9月1日(日) 第1節 立命館大学 31−47 近畿大学

2019ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第1節

立命館大学 対 近畿大学

2019年9月1日(日) 13:00キックオフ
グラウンド:宝が池公園球技場
入場者数:1729人
天候:くもり/微風
レフリー:加藤真也(日本協会A)
アシスタントレフリー:西村純(関西協会) / 橋本唯人(関西協会) / 小島光明(関西協会)
ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:近畿大学 12福山竜斗
立命館大学 近畿大学
31 FULL TIME 47
7 前半 35
24 後半 12
詳細
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マッチレポート

開始前に雨が降り少し気温が低下するかと思われたが、かなり蒸し暑いコンディションでの第1試合、春のトーナメント4位の立命館大学と5位の近畿大学という、開幕節で最も勝敗予想が難しいと思われた対戦。

立命大のキックオフで始まった。開始早々、立命大はゴール前まで攻め込むが仕留めきれず、近大が切り返す。
前半6分、近大は、立命大のキャリーバックで得たゴール前5メートルスクラムのボールを1年生SH⑨田原慶人がCTB⑫福山竜斗にパスアウト、人に強いところを見せ、そのまま3人を引きずり右中間にトライ。自らゴールも決め先制する(0-7)。

14分にも近大、敵陣10メートル付近のラインアウトから右に展開、ラックからのボールをショートパスで繋ぎ、ギャップに走りこんできたCTB⑬中辻眞大にパス、そのまま40メートル走り切りゴールポスト下にトライ(⑫福山G成功 0-14)。
16分もまた近大、自陣22メートル付近からSO⑩河井優がWTB⑪宮宗翔にキックパス、60メートル走り切り左中間に飛び込む(⑫福山G成功 0-21)。
前半の20分で3トライを許した立命大、近大のショートパスに対してデイフェンスがやや混乱したか?だが26分、近大のハイタックル反則のアドバンテージの間にボールを繋ぎ続け、最後はSO⑩吉本匠からパスを受けたキャプテンCTB⑬片岡涼亮が右中間にトライ(CTB⑫藤高将G成功 7-21)。
ここでウオーターブレイクを挟み、ゲームが再開されたが、近大は33分に⑫福山が、終了間際の40分にはLO④坂上知志がトライを決め(ともに⑮福山G成功)、近大が28点のリードで前半を終える(7-35)。

後半は最初にトライを獲り、巻き返しのきっかけをつかみたい立命大だが。そうはさせないのが今日の近大だった。
2分、FB⑮中州晴陽が右中間にトライ(⑫福山G成功)、5トライ5ゴール差と近大が大きく引き離す(7-42)。
後半15分を越えお互いにしんどい時間帯だが、立命大は、15分(LO⑤横井達郎)、18分(WTB⑭藤井健太郎・⑫藤高G成功)、21分(⑬片岡)と3連続トライを返し、巻き返しを図るも、近大は33分にSH㉑北砂渓翔のトライでまた引き離す(24-47)。

最後に立命大⑫藤高が意地を見せるが、ここでゲームオーバーの笛が鳴った(31-47)。

MOMには、2トライ・6ゴールと勝利に大きく貢献した⑫福山竜斗が選ばれた。

近畿大学・中島茂監督
「立命さんには、今の4年生が1年生の時に競り勝ったが、ここ2年は連敗している。本日のメンバー23人中、半数近い11人が初めての(公式戦)ファーストジャージで緊張していたと思うが、リラックスして平常心で行けと送り出した。前半は予想以上にいい流れでトライが取れた。今年の目標は関西制覇だが、まだまだ力不足。一戦一戦、力をつけて、10回目の大学選手権に出て節目の年にしたい」。

近畿大学・川添公康主将
「今日の勝利は、チームを応援し、支援してくださった皆さんのお陰です。本当に感謝しています。春からアタックよりもデイフェンスに特化してやってきた。デイフェンスから自分たちのリズムを作るという、それは出せたと思う。前半は近大の時間で、後半は立命さんの時間になってしまった。この時間を以下に少なくするかが課題。ここで過信せず、次に向けてしっかりやっていきたい」。

試合後MOMインタビュー

フォトギャラリー

■撮影者:KRPU 渡辺隆夫

■撮影者:清水良枝