トップチャレンジリーグ 第1節
Honda VS. マツダ
2017年9月9日(土) 16:00キックオフ グラウンド:三重交通Gスポーツの杜鈴鹿 | ||||
Honda | マツダ | |||
53 | FULL TIME | 12 | ||
29 | 前半 | 12 | ||
24 | 後半 | 0 | ||
詳細(PDF) |
マッチレポート
今シーズンから新たに設けられたトップチャレンジリーグ。初戦はHondaの本拠地、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で残暑が残る晴天の中開催された。
トップリーグ再昇格を狙うHondaとトップ九州3位から入替戦進出に挑戦するマツダの開幕戦カードとなった。
昼間の暑さが和らいだ午後4時、ホームのHondaのキックオフで試合開始。
キックオフからHonda⑤スナイマンを起点に連続攻撃を仕掛けてHonda⑪生方が2分と6分に立て続けに2トライ。
その3分後、9分にはラインアウトモールから③具が3トライ目を奪う。試合を優勢的に支配するとみられたHondaだったが、前半13分キックカウンターからマツダ⑪村澤が中央のDFラインのギャップをつき、そのまま走り抜けてトライを奪う。また前半19分にはハーフライン付近カウンターラックからマツダ⑫金丸がボールを拾い左サイドを走り切り2トライ目を奪う。
このままマツダが試合の流れを引き寄せたかに見えたが、Hondaも前半27分にゴール前5mでペナルティを獲得。スクラムを選択したHondaの強力なFW陣にマツダが堪らずスクラムコラプシングを繰り返しHondaの認定トライとなった。これによりマツダ③金光はシンビンとなってしまう。前半終了間際にマツダが敵陣22m中央右付近でペナルティゴールを狙うも失敗。前半を29-12で折り返した。
後半、流れを引き寄せたいマツダだったがなかなかうまく攻撃を継続できない。後半開始早々2分にはHondaが敵陣10m左スクラムから右に大きく展開し、大外の⑭レメキがハンドオフでDFをかわしそのままトライ。
後半7分には小雨が降り出し、風も吹いてきたかと思うと今度は土砂降りの雨が降りグランドコンディションは前半と一変。Hondaはその後も主導権を握り続け敵陣ゴール前で戦い続けるも、最後の最後でミスが起きなかなかトライを取りきれない。一方のマツダはDFで粘るもペナルティを重ね徐々に陣地を失ってしまう。
そして後半2本目のトライが生まれたのは雨も止み始めた後半22分。Hondaは左ラインアウトから大きく右に展開し大外の⑭レメキにボールが渡りゲインすると、良いテンポのまま左に展開し、数的有利となった左サイドからトライ。その2分後にはHonda⑩ジャックが中央付近から右にキックパス。バウンドしたところを⑭レメキがキャッチしトライ。
完全に流れを引き寄せたHondaが48-12とリードを大きく広げる。更に後半28分には反則の繰り返しからマツダの④中居がシンビンとなると、Hondaがゴール前左ラインアウトモールからトライ。その後は両チームともハンドリングエラーから攻撃を継続できずに53-12、Hondaの勝利でノーサイドとなった。
Hondaは今季から始まったトップチャレンジリーグ1stステージ開幕戦を勝利で飾り、トップリーグ再昇格へ向けて順調な滑り出しとなった。一方のマツダは前半流れを引き寄せた場面もあったが計14回のペナルティが痛手となり、初戦を白星で飾ることはできなかった。
(文責:伊藤・石川)