12月11日(日) トップチャレンジ2第2節 中部電力 0-64 日野自動車

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トップチャレンジ2 第2節
中部電力 VS. 日野自動車

2016年12月11日(土) 14:00キックオフ グラウンド:鶴見緑地球技場 入場者数:1301人 天候:晴れ/無風
レフリー:町田裕一(日本協会A1)
アシスタントレフリー:立川誠道(日本協会A1) / 山本篤志(関西協会) / 大藪暢明(関西協会)
中部電力 日野自動車
FULL TIME 64
前半 33
後半 31

マッチレポート

2016年度のトップチャレンジシリーズのトップチャレンジ2はこの日が第2節。前節ではトップイーストで三菱重工相模原ダイナボアーズに次いで2位となった日野自動車レッドドルフィンズがトップキュウシュウ2位の中国電力を43-0で破り、トップチャレンジ1進出に王手をかけている。トップウェストでNTTドコモレッドハリケーンズに次いで2位となった中部電力は地元関西での開催だけに是非とも意地を見せたい。初冬の鶴見緑地球技場のスタンドは1,300人を超す熱心な社会人ラグビーファンに埋め尽くされ、その前で中部電力FB15番犬飼涼二のキックオフで幕を開けた。

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序盤は比較的静かな立ち上がり。しかしトップイースト・ディビジョン1の10チームによるリーグ戦で2位のとなった日野は百戦錬磨。ラインアウトでは相手ボールを連続して奪取するなどセットプレイでは中電を圧倒する。一方の中電も必死のタックルで日野の攻撃を遮る。

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均衡が破れたのは前半14分、自陣10ml付近で中電のキックをキャッチした日野はそのまま左に繋ぎ、最後はCTB13番片岡将が左中間にトライ。SO10番山道翔のゴールも決まり0-7と先制した。これで硬さがとれたのかここからは日野ペース。20分のFWによるトライを皮切りに37分までにFW・BKが一体となり前半だけで5T4Gを挙げ、0-33として前半を終えた。

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後半も日野のペースは衰えず、7分から38分までに5T3G。後半も中電をシャットアウトした日野が0-64と横綱相撲でトップチャレンジ2でのトップを決めた。
日野自動車は10Tを挙げた攻撃力は元より、第1・2節ともシャットアウトした守備力にも特筆すべきものがある。三菱重工相模原、NTTドコモ、九州電力というトップリーグの経験のある各チームに対してチャレンジャー精神で立ち向かってほしい。中部電力もトップチャレンジ1への進出の夢はついえたが、第3節でトップウェストの意地を見せてほしい。

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監督コメント

中部電力
遠藤一輔ヘッドコーチ

日野自動車については先週の中国電力戦も見てきて格上の相手であることはわかっており、その中でセットプレイ、ラインアウトの安定とキックで敵陣に入るというプランをしていたが、なかなかセットプレイでの圧力が強くディフェンスばかりになってしまった。最初のころはディフェンスも頑張ってきたが、やはり外国人選手を中心とした勢いのあるプレイにやられてしまった。来週は関西の代表として是非勝利して、良い形でシーズンを終えたい。

日野自動車レッドドルフィンズ
細谷直監督

トップチャレンジ2の2試合を失点ゼロで乗り切れたことは、トップチャレンジ1に入るための権利をしっかりと得られたという意味ではゲームの内容・スコアを含めて満足している。ただ1月3日から本当に厳しいゲームが始まるので、これから3週間しっかりと準備していきたい。

(記事:石川悟、丸井康充)

フォトギャラリー

撮影者:KRPU 前田寛文