マッチレポート
暑苦しさを感じる曇り空の下、早稲田大学のキックオフでゲームがスタート。
中盤から攻撃を重ねる早稲田大学は、精度が高く緩急をつけた仕掛けで徐々に前進する。前半3分、その連続攻撃から⑫守屋が抜け出し右に大きく動かし、⑪磯崎が左隅にトライ。幸先よく 5-0とする。
対する同志社大学は中盤からエリアの獲得を目指すがキックオフサイド、自陣での我慢の攻撃が続く。
それでも中盤で早稲田の反則を誘い、流れを掴む。
さらに50:22キックで相手陣22mに地域を進める。
早稲田大学は堅守で対抗、規律の取れた防御で地域を押し戻す。
その後も中盤での鍔迫り合いが続き、ウォーターブレイク。
再開後は同志社大学がハイパントで前進、チャンスを迎える。
早稲田大学は、しつこい防御が崩さず前進を許さない。
チャンスを伺う早稲田大学は中盤のラインアウトからロングスロー、⑥栗飯原が大きく抜け出しチャンスを迎えるが、同志社大学は落ち着いた防御を見せ対抗、依然スコアは動かない。
それでも前半27分、ペナルティーを獲得した早稲田大学はタッチキックで相手陣ゴール前のラインアウト、モールで前進すると②佐藤が押し込み右中間にトライ、10-0とリードを広げる。
その後、均衡が破れたかのように双方大きなゲインを見せる。
前半34分、早稲田大学は相手陣ゴール前まで地域を進めると同志社大学はたまらずオフサイド、⑨宮尾が速攻で持ち出し中央にトライ、コンバージョンも成功し17-0とする。
勢いのついた早稲田大学は、前半終了間際の39分にもラインアウトモールから②佐藤が右中間にトライ、22-0と早稲田大学がゲームを支配して前半が終了した。
後半開始の同志社大学キックオフがノット10mで早稲田大学のセンタースクラム、同志社大学ターンオーバーで取り返し会場がどよめく。
流れを掴みたい同志社大学は、相手陣22mから攻撃を仕掛けるも早稲田大学の防御が寸断、相手ゴールを脅かす。その後は中盤での攻防が続く。
後半10分、相手ラインアウトをスチールした早稲田大学は、⑬岡崎が抜け出し④細川が中央にトライ、コンバージョンも成功し29-0とする。
対する同志社大学は後半15分、キックの攻防からカウンターアタック、つなぎにつないで⑬ファイアラガが中央にトライ、コンバージョンも成功し7-29と反撃の狼煙をあげる。
勢いのついた同志社大学は、後半18分、またも自陣から巧みにボールをつなぎ相手陣ゴール前へ地域を進め、最後は㉑福岡が右中間に押し込みトライココンバージョンも成功し14-29と追撃する。
悪いい流れを断ちたい早稲田大学は、テンポの良い攻撃で得点に機会を窺うも同志社大学の圧力が上回りミスを誘う。
その後は中盤での攻防が続く。双方目まぐるしく選手を入れ替えそのままノーサイドにみえた後半39分、早稲田大学は中盤からの連続攻撃で同志社大学の防御を削りトライ、コンバージョンも成功し36-14で勝ち切った。
(文責:早坂一成 )