2019ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第1節
京都産業大学 対 関西学院大学
2019年9月1日(日) 15:00キックオフ グラウンド:宝が池公園球技場 入場者数:2009人 天候:晴れ/微風 |
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レフリー:四辻順一朗(関西協会) アシスタントレフリー:木俣俊祐(関西協会) / 勝木龍樹(京都府協会) / 横山孝司(関西協会) ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:関西学院大学 10房本泰治 |
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京都産業大学 | 関西学院大学 | |||
17 | FULL TIME | 28 | ||
7 | 前半 | 7 | ||
10 | 後半 | 21 | ||
詳細 (PDF) |
マッチレポート
曇り空とはいえまだまだ蒸し暑い宝ヶ池の第2戦、春のトーナメントで天理大学に敗れたものの安定した戦いぶりを見せて2位に入った京都産業大学と、春はチーム力が上がらず7位に終わった関西学院大学との対戦は、15時、京産⑩SO家村健太のK.O.で開始された。
開始1分、はやくもファーストスクラムの場面を迎える。伝統の京産に春からスクラムを強化してきた関学がどこまで通用するか注目されたが、関学がコラプシングの反則を犯す。以降、⑫CTB山本悠大のシンビンもあり、10分過ぎまで京産が敵陣でゲームを支配するが、関学の堅いディフェンスもあり得点に結びつかない。
ディフェンスからリズムを作りたい関学は、13分⑭WTB中孝祐の力強いランニングからようやく京産陣に入る。すると25分、関学⑮FB奥谷友規がHL付近から抜け出し京産22m内で出来たラックから⑩SO房本泰治⑭WTB中と渡り左中間にトライし先制する(⑮FB奥谷G成功0-7)。
京産は関学のペナルティから敵陣深く入るとFWが威力を発揮する。36分、関学ゴール前5mの右ラインアウトからモールプッシュ、その後ラックになるが、FWが必要にサイドを突いて最後は①左PR平野叶翔がトライ。⑮FB栢本光のゴールも成功し同点とする(7―7)。
前半ロスタイムにも関学ゴール前で京産はスクラムトライを狙うが、関学①左PRキャプテン原口浩明がスクラムで意地を見せゴールラインを割らせることなく終了となった。
同点で迎えた後半、すぐに主導権を握ったのは関学。1分、③右PR小寺晴人が中央付近を突破しできた右22m付近のラックから、⑫CTB山本、⑧No8杉原立樹とつなぎ最後は⑦FL上條元也がトライ(⑮G成功7-14)。6分にも⑩SO房本のラインブレークから⑪WTB本山泰地と渡り⑬CTB福本泰平がトライをあげ突き放す(⑮G失敗7-19)。
京産は関学陣深くに入るとやはりFWが威力を発揮する。16分①左PR平野がこの日2つ目のトライを奪うと(⑮G失敗12-19)、22分、同じように密集から②HO宮崎達也がトライ、⑮FB栢本のゴールも成功し2点差とする。
勝敗はどちらにころぶか分からない展開となったが、26分京産は自陣中央22mLを入ったところで痛い反則を犯す。これを⑮FB奥谷がきっちりとペナルティゴールを決める(17-22)。これでペースを掴んだ関学は京産陣で試合を進めていくと31分、京産はまたもや自陣で販促を犯してしまい、関学⑮FB奥谷にペナルティゴールを奪われる(17ー25)。
終了間際40分にも同じ形で得点をゆるしそのままゲームセット(17ー28)。関学が初戦を制した。下馬評では、京産の評判が良かっただけに番狂わせと言えるのであろうが、内容的には、京産のFWの力と関学のディフェンスの力ががっぷりよつに組んだ互角の試合であったと言える。結果的には、前半終了間際の自陣ゴール前スクラムをよく耐えた事が関学の勝利に結びついたと思う。
MOMは、関西学院大学10番房本泰治が選ばれた。
関西学院大学・牟田至監督
「初戦は勝たないと次は無いと考えていたので、京産戦に集中していた。セットプレー特にスクラムとラインアウトモールはしっかりやっていこうと思っていたが、しっかり対応できたと思う。次は天理戦だが、100%出し切って、力を試したいと思います」。
関西学院大学・原口浩明キャプテン
「京産戦にピークを持ってきた、初戦にチーム全体がすべてをかけると。その思いで一人一人が力を出し切れた事が、結果につながったと思います。今日の課題は、ペナルティなど自分達のミスがまだまだ多かった事。次の天理戦では、ミスを減らして自分達の形をしっかり作って、勝ちにいきたいと思います」。