10月30日(土) 近畿大学 vs 関西学院大学

メンバー表 マッチレポート フォトギャラリー

2021ムロオ関西大学Aリーグ 第4節
2021年10月30日 11:45 K.O.
入場者数:1033人 天候:晴れ/微風
レフリー:須川 貴也(関西協会)
アシスタントレフリー:八木 聖也(関西協会) / 實野 隆一(関西協会) / 真鍋 翔太(関西協会)
近畿大学 関西学院大学
62 FULL TIME 35
22 前半 21
40 後半 14
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶近畿大学 13中洲晴陽

メンバー表

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近畿大学
総監督中島 茂
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR紙森 陽太4172107四条畷RS→大阪桐蔭
2HO金子 隼417098浜名湖RS→春日丘
3PR稲場 巧1175104生駒ラグビークラブ→近大附属
4LO松永 正喜2187117文の里中→尾道
5LO甲斐 登生3183107石切中→石見智翠館
6FL松田 翼3183100大塔中→熊野
7FL宮本 学武4178101東大阪ノーサイドRS→近大附属
8NO.8古寺 直希117193喜連中→石見智翠館
9SH松山 将輝416871大池中→大阪桐蔭
10SO半田 裕己217385四条畷中→天理
11WTB宮宗 翔418387伊丹RS→大阪桐蔭
CTB福山 竜斗416985大池中→天理
13CTB中洲 晴陽417488玄海Jrラグビークラブ→筑紫
14WTB植田 和磨117676明石ジュニアRS→報徳学園
15FB河井 優417381東大阪RS→日本航空石川
16Re.宮崎 賢輝317296長与ヤングラガーズ→長崎南山
17Re.長岡 幸輝417092大正北中→常翔学園
18Re.楠本 唯陽3178105シーカラグビーアカデミー→熊野
19Re.蔡 唯志117691東大阪朝鮮中級→大阪朝鮮
20Re.安居 一輝417091上宮太子中→上宮太子
21Re.福山 太陽217280大池中→滋賀学園
22Re.森元 翔紀316883伊丹RS→報徳学園
23Re.三島 琳久317592宝塚RS→大阪桐蔭
関西学院大学
監督小樋山 樹
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR浅井 海翔3168109蹉跎中→東海大大阪仰星
2HO平生 翔大1173103関西学院中→関西学院
3PR安達 朋樹2165105吹田RS→大阪桐蔭
4LO入江 元気3182102八幡
5LO野矢 健太郎2178103豊中RS→石見智翠館
6FL稲垣 直希117892帆柱ヤングラガーズ→石見智翠館
FL魚谷 勇波416885勝山中→東海大仰星
8NO.8松田 進太郎417598瀬田北中→京都成章
9SH坂原 春光316375蹉跎中→東海大大阪仰星
10SO齊藤 綜馬217083関西学院中→関西学院
11WTB加藤 匠朗217389関西学院中→関西学院
12CTB石山 夏祈418086東生野中→東海大仰星
13CTB塩谷 大417589箕面RS→京都成章
14WTB後藤 多輝416875伊丹RS→報徳学園
15FB奥谷 友規416771伏見中→京都成章
16Re.舘山 颯人317799清真学園中→清真学園
17Re.大東 将也3172104姫路RS→関西学院
18Re.豊永 慎之佑2176110ヤングウェーブ北九州→大分舞鶴
19Re.中道 優斗4180100関西学院中→関西学院
20Re.藤井 崇弘118298堺RS→石見智翠館
21Re.橋詰 学416977天理中学校→天理
22Re.奥平 湧418792三田ラグビークラブジュニア→尾道
23Re.佐藤 然217890守山東中→中部大春日丘

マッチレポート

秋晴れの鶴見緑地競技場。コロナ禍緊急事態宣言緩和による大阪で今季初の有観客試合は、期待を寄せるファン1033人が見守る中、関西学院大学のKOで開始された。

先制したのは近畿大学。
8分、相手ゴールポスト右ラックから右展開しWTB⑭植田和磨が右中間トライ、CTB⑫キャプテン福山竜斗のGも成功し7-0と幸先よく先制した。

