2018ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第3節同志社大学 対 関西学院大学
2018年10月28日(日) 12:00キックオフ グラウンド:宝が池球技場 入場者数:2630人 天候:晴れ/微風 |
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レフリー:サム・オレイリー(カンタベリー協会) アシスタントレフリー:大内想太(関西協会) / 岡本竜弥(関西協会) / 土田豊(関西協会) ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:関西学院大学 5杉原立樹 |
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同志社大学 | 関西学院大学 | |||
33 | FULL TIME | 40 | ||
12 | 前半 | 12 | ||
21 | 後半 | 28 | ||
詳細(PDF) |
マッチレポート
2018ムロオ関西大学ラグビーAリーグの第三節、昨年度6位ここまで2連敗の同志社大学と昨年度4位ここまで2連勝の関西学院大学の一戦。リーグ戦前の下馬評では断然有利の同大、ほとんどノーマークの関学大、大学選手権出場に向けてはどちらも落とせない一戦。
風下の同大のキックオフで始まった。風上の関学大は、キックでエリアを獲ると見せかけたが、果敢にオープンに回し、同大陣内22M付近まで攻め入る。そこから数分間、敵陣でプレーするも同大のディフェンスに阻まれる。同大は⑫永富晨太郎の個人技などで一気にエリアを挽回し、9分⑧服部稜が22M付近から相手を2人跳ね飛ばしゴールポスト下にトライ。ゴールは⑮安田卓平が決め、7-0と同大が先制。
その後、関学大も敵陣ゴール前まで迫るが、またしてもスコアができず。一方の同大は関学陣内に入ると、ゴール前5M付近ラインアウトからBKが右オープンで一旦ポイントを作り、巡目で⑨人羅奎太郎、⑩古城隼人、⑫永富とパスを繋ぎ、最後は⑭高野蓮が右中間に飛び込み、12-0とリードを広げる。
同大はこの2トライで前節までの悪い流れを払しょくできたかと思われたが、次は関学大だった。22分相手のオブストラクションの反則からゴール前5M付近からのラインアウトをクリーンキャッチ、あっさりとモールを押し切り⑤杉原立樹が押え、12-5と1本返す。。
その後すぐ、同大は敵陣22Mに入りマイボールラインアウトという絶好のチャンスを迎えるが、ノットストレートで敵にボールを渡してしまう。逆に関学大は小刻みにボールを繋ぎ、敵陣22Mに入ったところで、FWが執拗にラックサイドを攻め同大の反則を誘い、中央ゴール前7M付近でスクラムを選択。相手がコラプシングするや否や⑧野村祐太がPからGOで右中間に飛び込みトライ(32分)、㉒CTB西尾健吾がゴールを決め、12-12とゲームを振り出しに戻す。
その後、同大が果敢に攻めるも関学大が必死で防戦するという構図で前半は終わる。
後半はどちらが先制するかもポイント、こちらは関学大だった。㉓FB奥谷友規が相手のキックをキャッチ、自陣10M付近から敵陣ゴール前まで50Mをごぼう抜き、そのボールをFWがまたラックサイドを執拗に攻め、最後は⑤杉原が右中間に飛び込みトライ、㉒西尾がゴールも決め、12-19と今度は関学大リード。
この後、同大が攻めに攻めて、関学大が守りに守ってという時間帯が続いたが、17分、同大⑭高野が本日2本目のトライを右中間に、ゴールも決まり19-19とイーブンに。24分にも、⑭高野が本日3トライ目を奪い、㉒FB山本雄貴がゴールも決めて26-19と同大がリードする。
だが、この後すぐ、28分に関学大㉓奥谷がギャップに走りこんでトライ、ゴールも決め、26-26の同点とする。
あと残り10分の攻防となった。まずは32分同大⑲LO嶋崎晴也のトライ(ゴールも成功)で33-26とするも、またもや関学大FWがラックサイドを攻め、38分に⑱PR小西吾門がゴールポスト中央に押し込みトライ(ゴールも成功)し、33-33の同点に追いつく。
このまま同点で試合が終わるかと思われたが、同大のリスタートキックがまさかのダイレクトタッチ。関学大はセンタースクラムを選択し、恐らくラストプレーとなる最後のワンプレー、㉑SH芹井大幸から⑩房本泰治にパス、ループ気味に㉑芹井に戻し、それを⑭中孝祐にラストパス。⑭中が右サイドライン際を相手タックルを弾き右中間付近まで回り込んでトライ(ゴールも成功)。絵に描いたようなサインプレーを決め、33-40と最後は関学大が振り切った。
MOMには、本日2トライとチームの勝利に貢献した⑤杉原立樹が選ばれた。