない状況を、作っていた。この展開なら、近畿大学さんも疲れてくると思う。
勝利は森山、徳田のおかげ。特に森山がよかった。怪我をしないし、頼りになる選手。混戦なのでまだわからないが、大学選手権出場を目指していきたい。
MOM 森山皓太選手
みんなが頑張った結果。練習の成果です。自分の持ち味はひとつひとつ泥臭く。気持ちで勝つしかない。チームのみんながそういう気持ちでやったので勝てました。
入学時は75キロが100キロを超えた。摂南飯をいっぱい食べて、トレーニングをしてで大きくなった。学校をはじめ、支えてくれた方がいたお陰です。
フォトギャラリー
2015年11月1日(日) 摂南大学対近畿大学 ■撮影:古田浩
2015年11月1日(日) 摂南大学対近畿大学 ■撮影:前田寛文