一方、関学も19分、相手G前右中間ラックから左サイドを突いてHO②平生翔大が飛び込み、FB⑮奥谷友規のGも成って7-7とすかさず同点とした。

追いつかれた近大は27分、相手G前左ラインアウトからBKSも参加したモールを押し込んでHO②金子隼が押さえ12-7。

今度は関学が30分、G前右ポストにこぼれたボールをWTB⑪加藤匠朗が押さえてFB⑮奥谷のGも決まり12―14と逆転に成功した。

リードを許した近大は33分、G前20m左中間ラックからCTB⑬中洲晴陽が抜け出して中央にトライを決め、CTB⑫福山竜斗のGが成功して19-14と再逆転。

40分、関学は相手G前5m右ラインアウトからモールを押し込んでHO②平生がこの試合2回目のトライを左中間に押さえ、FB⑮奥谷のGも成功して10-21と2回目の逆転に成功した。

しかし近大はロスタイムに入った45分、関学の反則で得たPGをCTB⑫福山が確実に決めて22-21と再度の逆転に成功した。両チーム反則が目立つ内容であったが前半は近大リードで折り返した。

後半は、両チーム前半の修正が活かされるかが勝敗のキーポイントとなった。
後半も先手を取ったのは近大。6分、G前5m左ラインアウトから右展開し最後はCTB⑫福山が相手DFを突破し左中間にトライ、自身のGも成功し29-21。この試合、始めて7点以上の差がついた。
更に近大は12分、HL右ラインアウトから左展開し、ライン参加したFB⑮河井優が左中間トライ、CTB⑫福山のGも決まって36-21と引き離しにかかる。
なおも19分、近大は相手G前22m右中間ラックでターンオーバー、大きく左展開し右タッチ際をLO④松永正喜が走り切ってトライし、CTB⑫福山がGを決めて43-21と、前半の反省を修正し大きくリード。
その後も近大は28、32分にCTB⑬中州がトライ、GもCTB⑫福山が決めた。(57-21)。

このままでは終われない関学は36分、中央G直前の連続ラックから最後は33分FL⑥稲垣直希に替わった⑳藤井崇弘が抜け出しトライ、FB⑮奥谷のGも成功して57-28。
38分にも自陣22mラックから左展開しWTB⑪加藤匠朗が70mを走りきり中央トライ、FB⑮奥谷のGも成って57-35としたが時すでに遅し。

近大は43分にも相手陣22m左ラックから29分PR①紙森陽太に替わった⑰長岡幸輝が抜け出し左中間トライ。
前半は二転三転した試合だったが終わってみれば62-35でのノーサイドとなった。反則数で関学が近大を上回り、最後まで修正が難しいゲーム運びであった。POMにはインターセプトを含め3トライを上げた近畿大学CTB⑬中州晴陽が選ばれた。

会見レポート

関西学院大学
小樋山樹監督
本日の試合はこの1週間準備してきたことを選択してできたこともあったが、後半は特に入り5分10分のところでミスがあったりで、試合の流れが近畿大学に傾いていってしまった。

魚谷勇波キャプテン
後半、自分達がやりたいラグビーを近大がやって、自分達がやりたいことができずに自陣から出ることができず終わってしまった。

Q:前半は準備してきたことができていたけれども、特に後半にどのようなやりたいことを考えていたのか。
小樋山監督
敵陣でプレーする事ができなかった。キャプテンのコメントからも自陣から脱出できなかった。

魚谷キャプテン
自陣でのミスでペナルティをしてしまい、相手もキックの使い方が上手くてそこに対応できずに自陣に追い返されてしまった。

Q:キックオフで苦しんでいた印象があったが近大の嫌なところを教えてもらいたい。
魚谷キャプテン
前半の最後に相手が競ってきたところに自分達の準備が遅かったり、奥に蹴られると勘違いして相手ボールにされた。準備対応不足でそこは相手が一枚上で最後前半に3点とられたところもしっかり対応していれば終われていた。

