マッチレポート
第3試合は、6年ぶりに出場の地元中部大学と、3年連続関東2区からの茨城大学との対戦となった。
茨城大学のキックオフ、中盤から⑪今泉の好走でチャンスを作る。
相手陣22m付近のスクラムから攻撃を仕掛けるが、中部大学はブレイクダウンで反則を誘い地域を押し戻す。
前半9分、中部大学は再度ペナルティーを獲得するとショットを選択、⑭水嶋が冷静に決めて3−0と先制する。
対する茨城大学は中盤、縦の攻撃から前進、中部大学の反則を誘い返す。
前半12分、⑫笹森がペナルティゴールを決めて3−3、お互いが主導権を探る。
最初のトライは、中部大学。
前半20分、中盤の攻撃から大きく左に動かすと数的優位を作ると、最後は、⑪井上が左隅に押さえトライ、8−3とする。
その後も中部大学がポゼション、テリトリーともに優位にゲームを進めるが、茨城大学がしつこい防御で応じる。
それでも中部大学は、前半30分、ペナルティーから速攻を仕掛け右に大きく展開、最後は⑭水嶋が右隅にトライ、13−3とリードを広げる。
対する茨城大学は、沈黙を爆発させるようなプレーを見せる。
前半34分、中盤から2つのノット・リリースザボールを獲得して前進すると、⑧久保木が右隅に押し込みトライ、8−13と追撃する。
それを振り払うように、中部大学は引き離す。
前半38分、ラインアウトモールから前進したラックから⑫加藤が左中間にトライ、コンバージョンも成功し20−8、このまま前半が終了した。
後半は早々に茨城大学がチャンスを作る。
センタースクラムから⑫笹森の好走で一気にゴール前へ地域を進め、FWが近場を攻め続けるも中部大学が堅守で対抗、トライを許さない。
中部大学は、ジリジリと地域を押し戻す。
中盤でもブレイクダウンで圧力をかける中部大学は、得点の機会をうかがうが、茨城大学のしつこい防御は健在で中部大学のミスを誘う。
均衡を破ったのは、茨城大学。
後半20分、中盤のルースボールの争奪から⑤池田が抜け出す。
中部大学は必死の防御で前進を阻むも走り切り、中央にトライ、コンバジョーンも成功し15−20と食い下がる。
対する中部大学は、再度ゴール前でのラインアウトからのチャンスを得るが得点には届かない。
それでも中部大学は、後半34分、キックパスが通りゴール前へ絶好のチャンスを作る。最後は㉓荒川が左隅に飛び込みトライ、25−15とする。
中部大学は茨城大学の反撃を寸断、相手陣でペナルティーを得るとショットを選択、⑮脇田が確実に決めて28-15、中部大学が準決勝へコマを進めた。
(文責 品野いっせい)