Q: 大変勿体無い試合だったがその辺りの気持ちを聞かせてもらいたい。
魚谷キャプテン
私自身勝てた試合だったと思うし関学の選手も皆そう思っていると思う。でも勝ちきれないところで前半は皆よくやってくれたが特に後半のところでやられてしまい、全4試合負けているが皆感じている部分をもっているので残り3試合全力でいきたい。


近畿大学
中島茂総監督
リーグ4戦目だが関学はアップ・テンポのラグビーが身上とされるチームでブレイクダウンの攻防になると、そのようにさせないために皆と話をしてきた。先週の京都産業大学戦でセットプレーが安定していなかったので、スクラム、ラインアウトのマイボールでは100%の獲得を目指し最後は勝ちきったという内容だが、いとも簡単に5トライを許してしまったことが今後の反省材料になる。前半は競ったゲームになったが敵陣にいけばいいのに強引に無理なプレーから待ってカウンターされるケースも記憶している。後半は敵陣でに入ることと自陣では反則しないことが実行できたが、最後にミスがあったところでコミュニケーションが悪かったことが反省かなと思う。

福山竜斗キャプテン
ファーストコンタクトでディフェンス、アタックで圧倒しようとしたが自分達のエリアでミスをして前半は流れを変えられなかった。後半、しっかりと立て直して自分達の強みであるセットプレーとバックスの展開で得点を重ねたところは良かった部分であるがディフェンスで反省点が残り強化するところである。

Q:後半改善されていたがハーフタイムにどのような話をされたのかシンプルな印象であったがその辺を聞きたい。
福山キャプテン
前半でもしっかりアタックすれば得点に繋がることは自分達にも自信があった。後半は敵陣のエリアのなかで戦おうと落ち着いてエリアをとつて自分達の強みの中盤でのアタックで改善できたと思う。

Q:前半は硬くなっていたりとか、負け試合の次の試合であり精神的な部分はあったのか。
福山キャプテン
自分達にはそのような気負いはなかったが、一人一人が無理なプレーを選んでしまいシンプルにエリアを取ればいいところを無理やりこじ開けようとしたところが流れを持ってこれなかった原因だと思う。

Q:後半、福山君がおとりになったように聞いてるが個人的にどのようなことに心がけたか。京産大に負けたあとチーム内でどのようなミーティングをしたのか。
福山キャプテン
自分の縦プレーが警戒されているので、自分の裏を活かすプレーであったり、相手が速く出てきたら裏に蹴ったり、今日は落ち着いてプレーができた。京産大と対戦して負けてしまったが良い勉強になった。自分達のうまくいかない時間帯が多い中でのプレー選択であったり、ゲームの流れでもう一度学ぶことができたのでそこがプラスになった。

Q:シーズン4試合目になって回りの見えかたや自分のポジショニングで自分が好きなことができているのか。
植田和磨選手
1、2、3節と試合を重ねさせていただいて、天理戦と同志社戦で先輩のおかげで良いトライができ自信がつき、思い切ったプレーが出てきている。もう少しディフェンスの起点とかアタックの空スペースを見ることを自分の中で習得していきたい。

Q:監督、キャプテンは今日の試合を観た感じ植田君が良くなっている雰囲気を持っているか。
中島総監督
春に比べると体が随分頑健になってきたということでその事だけでも大学で通用すると本人も自信を持っていると思う。試合を重ねるごとに彼の持ち味であるスピード或いは決定力が存分に発揮できているのでそれが自信に繋がっている。将来を託せるプレーヤーだと思っている。

福山キャプテン
植田は1年生だが自分達が自信を持って託せるランナーで、植田やWTB⑪宮宗翔にボールを渡すことが自分達の得点源になっているので、そのウイング陣を活かしていきたい。

(文責 大阪府協会、南昌宏)


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■KRPU 萩原康夫
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